助ネコ10周年にして変革の時 リニューアルを決意! ECを変える中身とは?

ECのミカタ編集部 [PR]

株式会社アクアリーフ 代表取締役 長谷川 智史氏
 上場商社の経理マンからエンジニアに社内転職。その後32歳でソフトウェア会社を設立。ネットショップ支援をきっかけに助ネコを展開。お客様とその先のお客様、社員の笑顔が何より大事という。ちなみにペットは、ネコではなくオカメインコ。

『助ネコ通販 管理システム』は今年10周年を迎えた。そして、節目である今年5月に『助ネコ』がリニューアルをして、受注管理の根本を変えていくという。一度使ったら手放せないと言われるだけの支持が「助ネコ」にはあり、地道にユーザー数を伸ばす最中で、なぜ今変革の必要があるのか。真相を追うべく、代表取締役 長谷川 智史氏にお話を伺った。

助ネコは、 店の受注処理の現場を変えてきた

 弊社の手掛ける受注管理システム「助ネコ」は、遡ること10年前、「木乃幡」というお菓子屋さんの強い後押しで、リリースされました。 「木乃幡」には、システムのアドバイスをしていて、その後、同店は楽天の「Shop Of the Year」を受賞するほどの店舗となり、殺到する受注を処理できるようにと、作ったのが「助ネコ」の原型です。同店は、このシステムを導入したことで、受注残が3週間分蓄積され、手がつかなかった状態を、わずか5日で解決。「助ネコ」の船出でした。契約店舗数が減る事はなく、着実に右肩上がりを続けました。

 とかくシステムを扱う会社は、沢山できることをアピールしがちですが、「助ネコ」は日が浅いパートの方であっても、自然とシステムを使いこなせる、ということを重視しています。そのうえで、使いこなすうちに、玄人好みの奥深さも備えていることに気づいてもらいたいのです。

「助ネコ」を貪欲に使いこなす事は、人々を仕事につい夢中にさせ、内なる意欲を高め、その人自体の力も向上させる。「人材」は成長して「人財」となることを、我々はこのシステムを通し、変わりゆくお店の方々一人一人の変化から学びました。そこまで、このシステムが人々の背中を後押しし、変えることができたら、もう各々の担当者目線は、もっと会社全体を見る経営者目線へと変わっているでしょう。それをする事こそ提供者としての本望です。

10年目にできることはきっとある。もっと最適に、使いやすく

 10年目を迎えた今こそ、大きく変わらなければと思いました。普段目にするウェブサイトですら、10年でサイトのUIが格段に進化しています。なのに、受注管理システムはどうでしょう。10年前には実現できなかった機能を備えることこそ、正当な時代の進化だと思います。

 リニューアルの中身を見ていきましょう。受注処理で意識しなければならないことは担当者ごとにあります。自分にとって必要な意識すべきポイントを正確に把握できれば、ミスは軽減します。

 そこで、エラーのある注文が自動で抽出され、修正が必要な注文だけを簡単に表示できるようにします。また、画面上の各項目にレ点チェックをつけ、紙の上でメモをする感覚で確認済・未確認の状況を目に留まるようにすることが出来ます。

 さらに、頻繁に利用する検索条件を保存して、ショートカット検索ができるようにして、「送料無料」「あす楽」など、担当者毎に必要なキーワードは、その担当者の管理画面ごとに固定され、毎朝のチェックが楽になります。

 今でも助ネコは、使いやすさで評価されていますが、個々人で異なるルーチン作業にあわせて、カスタマイズができる事で、使いやすさが向上します。

 他に、操作性の向上・効率アップを実現するため、店舗様の声をヒントにした案もあります。受注処理で大画面モニターを利用している店舗様が多いようなので、管理画面右端にホワイトゾーンを用意しました。そのスペースに、検索パネルや処理パネルを入れて、スクロールしても固定されるようにしているので、右端にいけば、それらの操作がすぐできます。

 右クリックを押すとメニューが出てくる機能も搭載します。これにより検索・処理パネルまでマウスを移動しなくても、チェックを付けたその場でメール送信や、受注の受付が可能になります。受注管理における、ひとつひとつの処理の手数を減らし、無くすことが、工数削減や使いやすさに繋がると考えています。

リニューアルで受注管理にもたらしたいのは何か?

リニューアルで受注管理にもたらしたいのは何か?

 最近、リッチコンテンツという名の下に、ウェブメディアで言うなら、見やすくかつ、使いやすく情報を吸収できるようと、ウェブ上での見せ方は色々できるように進化しています。だから、その感覚を業務処理の中に取り入れたら、これほど、見やすく、やりやすいものはないはずです。

 そして、作業工数を圧縮して店舗様が「販売戦略」を考える時間を確保し、更に個々のスタッフ様が経営目線を意識し、気付きを得ることが出来るようなインターフェースや機能を提供することが出来ないかと考えています。

 また、UIの変革に合わせて、処理の自動化も開発中です。例えば、1個だけならメール便で発送できても2個以上の購入だとメール便に入らず、宅配便で配送する商品について、「商品Aを2個以上購入している」という条件で切り分けて、目印になるアイコンを自動で付けられます。また、例えば「商品コードに特定の文言が含まれる」という条件で、外部倉庫発送用のステータスに自動で振り分けるなど、今までなら、基本処理がベースにあり、イレギュラーを目で確認し、手動で処理していたのが、自動化により処理を早く済ませられるようにしています。

 10年前で言えば、目で確認しやすいよう、エラーをわかりやすく表示できるシステムを作ることが、我々の使命でしたが、いまや、システムがやるべきはそこじゃなくて、自動化されることに重きが置かれるようになり、もう目で確認する作業すらなくなった。自動化により作業時間が圧縮され、そこで生まれた時間で、店全体としての『販売戦略』を考えたり、商品ラインナップを検討したりする時間を確保できるので、店の成長と多角化を踏まえた議論が出てくるでしょう。

 だから、10年目の変革は必要にして、必然なのです。システムで、きっと現場は変わると胸を張りたいですね。

「助ネコ通販」3つのポイント

1、パートの方でも、自然とシステムを使いこなすシステム
2、技術の進歩で、上下スクロールすることなく、操作ができる
3、思わず経営も考えたくなる、経営にも繋がるシステム提案も

<ECのミカタ通信 2017 SPRING vol.13より抜粋>

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