感性をとらえるAI『SENSY』が『WEBCAS』と連携しパーソナライズされたマーケティングを加速させる

ECのミカタ編集部

SENSY株式会社(以下「SENSY」)は、株式会社エイジア(以下「エイジア」)と業務提携を実施したことを公表した。

一人ひとりの感性を解析するAI『SENSY』

「感性を解析する」人工知能を開発する慶大発ベンチャーSENSY社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡辺 祐樹)は、インターネットを活用したマーケティングソリューションを提案するエイジア社(本社:東京都品川区、代表取締役:美濃 和男、東証一部上場)と業務提携を行った。

この提携により、エイジア社は「SENSY」連携専用のメールマーケティングシステム「WEBCAS e-mail for SENSY」の販売を開始するとともに、両社は共同でキャンペーンを展開する。

SENSY社が開発するパーソナル人工知能「SENSY」は、自然言語処理、画像解析技術などを組み合わせ、一人ひとりの感性を個別に解析するディープラーニング技術だ。

同社は、この独自技術を活用し、ファッションから食品、美容・健康食品、旅行などライフスタイル領域で幅広く、マーケティングや需要予測、レコメンドエンジン、接客エンジンなどを提供している。

O2Oで力を発揮するマーケティングプラットフォームへ

O2Oで力を発揮するマーケティングプラットフォームへ

このようにSENSY社は、自然言語処理、画像解析技術などを組合せ、ディープラーニング技術で一人ひとりの感性を個別に解析するパーソナル人工知能「SENSY」を開発している企業だ。

同社は、この技術を活用して複数のサービスを展開しているが、マーケティングの分野においては、商品やコンテンツなどを一人ひとりに合わせて個別に作成するダイレクトメール「パーソナライズDM」などのサービスを提供中だ。

一方の、エイジア社は、メールを中心とした多様なコミュニケーションチャネルを活用したマーケティングコミュニケーションシステム「WEBCAS」シリーズを提供している。

今回、SENSY社とエイジア社は、両社のサービスを連携し双方の顧客に提供するとともに、両社サービスの更なる付加価値向上を目指して共同で研究開発を行うため、業務提携契約を締結したのだ。

今後は、より多様化・複雑化する顧客のニーズに精度の高いOne to Oneコミュニケーションで対応する「AIを活用したクロスチャネル対応マーケティングプラットフォームへの発展を目指し、システム強化を進めていく方針だ。

AIによる施策のパーソナライズ化を進める

AIによる施策のパーソナライズ化を進める

今回の業務提携により、両社ソリューションの連携および販売両社はパーソナル人工知能「SENSY」とメールマーケティングシステム「WEBCAS e-mail」を連携し、「ユーザー一人ひとりの感性に合わせて最適化したメールコンテンツ」が配信できるソリューションを顧客企業に提供する。またエイジア社は、「SENSY」連携専用のメールマーケティングシステム「WEBCAS e-mail for SENSY」を販売開始する。

さらに両社は、パーソナル人工知能「SENSY」を活用してメールマーケティングの精度を高めるための共同研究・開発を行い、「人工知能による施策のパーソナライズ化」を、メールだけではなくLINEやDMなどの複数チャネルを柔軟に組み合わせて実行できるマーケティングプラットフォームの構築を目指し、共同で研究開発を進めて行く方針だ。

AI技術の進歩は目覚ましいものがある。その技術の進歩は、これまでAIが不得意とされてきたバイラルに関する分野にも応用が進んで来ている。今回の提携によってそうした先進AI技術が、個々の感性を捉えることによって、より精度の高いマーケティングが可能になるだろう。さらなる展開に期待したい。

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