【事例紹介】コンバージョン率82%!?SMSが見せた底力

樋口 綾

こんにちは、CM.comの樋口です!弊社はSMSをはじめとした、メッセージ配信プラットフォームを世界中に提供していると同時に、自社でもプロダクトをフル活用しています。

先日弊社オランダ本社は、新型コロナウィルス対策を世界13ヶ国にいる社員へSMSで一斉配信しました。その結果、24時間以内に82%がSMSに記載されていたリンクをクリックし、その内の58%はSMSを受信して1時間以内にクリックしていたことが分かりました。本ブログでは、どのようにしてSMSが配信されたかご紹介します!

SMSはECでも督促や休眠顧客掘り起こし、配送通知、会員登録時の二段階認証など、さまざまな場面で活用できますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

SMSを緊急連絡の手段として選んだ理由

2月下旬からイタリアで新型コロナウィルスの感染者が激増したことをきっかけに、オランダ本社には各国の社員から出勤や外出、出張に関する問い合わせが集中しました。本社は早急に全社員に向けた感染拡大防止対策と地域ごとの細かい指示を作成し、一斉配信の準備をしました。

本社の人事部は、新型コロナウィルスに関する悪質なスパムメールやマルウェアが横行しているため、メールでの連絡は危険と考え、安全かつ高開封率のSMSを社員一斉通知の手段として選びました。

SMSの文字制限なんて関係ない

SMSに詳しい方は「たった全角70文字(半角160文字)で緊急連絡ができるのか?」疑問に思ったかもしれません。しかし、弊社のユニークなSMS配信プラットフォームにおいては文字制限の壁などなく、むしろ文字以上の情報伝達力があります。

さらにSMSに詳しい方なら「SMSで長文を送ると、1通あたりの単価が高くなるのでは?」と思ったでしょう。そんなことはありません。通常の1通あたりの送信料でたくさんの情報が送れます。

なぜなら、弊社のSMS配信プラットフォームではモバイル専用のランディングページを無料で作成できるから。つまり、メッセージはいつも通り文字制限内のテキストを記載し、詳しい情報をランディングページで表現すればいいのです。

実際に送られてきたSMSの文面がこちらです。SMS内のリンクをクリックすると、SMS配信プラットフォームで作成したランディングページへ飛びます。

SMS本文

SMS本文

訳:社員の皆さまへ。下記のリンクより最新のコロナ情報及び対応策、今後の外出・出張に関する制限、RIVMが公表している北ブラバント州住民へのアドバイスを確認してください。

※RIVM…オランダ国立公衆衛生環境研究所

ランディングページ

ランディングページ

SMSに記載されていたリンク先がこちらです。ドラッグ&ドロップだけで簡単に作られたランディングページです。

▼ランディングページ作成機能の詳細
https://ecnomikata.com/pr/25335/

24時間以内のクリック率82%!

SMSの開封率とクリック率、コンバージョン率の高さは世界的に証明されています。しかし、今回の社内一斉通知で改めてSMSの効果を実感しました。

社員(受信者)の82%が24時間以内にSMSに記載されていたランディングページへのリンクをクリックし、その内の58%は受信して1時間以内にクリックしていたのです!

ちなみにこのSMSは日本時間の深夜1時半に届いていて、私は朝7時に開封してリンクをクリックしました。もし、この連絡がメールで来ていたら他のメールと混ざってしまい、朝一に確認することはなかったと思います。恐らく、夜〜朝にかけて届いていた他の仕事メールを確認している途中で見つけていたでしょう。もしプライベートのメールアドレスに届いていたら気づくのは午後以降になっていたはずです。

私が以前勤めていた会社は安否確認システムを導入していました。会社メールと個人メールに安否確認のメールが届き、メールに書いてあるリンク先をクリックして安否を登録するものでした。専用のアプリをスマホにダウンロードするタイプを導入している会社もありました。

メールに来るタイプは、完全にメールボックスに埋もれてしまい気づかず、会社から安否確認の電話がかかってきました。しかも、会社の代表電話や部署の電話番号とはまったく違う、050から始まる電話番号だったので何回か無視しました。何度もかかってきたので出たら安否確認でした…。

アプリタイプはスマホの機種変更をした時にダウンロードを忘れていて、通知を受けることすらできませんでした。

いずれも私にも否があるのですが、SMSなら私のような社員でもちゃんと確認する可能性が高いと言えます。大切な連絡は、開封率の高い手段がいいですよね!

だいぶ話が逸れましたが、社員へSMSで緊急連絡をしたことで、社員の混乱を防ぎ、安全を確保することができました。また、冒頭で申し上げた人事部への個別の問い合わせが減り、結果として人事部の業務負担の軽減にも繋がりました。

たった5分でランディングページ作成とSMS送信を完了できる

SMSは携帯を持っている相手に超手軽に送信できます。必要なのはエクセルで作った携帯電話番号リストとわずかな時間。だいたい5分もあれば、テキスト作成、ランディングページ作成、送信まで終わります。

【ステップ1】アドレス帳を作る

まず、SMSを送りたい相手の携帯電話番号リストをSMS配信プラットフォームのアドレス帳に登録します。登録したリストにはグループ名をつけて管理しやすくします。例えば「コロナウィルス社内連絡」や「202003_全社員リスト」のように。

なお、社外の人に送る場合はSMSもメルマガのようにオプトインの取得が必要です。オプトインに関しては、総務省の特定電子メール送信の適正化等に関するガイドラインをご参照ください。

【ステップ2】ランディングページを作る

【ステップ2】ランディングページを作るランディングページ作成画面

次に、SMS配信プラットフォームでランディングページを作成します。ランディングページには、テキストだけではなく、画像や動画も差し込めます。ドラッグ&ドロップでき、記載する文章さえ作ってあれば、数分で終わります。テキストや画像、動画、QRコードの挿入など基本機能は無料で使えます。アンケート機能は有料ですが、ランディングページで顧客の声を集められるので、利用しているお客様からはとても人気です!

【ステップ3】SMSを配信する

【ステップ3】SMSを配信するメッセージ作成画面

最後に、SMSの配信設定をします。何度も送る可能性がある場合はタイミングを問わない文面でテンプレートを作るといいでしょう。SMSのテキストには、ステップ2で作ったランディングのリンクを忘れずに挿入しましょう。

もちろん、作成したランディングページのリンクだけではなく、好きなリンクを記載することができます。長いURLでも心配いりません。配信プラットフォーム内でURLを短縮できます!

後は送信ボタンを押して完了。配信したい日時があれば、日時設定も可能できますよ。

到達率や開封率を確認し、的確なアクションを!

SMSを配信したら、管理画面で配信結果を確認しましょう。到達率、開封率、リンクのクリック率が分かります。誰に届き、誰が開封し、誰がクリックしたかまで把握できるので、未到達だった人やいつまで経ってもクリックしない人にはメールや電話でフォローができます。

その際、相手の携帯電話番号が古いことが原因だと判明した場合は、相手から最新の携帯電話番号を入手しましょう。

とにかく簡単だから試して欲しい

いかがでしょうか?

SMSはECでも督促や休眠顧客掘り起こし、配送通知、会員登録時の二段階認証など、さまざまな場面で活用できます。弊社のSMS配信サービスは初期費用、月額費用がかからないので、いざという時の備えとして導入できるのがポイントです。

SMS配信プラットフォームを体験してみたい方は、お気軽にお問い合わせください!

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著者

樋口 綾

CM.com Japan株式会社/デジタルマーケティングマネージャー
慶應義塾大学総合政策学部卒業

イベント代理店にて金融・医療・IT業界のマーケティングイベントのプロジェクトマネージャーとして5年勤務。その後、大手飲食店検索サイトやヨガ・フィットネスメデイアにて、B to Cマーケティングとコンテンツ企画に3年携わる。フリーランスの企画・ライターを経て、2020年よりCM.com Japanのデジタルマーケティングマネージャーとして奮闘中。趣味は暗闇フィットネスとYouTube。ゲームとアニメとお酒が好き。

CM.com Japanのウェブサイトでもマーケティングやプロダクトに関するコラムを書いてます!
>>https://www.cmtelecom.jp/