手順は?注意点は?初心者必見!ECサイトの作り方

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気軽に買い物が楽しめるネットショップは、いまや人々の生活になくてはならない存在だ。ネットショッピング市場の拡大に伴い、新たにECサイトを展開したいと考えている人や企業も非常におおい。そこで、本特集ではECサイトの制作方法について、手順や作る際に気を付けておきたいポイントなどを詳しく解説する。

自分に合った方法を選ぶことが大切!ECサイトを制作するための4つの方法

ECサイトの制作方法は大きく分けて「ASPカート」「ECパッケージ」「クラウドEC」「オープンソース」の4つです。どの方法を選択するかによって要件や必要となる費用は変わってきます。

ASPカートとは、ネットショップで商品を購入するときに使用されるショッピングカート機能で、小規模でも利用しやすい点が特徴です。初期費用や月次費用が0円、販売手数料のみのサービスもあります。低コストでネットショップの構築や運用サービスを受けられるところもあり、初心者でも安心して始めやすくなっています。

次に、ECパッケージとは柔軟にカスタマイズできるショッピングカートで、他店との差を付けた独自性のあるネットショップを作りたい場合に便利に利用できる方法です。拡張性が高く充実した機能を持った、規模の大きなECサイトも構築しやすくなっています。ただし、導入コストやランニングコストがかかりやすく、一般的には年商1億円以上の企業向きです。さらに、クラウドECも主に年商1億円以上の企業が利用している方法で、クラウド環境でECサイトの運営・管理ができ、カスタマイズやシステム連携が可能となっています。ECパッケージと異なる点はシステムに最新性があることです。

最後に、オープンソースとは無償公開されているECサイトの構築システムをいいます。原則サポートがないため、トラブルなどに対して自己責任での構築が必要ですが、構築費用がかからず、技術さえあれば改良や再配布なども自由に行えます。

ECサイト制作のための3つのステップと必要な制作期間

ECサイト制作のための最初のステップは運営における目標の明確化です。まず、どのような商品を販売するか、加えて、その商品の売上目標についても明確にしておかなければいけません。制作から直近期間の目標を掲げるだけではなく、3年先を見据えて定めることが必要です。先のことまで考えて売上目標を決めることにより、自社に合った制作方法を決めやすくなります。

たとえば、副業としてECサイトを活用する予定があり、売上目標として月商10万円ほどを目指しているのであれば、必要最低限の機能が揃っていれば大丈夫です。BASEやSTORS.jpのような簡単にECサイトを制作できる無料のASPカートで対応できます。しかし、月商数百万円が目標であれば、ある程度の機能がなければ運営や管理が難しくなるため、有料のASPカートを検討するEC事業者は増えていきます。有料のASPカートなら在庫管理の機能や顧客管理の機能などが利用できるからです。

一方、年商1億円以上になると、ECパッケージやクラウドECを検討するEC事業者が多く見られます。顧客管理機能、在庫管理などに関わるバックヤード機能、販促活動につながる集客施策や外部ツールとの連携などが必要となるからです。

ECサイトを制作する目的を明確化し、どのようなECサイトを作りたいかを具体的にイメージします。ターゲットを定め、自社の強みや差別化をはっきりとさせて、全体のイメージを明らかにすることも必要です。コンセプトの定義ができたら次に決めるのが要件です。定めた目的を確実に達成するために必要となる機能を具体的に挙げていきます。たとえば、予約販売を視野に入れてECサイトを立ち上げるのであれば、予約機能は必須です。また、サイト上でのオンライン試着やデザインのカスタマイズ機能を設ける場合には商品シミュレーション機能が必要となります。制作するECサイトに必要となる機能は、実際に顧客が利用するシーンを想定することで自然とわかってきます。

制作期間の違い

これらのステップをきちんと踏むことでECサイトの制作が可能となりますが、制作方法によって完成までの期間に違いが出るため注意しましょう。最も短期間で制作できるのが無料ASPカートです。最短だと2分で制作でき、BASEを利用すればメールアドレスとパスワード、ショップURLを登録するだけで開設できます。次に、制作期間が1~3カ月ほどとなるのが有料ASPカートです。利用したいASPカートを選んだらECサイトの画面を制作し、商品の登録を済ませ、最後に受注から発送までにかかる一通りの流れを確認したら終了となります。最後に、ASPカートに比べて制作に時間がかかるのがECパッケージとクラウドECです。3カ月~半年ほどの制作期間を要します。独自のカスタマイズをするためにはシステムの構築をしなければならず、要件定義から設計、開発、システムテストなどが求められるからです。

何を準備しておくべき?ECサイトの制作に必要なものとは

ECサイトの制作で用意しておくべきものは主に3つあります。1つ目が、コンテンツです。コンテンツとはサイトの内容のことで、充実した魅力あるコンテンツであるほど訪問者を増やしやすくなり、売上アップにつなげることができるようになります。コンテンツは購入意欲を高めさせる内容でなければいけません。どれだけ多くの商品が公開されていても、情報量が十分ではない商品だと消費者が集まりにくくなります。消費者に商品の購入を促すためには、商品そのものの情報だけを載せるのではなく、関連情報も併せて公開すると効果的です。たとえば、食品を販売するのであれば、その食品を使用して作れるレシピの紹介も掲載するとよいでしょう。また、洋服であれば、その服を魅力的に見せるコーディネート例を紹介するのも方法です。また、商品情報は、誰がどの商品を見てもわかりやすいように構成することもポイントとなります。そのためには、サイズなどについてすべての商品情報の表記を統一化するのも手段です。

2つ目に準備しておくべきものが商品写真です。詳細な商品情報が掲載されていても、写真がないと消費者はイメージをつかみにくくなり、購入を躊躇してしまうことがあります。実店舗とECサイトの大きな違いは、商品を実際に見られるかどうかです。実際に見たり手に取ったりできない分、大きさや素材感などがわかりやすい写真の掲載に努めましょう。

3つ目に必要なものがサーバーです。一般的に見ると、ASPを利用しているECサイトが多い傾向にあります。ただし、先で紹介したように、必要とする機能などによってはASPでは対応が不十分となる場合もあるため、自分に合ったサービスを利用しサーバーを選ぶことが大事です。

依頼するのはお得?ECサイト制作を制作会社に依頼することのメリットとデメリット

ECサイトを制作するには制作会社に依頼するという方法もあります。依頼する場合であってもイメージ通りのサイトを作ってもらうためには、事前にECサイトのコンセプトや目的を明確にしておくことは必要です。また、下記で紹介している制作会社に依頼することのメリットやデメリットもきちんと踏まえたうえで依頼を検討することも大事となります。

メリット
制作会社に依頼するとリソースの確保が可能となります。ECサイトを開設できたとしても、構築後の運営でリソースを充分に確保できるかは重要です。また、専門知識や制作経験を持った社員がいなくても質の高い独自性を持ったECサイトが作成できる点も魅力です。ECサイトは数多くあるため定型的なものでは消費者を集めにくくなります。さらに、過去の豊富な制作経験があれば、ECサイトの作成実績から知見を得ることも可能です。

デメリット
制作会社のなかにはECサイト運営の知識がないところもあるため、気を付けて選ばなければいけない点はデメリットです。依頼先によっては運用しにくいECサイトができ上がってしまう可能性もあります。

失敗したくない!ECサイトの制作を制作会社に依頼する際に押さえておきたい5つのポイント

ECサイトの制作依頼で失敗しないために、次の5つのポイントを押さえておくようにしましょう。

①どのようなECサイト制作の必要があるのかを明確化すること
そもそも依頼する側がどのようなECサイトを制作する必要があるのかを明確にしておかなければ、制作会社もどのようなECサイトを作りたいのかイメージしにくくなります。また、依頼先の候補が複数ある場合には、希望を明確化し統一した内容で打診することで、返ってきた条件や見積もりの比較がしやすくなります。

②でき上がりのECサイトの修正や運用はしやすいか
ECサイトは一度でき上がったら終了というものではなく、実際に運用していくなかで修正点があれば日々改善していくことが必要です。そのため、その後も修正や運用がしやすいものを制作してもらうことは大事となります。修正や運用がしづらいと作業負担が無駄にかかり、ほかの業務に支障をきたしてしまうことがあるからです。

③ECサイトの制作や運営時の集客に知見のある制作会社か
ECサイトが制作して終わりとならないのは、随時、消費者の需要に合った集客をしなければいけないことも理由となります。最初の制作の段階でも、その後の運営のなかでも、消費者が商品を探しやすく集客しやすいECサイトを作ることは重要です。集客に知見のある制作会社に依頼しないと、後で何度も修正が必要になるなどしてコストやリソースが無駄にかかってしまう可能性があります。

④参考になるサイトをいくつか用意しておく
自分がどのようなECサイトを制作したいのかを制作会社によりわかりやすく伝えるためには、参考になるECサイトを用意しておくとよいでしょう。ECサイトのデザインイメージが全体的に似ているものだけではなく、部分的に気になるサイトがあったときにも、参考例として持っておくとイメージをスムーズに伝えやすくなります。たとえば、色使いや商品ページの見え方、使用したい機能などもチェックポイントです。

⑤ECサイト制作の予算を決めておく
事前に予算立てをしておくことも大切です。依頼すると、当初予定していなかったカスタマイズなどで費用がかかるケースがあります。ECサイトを制作していく段階でにカスタマイズ費用が想定以上にかかって費用が足りなくなってしまったと慌てないためにも、事前にどのようなところに費用がかかるのかを把握しておくことは大事です。また、制作後にもサーバー代や保守点検費用などランニングコストが発生する場合もあります。事前に予算を組んでおくことが大切です。

これまでECサイトの制作や相場感覚、ご依頼の注意点などについてお伝えしてきました。ここからは、ECサイト制作をしている支援企業をご紹介します。

頼れるパートナー企業:株式会社エイト・バイ・テン

ECにおいて商品写真は必須となります。しかし、商品写真のクオリティには十分な配慮をしないことも多く“商品は良いものだから、商品写真に凝る必要はない”と考えてしまうEC事業者も少なくないです。しかし、実際に商品を手にすることのないECでは、写真のクオリティが売上げを左右します。EC用の商品写真撮影に長年の実績があり、豊富なノウハウをもつ株式会社エイト・バイ・テン(以下、エイト・バイ・テン)の代表取締役であり、カメラマンでもある池畑 直樹氏にお話を伺いました。

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頼れるパートナー企業:株式会社Japonline

ECサイト構築は、ASPカートやオープンソースを利用することで、コストを抑えながら導入できる。しかしその分、利用できる機能や連携サービスにはどうしても制限がある。大手のパッケージを利用すればその自由度は格段に高くなるが、コストも高い。自社のニーズに応じた機能をもつECサイトを、コストを抑えながら作りたい。そんなおいしいところ取りができるECシステムを提供しているのが、株式会社Japonlineだ。同社の代表取締役社長 山口 諒太氏に、そのシステムの特徴や開発背景、どのような活用がされているのか伺った。

ECサイトをオーダーメイドする!ほしい機能に応えるサイトを、中小企業でも導入しやすい価格で


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頼れるパートナー企業:株式会社エスアイアソシエイツ

ECサイトを運営する上で課題となる「人手」と「予算」。サイト制作、商品仕入れ、広告運用、発送業務など業務が多岐に渡るECサイトを「どう運営したらいいのか?」とお悩みの企業も多いのでしょうか。また、利益があがらないまま運営を続けているECサイトも多く存在しています。そこで今回は、こうした企業の悩みを解決する成果報酬型のネットショップ運営支援サービス「ショップアシスト」を運営する株式会社エスアイアソシエイツに訪問。同サービスについて、マネージャーの瀧田新之輔氏と事業部長の岡本崇弘氏に話を伺いました。




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頼れるパートナー企業: 株式会社クロフトクラフト

ECサイトは、企業の成長とともに機能を拡張していく必要がある。しかし拡張の際には従量課金され、大きな手間と時間がかかることはスタートアップの企業にとって大きな痛手となる。そこでカートシステムには珍しく、プランごとに価格が固定されているクラフトカート(運営・株式会社クロフトクラフト)に注目してみた。



従量課金・データ移管必要なしのECカートを紹介。スタートアップから大手企業まで充実の機能搭載


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頼れるパートナー企業: 株式会社アライバルクオリティー

得意先企業が売上を上げ成長することが、日本の未来につながる。そんな大きな視点で、EC企業を含む国内の多数企業のWebサイト制作に携わってきたデザイン会社がある。それが株式会社アライバルクオリティーだ。同社は創業当初から、即時的な効果、テクニック重視になりがちなWebサイト制作運営において、長期的に企業の価値を高めることを重視してきた。創業のきっかけからサービスの強み、今後の展開まで、株式会社アライバルクオリティー 青木 亮氏、串尾 知洋氏、浦瀬 諒氏に伺った。




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まとめ

ECサイトを制作するためには、事前にどのような方法があるかを知り、自分に合った方法を正しく選ぶことが大切です。また、手順をしっかりと把握し、スムーズな制作を心がけることも大事となります。さらに、制作に必要となるものは前もって用意しておくと効率的です。制作に不安があったり、より効率的に質の高いECサイトを作りたかったりする場合には、ECの専門知識があるスタッフがいる制作会社に依頼するのも方法となります。

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