会話型コマース時代到来! Atouchで友だち登録者の6割が購入!?
顧客とのコミュニケーションツールとして、メールやSNSを取り入れているEC事業者は多いだろう。ただ、いざECサイトに流入した際に、IDやパスワードの再入力を忌避するなど、さまざまな原因で離脱するユーザーも多い。こうした課題に応えるのが、IRISデータラボ株式会社による「Atouch」だ。LINE上にネットショップを開設し、LINEだけで集客・販売・決済・リピート促進まで完結できる画期的なこのサービスについて、前回記事(※)に続き、同社執行役員の中村祐貴氏に改めて聞いた。今なぜLINEを活用した会話型コマースが有効なのだろか。
※関連記事:https://ecnomikata.com/original_news/35135/
今までのECサイトで実現できなかった3つの強み
──2022年3月に「Atouch」をローンチした背景を教えてください。
当社では大企業や自治体に向けたLINEマーケティングやコンサルティングサービスを行ってきているのですが、そのなかで、企業からも、ふるさと納税を行っている自治体からも「LINE公式アカウント内で通販を完結させたい」というご要望を伺うようになりました。
LINEは国内で約9,400万人以上が使用しています。単純計算だと人口の約75%が使用していることになりますが、15歳以下と80歳以上を除けば100%近くに上ります(※1)。「Atouch」はそんな、誰もが使うLINE上にネットショップを開設し、LINEだけで集客・販売・決済・リピート促進まで完結できる画期的なサービスです。
【参考文献】
※1:モバイル社会研究所「LINE利用率8割超え:10~50代まで8~9割が利用」(2022年5月16日)
──改めて、「Atouch」の強みは何でしょうか。
まず1つ目は「最短で買ってもらえる」ですね。通常のECでは、決済まで遷移するページは平均8回です。Atouchでは、QRやURLを用いて、直接アイテム表示ができるので、ONEタップで商品表示が可能です。そこから数タップで購入まで完了します。これはLINE社の方にもとても驚かれた機能です。
2つ目は、「IDとパスワードを設定する必要すらないこと」です。LINE公式アカウントの中で遷移して、購入までできますから。
3つ目は、「コミュニケーション」です。LINEって、そもそもコミュニケーションツールですよね。アメリカでは平均的な返品率が20%ある中(※2)、専門家と相談しながら買い物ができるECサイトの「CURATED」は返品率2%程度を実現しており、売上も前年比300%アップを続けています(※3)。いわゆる「会話形コマース」が、アメリカでは当たり前になりつつあります。ただ、日本ではわざわざそういったECサイトを作る必要はないと思います。日本には、LINEがありますから。そのLINEで会話形コマースを実現すれば、返品率だけではなく驚異的な購入率が実現できます。
実際に、驚異的な購入率の事例も出てきています。なんと「友だち登録者数の約6割が商材を購入」したんです(笑)。
【参考文献】
※2:The National Retail Federation「Retail Returns Increased to $761 Billion in 2021 as a Result of Overall Sales Growth」
※3:CB Insights「Greylock-Backed Curated Raises $39M To Expand Its 3-Sided Marketplace Model」
ZEROタップ、ONEタップでアイテム表示!無限の活用方法
──「Atouch」の活用事例を教えてください。
例えば、
・商品説明の紙に印刷されているQRコードを読み込んもらって、ZEROタップでアイテム表示する(LINEの友だち登録者も獲得できる!)
・LPに「購入ボタン」を貼っておいて、ONEタップでアイテム表示する(LINEの友だち登録者も獲得できる!)
・TVショッピングの下部にQRコードが掲載されていて、TVで見ていた商品をすぐに購入する事ができる(LINEの友だち登録者も獲得できる!)
こういったことが、全てできます。
さらに発展形としては「無人で、レジがなくて、帽子が並んでいる店舗。帽子の前にQRコードがあって、それを読み込むと買い物ができる」という、こんなこともできると思います。もちろん、帽子だけではなく靴でも、果物でも。
あ、それから、定期購入も対応可能です! この月額料金、この手数料率で定期購入を対応しているサービスは他にあまりないかと思います。
──「Atouch」はどのぐらいの料金で使えるのですか?
「Atouch」の初期費用は無料です。通常のECシステムでは、サイト側に支払う初期費用は無料でも、サイトを作り込む必要があるので制作業者に発注して数十万円のコストがかかりますが、Atouchは「商品登録」のみですので、制作コストもかかりません。
「Atouch」ではこうした費用が不要ですので、浮いたコストをLINE広告に回して、ユーザーを獲得してスタートダッシュをかけるなど、さまざまな戦略が考えられます。また、API連携による個別の開発も承っております。
「LINEでお買い物」を当たり前にする
──「Atouch」の今後について教えてください。
「Atouch」は爆速で開発を進めています。現時点で既に60の機能があり、2023年には150もの機能のアップデートを予定しています。事業者・ユーザー双方にとって利便性の高い機能を次々に追加していきます。
──最後に、この記事を見てくださっている方へメッセージをお願いします。
Atouchを使っている事業者ではいくつか成功事例が出てきていますが、会話型コマースはまだ国内では取り組んでいる事業者が少なく、大きなポテンシャルを秘めています。是非とも「LINE公式アカウント」と「Atouch」を使って、御社なりの会話型コマースの勝ちパターンを見つけていただければと思います。そういった意味でも、とても導入しやすい料金設定にしています。
私達は「LINEでお買い物」を当たり前にしていきます。ぜひセミナーへのご参加、問い合わせをお待ちしております。