株式会社アピリッツSaaS部 セールスマネージャー　春山貴史氏

ユーザーがせっかくサイトに来ても、検索時点で商品の名前がわからなかったり、商品名の入力を間違ったりした場合、０件ヒットとなり、購入までたどりつけない。ASP型検索エンジン『Advantage Search』なら、蓄積したキーワードを分析して自動的に最適化し、こうした機会損失を大幅に減らしてくれる。運営元の株式会社アピリッツSaaS部 セールスマネージャーの春山貴史氏にお話を伺った。

検索からユーザーの行動を分析し、マーケティングにつなげる

　『Advantage Search』の機能の中でも、とくに好評をいただいているのが分析機能です。他の検索エンジンでは、キーワードごとに検索回数をチェックできる機能を備えているものは多いのですが、数を見るだけでは商品やサイト自体に対するニーズだけしかわかりませんよね。今後店舗を成長させていくためには、本当に効果があるキーワードを把握し、マーケティングにつなげていくことが大切です。

　そこで『Advantage Search』では、ユーザーが検索後にどのくらい詳細ページに流入しているか、またどのくらいカート投入、購入までたどりついたかを、キーワード別に見ることを可能にしました。また、検索経由の売り上げと全体の売り上げを比較したり、カゴ落ちがどのくらい起きているかも管理画面から容易にチェックすることができます。

　こうして本当に効果があるキーワードを把握することで、商品説明や広告において確実に刺さるキーワードを使えますし、ユーザーの行動結果からサイトの改善につなげることも可能です。

検索キーワードという強いニーズに対し、最適な商品を提案できる

　分析結果を利用した検索結果の「自動最適化機能」も好評です。これは実際に検索されたキーワード別に、多く見られている、もしくは買われている商品を検索結果上位に出してあげるというもの。たとえば複数のユーザーが「スカート」と検索した結果、何色かあるうちの黄色と緑の商品をよく買っている場合。その後「スカート」と検索された際に、黄色と緑のスカートを自動で上位に出してあげることで、CVRを上げられます。

　また、ある商品にたどりつくまでに入力された複数のキーワードを自動学習し、それらのキーワードが入力された時に該当商品をレコメンドする「オートリレーション機能」も便利です。たとえば複数のユーザーが「帽子」「茶色」といったキーワードで検索した結果、「バンガローハット」という商品がよく買われている場合。同じキーワードが入力された時に「バンガローハット」を自動的にサイトの目立つところに出してあげれば、購入につなげられます。

アクティブユーザーを失望させない「表記ゆれ」対策でCVRアップ！

　そもそも自社サイトまで来て検索してくれるユーザーは非常に能動的です。その行動をチェックし、購入に至るまでのボトルネックを把握し、サイトを改善していけばリピーターになってもらうことができるでしょう。

一方、こうしたユーザーは能動的なぶん、店舗に失望すれば離れていくスピードも早いものです。たとえば商品検索においてカタカナの商品名をひらがなで入力したり、複数キーワードの単語間に空白を入れずに入力するなどの表記ゆれが起きてしまった結果「０件ヒット」と出てくれば「じゃあ別の店舗で探そうか」となってしまうわけです。

　こうした機会損失を防ぐため『Advantage Search』ではキーワードの表記ゆれにも対応しています。ユーザーの入力する検索キーワードに、ひらがな・カタカナ・ローマ字、大文字・小文字といった表記の違いや誤記があったとしても該当商品をヒットさせることができるので、目的の商品にたどり着く可能性が格段に上がります。

キーワードは自動学習で抽出。手間をかけずに検索結果を最適化できる

　ある調査によれば、商品購入の際「サイト内での商品の探しやすさ」が購入に影響を与えると回答した層は約８割。とくに商品数が３桁を越えると手動では探すことが難しくなります。ですから商品を探す入り口となる、検索エンジンには力をいれる必要があります。

　とはいえキーワードの整備には膨大な手間がかかりますよね。『Advantage Search』の場合は自動学習でキーワードを抽出する機能があるので、サイトを運営される方の手間をかけずにユーザー目線に立った提案を実現することが可能なのです。

実際『Advantage Search』を導入していただいた企業のご担当者様からは「検索結果ページでの離脱率が３分の１になった」「半年で月商が１千万円アップした」「マーケティング部門だけでPDCAを回せるようになった」などといった声もいただいています。導入いただいたサイトは100サイト以上。スタートから８年が経ち、安定運用をさせていただいております。

　また、弊社ではサービス導入後も、お許しいただける企業様にはインタビューを行ってご意見を蓄積し、改善点があれば優先順位をつけて実行することで、さらなるサービスの充実につなげています。今後もバージョンアップをしっかり行いながらご担当者様の負荷を減らし、エンドユーザーにとっても便利なサービスを提供していきたいですね。

　なお弊社のASPサービスは他にも、在庫・受注・商品情報を一元管理できる『モールコネクター』や、口コミレビュー投稿の『VoiceLog』、プッシュ通知の『Push Tracker』などがございます。それぞれのサービスをさらに充実させていくことはもちろん、将来的にはサービス間の連携も行い、ワンストップでお役に立てるサービスの構築も視野に入れております。ぜひ注目していただけますと幸いです。