■調査サマリー
- 緊急事態宣言解除後の6月3日から調査を開始
- 回答者の約8割が「売上に影響がある」と回答
- 70%以上が直近3ヶ月の売上が例年に比べ減ったと回答
- 約80%が今後の経済活動に不安を抱えている
- しかしながら60%以上は「新型コロナウイルスの影響後、新しく行なった施策は特にない」と回答
- そうした中でネットショップオーナーの半数近くが新型コロナウイルス感染拡大後に開設
■回答者の約8割が「売上に影響がある」と回答
「現在の業務における、新型コロナウイルスの製造影響、集客影響、配送影響、売上影響、心的影響を教えてください」という質問に対し、最も影響が大きかったのは売上で、回答者の77.3%が「大いに影響がある」「少しある」と回答しました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、自粛ムードや感染への不安が広がり、客足が少なくなったことが売上に影響していると考えられます。
また、心的影響では「大いに影響がある」「少しある」と回答した人が全体の73.5%にのぼり、先行きの見えない不安などメンタル面への影響も浮き彫りとなりました。「客足が減ったことによるコストカットで従業員数が減り、1人あたりの作業負担が大きくなり疲弊している」などの声がありました。
<<その他寄せられた声>>
・集客が減り、売上も前年比で60%前後に落ち込んでしまっている
・1ヶ月半売り上げが一切なかった。新型コロナウイルスを警戒するお客様も多く、早いお客さまだと2月に来なくなり、宣言前から苦しい状況だった
・観光地にあるため客の数が激減した
・外出を控えることでレッスンをお休みしたり、辞める方が出てしまう
・収入が0になったが、アルコール、カーテン等感染防止策により出費は上がる
■70%以上が直近3ヶ月の売上が例年に比べ減ったと回答
62.0%が「おおいに影響がある」と回答した売上影響ですが、直近3ヶ月の売上が例年と比べマイナスとなった事業者は全体の7割までのぼりました。
中でも平常時のマイナス50%以上の売上となった事業者が全体の4割近くと非常に厳しい経営状況が明らかとなりました。
直近の国内感染拡大による影響だけでなく、オリンピック延期やインバウンドの減少により打撃を受けていると回答する事業者もいました。
■全体の約80%が今後のビジネス活動に不安あり
「緊急事態宣言が解除されましたが、今後のビジネス活動に不安はありますか?」という今後についての質問では、「不安がある」と回答した人は全体の77.1%にのぼり、感染や売上減少の不安だけでなく、消費者ニーズの変化による市場の縮小化を不安視する意見も寄せられました。
しかしながら、「新型コロナウイルスの影響を受けて新しく行なった施策はありますか?」と聞いたところ、「特にない」と答えた人が64.9%となり、未だ対策をたてられていない事業者も少なくない現状が明らかとなりました。
■新型コロナウイルス感染拡大後のネットショップ開設が半数近く
こうした環境下で、注目を集めつつあるのが、ライブ配信、ネットショップ、クラウドファンディングなどのオンラインシフトです。
今回アンケート調査に回答した約4人に1人がネットショップをオーナーとして利用していましたが、利用者の43.5%が感染拡大がみられた2020年3月以降に開設をしており、急速にニーズが高まっていると考察できます。
さらに、そのうち79.3%が「新型コロナウイルス感染拡大がネットショップ開設のきっかけとなった」と回答し、対面での接客や受け渡しが必要なく、外を出歩く必要がないため消費者からのニーズも高いネットショップを打開策の1つとして利用増加していることがわかりました。
■ネットショップ開設サービスSTORESの4月開設数は3月対比150%以上、特に食品関連の開設数は400%以上
こうした緊急事態においてはスピーディーに対策をたてることが重要になるため、専門知識がなくてもかんたんに開設が可能であり、月額0円からはじめられる点から、STORESでも新規開設数が急増しています。
緊急事態宣言発令前の2020年3月と比べ、4月の開設数は150%以上と大きく増加しています。特に食品のカテゴリにおいては3月と比べ400%以上に、サービス業のカテゴリで500%以上に開設数が増えており、従来の物販の枠を超え、幅広くご利用いただいております。
開設数だけでなく、流通額も3月比150%以上となり、消費側のニーズの高まりも伺えます。
新型コロナウイルスは緊急事態宣言が解除された現在もいまだ収束せず、収束してもすぐに経済活動が元に戻るとは断言できません。STORESでは新型コロナウイルス感染拡大後にネットショップを新規開設、積極的なSNSなどでの発信を通し、落ち込んだ売上をカバーする動きも見られます。
収束後に予見される様々な変化、新型コロナウイルス以外にも様々な未曾有の非常事態を見据えて、柔軟に変化していくことが今の時代を生き残る重要な要素となりそうです。
■STORESの新型コロナウイルス感染拡大に対する取り組み
STORESでは新型コロナウイルスの影響を受けお困りの方に対し、様々な取り組みを行なっております。ぜひご興味のあるものがございましたら、お問い合わせください。
・ネットショップ開設サポート
緊急事態宣言の解除後も影響を受ける事業者が少なくないと考え、新型コロナウイルスの影響を受けお困りの方に対するネットショップ開設サポートを、6月末まで期間延長しています。
新しくネットショップを開設するオーナー様に対し、最大2ヶ月分のスタンダードプランの無償提供と専属スタッフによる開設支援をさせていただき、4月のサポート開始からこれまでに数百件のショップ開設をお手伝いさせていただきました。
詳しくはこちら https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000023357.html
・MUSIC UNITES AGAINST COVID-19
本プロジェクトは新型コロナウイルス感染拡大の影響による政府からの外出自粛要請により、目の前の収益を上げることができず閉業の危機が迫っているライブハウスをはじめ、活躍の場を失ったアーティストなどエンターテイメントをとりまく業界全体の未来を支援すべく発足しました。
支援の仕組みはスピーディにECストアを開設することが可能なサービスSTORESをご利用いただき、支援者が支援したい地元のライブハウスや、なじみの施設を選んで支援できる形で設計しました。
詳しくはこちら https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000023357.html
・ネットショップ開設支援のwebセミナー実施
6月中、毎週木曜日にSTORESのご利用を検討されている方に向けてWebセミナーを開催しています。STORESのサービスや機能についてはもちろん、ネットショップ作成サービスの違いやネットショップ市場の動向までわかりやすく解説いたします。
詳しくはこちら https://officialmag.stores.jp/entry/2020/06/05/145036
■新しくネットショップをオープンしたオーナーさま事例
実店舗を休業、ネットショップでジャムやシロップを販売!奥山いちご農園
岡山県で50年近くいちごを栽培する「奥山いちご農園」さん。糖度を高めたいちご本来の甘さが人気で直売所やカフェには県外からのお客様も多くいらっしゃいます。
4月8日よりお客様への感染リスクも考え、直売所、カフェともに休業。STORESにていちごジャムやいちごシロップを販売いただき、実店舗と同じほどの売上を出されています。
「1からECサイトを構築することも考えていましたが、お客さんにいちごの美味しい時期にお届けするにはスピーディーに開設することが重要でした。自由度が高く、私たちのこだわりをちゃんと伝わるようにしたかったのもSTORESを選んだ理由の1つです。売上が戻ってきただけでなく、新しいお客さんと出会う機会ができました。」
地域のごちそうを、食卓で。打撃を受ける宿泊施設や飲食店を支援するTASTE LOCAL
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、旅行客が大幅減少し、ホテル・旅館をはじめとする宿泊施設や飲食店は大きな影響を受けています。感染拡大防止や客足が減ったことにより、休業を余儀なくされている施設も少なくありません。そんな宿泊施設・飲食店を応援するショップ「TASTE LOCAL」ではおうちにいながら全国の食を味わうことが可能です。
メディアでも紹介され、人気を博している「浜の湯名物 金目鯛姿煮」は一日数量限定であるにも関わらず、わずか1ヶ月で1000件以上の注文が入りました。
「個人情報管理や購入決済など、自らで構築しようとすると膨大な時間がかかりますが、たった1週間で高い品質のネットショップを作成することができました。」
■調査概要
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020/06/03〜2020/06/09
対象:性別:男女・その他含む / 年齢:20代〜50代
回答数: 524名
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