@cosmeビューティアワード潜入!可憐な木村文乃に酔う

石郷“145”マナブ

@cosmeで話題を集めたコスメに注目!

 株式会社アイスタイル(以下、アイスタイル)は、 2015年のビューティトレンドを総括する「@cosme ビューティアワード」を発表した。「@cosmeベストコスメアワード」は 実際に化粧品を使用したメンバーから@cosmeに寄せられたクチコミ投稿をベースに、今年@cosme内でどれだけ多くの注目を集めた商品かを公正にデータ化してランキング形式で発表するアワードだ。これにあたり、アワードでは、直接該当商品のメーカー企業に対して、松下奈緒さん、木村文乃さん、菊池桃子さんが表彰したのだ。

 当メディアでは、「@cosme」ならではの生活者視点に立った受賞ラインナップが化粧品業界及び美容業界からも注目されているという、その視点に立って、何が注目されているのかをここで見てみたい。

■@cosmeメンバーから今年最も支持されたアイテムに送られる《総合大賞》は、イヴ・サンローラン・ボーテの「ルージュ ヴォリュプテ シャイン」。

■@cosmeベストコスメアワードにおいて複数回 1 位にランクインし、ユーザーからの支持を不動のものとしたアイテムに送られる《殿堂入り》は、11商品。
 アルビオン「ハーバルオイル ゴールド」、アンファー「スカルプ D ボーテ ピュアフリーアイラッシュ」、牛乳石鹸共進社「カウブランド 青箱 (さっぱり)」、井田ラボラトリーズ「クリームチーク」、資生堂「スポッツカバー ファウンデイション」、シャネル「プードゥル ユニヴェルセル リーブル」、ニベア花王「ニベアクリーム」、ハウス オブ ローゼ「Oh! Baby ボディ スムーザー N」、モロッカンオイル ジャパン「モロッカンオイル トリートメント」、Panasonic「ヘアードライヤー ナノケア」、サンスター「VO5 スーパーキープヘアスプレイ<エクストラハード> 無香料」。

 今年発売された新製品の中から人気を集めたアイテム《新人賞》では、 メイクアップ新人賞として、コーセー「エスプリーク」などが選ばれた。

今年のコスメを総括!

 今年の総括としては、消費マインドは上向き、だが商品選びはさらに堅実・保守的になっているとした。今年の総合大賞のイヴ・サンローラン『ボーテ ルージュ ヴォリュプテ シャイン』は、昨年の「ベスト口紅 第2位」を経て今年見事「総合大賞」に輝いた。

 今年は「婚活リップ」というキーワードとともに、特に10 代・20 代前半の若年層のクチコミが増加。高価格帯の商品は 評判を見てからという、若者の堅実な商品選びが受賞の後押しとなったようだ。約 4 年ぶりの百貨店ブランドの受賞となり、消費マインドの上向きを感じさせる。

 さて、それでは、2015 年のビューティトレンドはどうだろう?1 品で複数の機能をもつ多機能コスメ、チアシードやココナッツオイルといったインナーケア、まるで上気したような血色感を演出するメイクがクチコミで話題になっている。

 またエイジング世代の女性たちに向けた新ブランドが多く登場し、エイジングケアへの意識がよりポジティブにより年齢相応の美しさを目指すようになったことも今年の特徴と言える。

 また、2015 年は包括的な意味での「コスパのよい商品」が改めて高く評価された。例えば、スキンケアでは「肌本来の」「強い美しさ」といった多機能性、抽象的効果をうたった商品が支持された。さらに、スキンケア効果の高いメイクアップ、トリートメントもスタイリングもできるヘアケア等、従来のカテゴリーを越えた多機能コスメの評価も高かったようだ。

 2008 年のリーマンショック以降は「価格の手頃さ」を表す言葉であった「コスパ」だが、価格はもちろん、効果感、使い心地、香り、配合成分、見ため・・・とより多くのベネフィットを実感できるということに重きをおくようになってきているようだ。

 2015年のコスメを振り返り、また、来年の自分をさらに磨きをかけるべく、女性たちの果敢な挑戦はとどまることを知らない。女性の美しさは永遠だ。コスメを扱う店舗は見逃せない。ここのコスメを見て、参考になればと思う。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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