楽天市場の「商品画像登録ガイドラインの必須化」と出店者の声

竹内長

ECのミカタで実際に問い合わせがあったお悩みに、お答えしていきます。
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今回の改訂の内容とは

2018年7月19日(木)に楽天から出店店舗に、「商品画像登録ガイドラインの遵守必須化に伴う改定」についての案内がありました。

◆変更点
1)非推奨としていた以下3項目を禁止に
 ①テキスト要素占有率21%以上
 ②枠線の利用
 ③幾何学模様やデジタルパターン、目立たせる目的の奇抜な色の背景の利用

2)商品画像の背景には、写真背景か単色白背景のみを使用

◆遵守事項もしくは禁止事項に違反した場合
2018年10月1日(月)以降は、違反点数の加点対象。2018年中は加点猶予期間とし、2019年1月より違反画像を利用の店舗に対し違反点数の加点を開始。

改定の理由は、「商品のさがしにくさ」を解消するためですが、ECのミカタに店舗から様々な声が届いております。

出店店舗様の声(一部抜粋)

◆今まで楽天の営業担当が文字をでかく入れるよう指導してきたのに、
 いきなりこのルールが発表されて戸惑っています。

◆繁忙期に画像修正を強制されて、年明けには加点。
 商品掲載数によって猶予期間に違いがあってもいいのでは?

◆これまで登録してしまった画像の修正は勘弁してほしい。

◆早く修正対応できないと減点、罰金で退店に追い込まれそうなので、
 今週中に非適合画像通知レポートがほしい。

◆再撮影が必要なため、コストも時間もかかります。少人数で行っているので、
 この作業をねじ込むと、他の業務に支障が出てきます。

◆お店の個性を大切にしているのが、「楽天」なのに、今回の改訂により、
 お店の個性が失われてしまいます。「Amazon」との違いって何でしょうか?

◆商品が探しにくいのは、本当に商品写真が原因なのでしょうか?
 データなどいただけると納得できるのですが、、、。

EC運営コンサル会社の意見

GIVE&GIVE株式会社 代表取締役 松原 吉輝氏

今回、なぜ楽天と店舗でこんなにずれが生じてしまったのでしょうか?
EC運営コンサルのGIVE&GIVEの松原氏にお話しを聞いてみました。

「2018年1月の楽天カンファレンスから、「商品ページのサムネイル画像について(上記のガイドラインの)方向でやっていきます」と、楽天側からアナウンスはございましたので、当社では「突然の発表」という認識はございませんでした。

この本質的な問題は、
1)楽天社内において、「楽天市場」と「楽天ECC」の戦略の統一性がないこと
2)その「楽天ECCの担当者」と店舗側のコミュニケーション不足
3)通常業務で手が回らず、楽天ECCにすべて任せてしまったこと
の3つだと思います。

当社では、やむなく目立つように画像作成している店舗もあれば、白抜きにして、画像の20%以内の文字表現にとどめようとしている店舗もあります。

前者の店舗さんは、画像修正しないといけないので大変ですが、わかったうえでやってました」

※実際にGIVE&GIVEがコンサルしたEC事業者様の声
 https://ecnomikata.com/original_news/19165/

ECのミカタが想うこと

調べていて感じたのは、ECCと店舗のコミュニケーション不足が発生しているんだなということです。伝えていたつもりでも店舗には伝わっていなかった。そういうコミュニケーションエラーがあったように感じました。

一方で、楽天の情報に敏感になり、事前に準備をしていたので、驚いてもいない店舗がいるのも事実です。売上の大きな店舗ほど、こういう情報に敏感で、その対応も早いです。

改めて【ECのミカタ】として、そういうコミュニケーションエラーによる情報格差が発生しないようなフェアなメディアになっていかなければならないと強く感じました。このメディアを見ていれば、どの地域でも、どんなに忙しくても、必要な情報は手に入る。そういうメディアを引き続き目指していきたいです。


著者

竹内長

ECのミカタを通じて、EC・通販企業様に役に立つ情報をお届けできればと思います。EC業界を日本の代表産業とするべく、日々活動に取り組んでいます。