LINEショッピング、流通総額は開始から2桁成長で2018年内1000億円を目指す

石郷“145”マナブ

 LINE株式会社(以下、LINE)は「LINEショッピング」に関して、先ほど、来期戦略のプレゼンテーションを行った。冒頭、執行役員の藤井英雄氏が「LINEショッピング」に関連して自ら所属する「O2O事業室」の中身について触れ『世界観としては「LINEショッピング」や「LINEデリマ」でO2Oを自由に選んで買えるというものを再現してきたい』と説明した。このことからもECをはじめとするオンラインだけでなく、オフラインでも展開していき、ショッピング全体に対してLINEが新たな価値を提案しようとしている並々ならぬ思いをここからも伺える。

 まず最初に振り返りを行った。現在会員登録数は1,000万人を越え、参加ブランドは200以上にも上っており、公式アカウントのフォロワー数は1470万人となっている。また、流通総額に関しては6月から123%増、127%増と言う具合に、2桁成長を続けていて、当初の目標として掲げていたオンライン・オフラインを合わせた流通総額1,000億円を目指すというものは、この成長の甲斐あって、2018年内には達成するのではないかとしている。

LINEショッピングを強化する施策が続々

LINEショッピングを強化する施策が続々

 毎月、このような結果を出し続けていることから、想定していなかったマーケティング手法も出てきているという。デモグラについての説明も行い、利用者の内訳として女性は74%、男性26%となっており、改めて、LINEショッピングはF1層が取れるメディアといっていいと話しており、今まで取りづらかった層を獲得できる強みに胸を張った。

 最近では、LINEを経由するよりも早く購入画面へと行けるように、スマホの画面上にホームアイコン追加させて、ショートカットさせる施策を行なっており、これも功を奏し、経由流通数は全流通額の30%を占めていると言うのだから驚きだ。

 LINEショッピングはある意味、アフィリエイトのような仕組みだ。これまでユーザーと企業を結びつける計測パートナーとして、ECに強みを持つリンクシェアやバリューコマースと連携をして来たが、今後はさらに、ゲームユーザーからの動線を作るべく新たなパートナーとしてiTunesアフィリエイトも加わるとも発表した。

O2OをLINEショッピングで促進

O2OをLINEショッピングで促進

 またO2Oを強化する方向性が強まる。この説明で、登壇した藤原氏が、自らの印象として「日本、アメリカ問わず、ネット通販からリアルな店舗へ、またその逆の継続まで繋げることができているところはない」と話している。その意味では、画期的な取り組みが始まる。

 リアル店舗計測も始めていく意向で、12月12日からディノスのアウトレットでトライ

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記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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