ECのミカタがフロー図を作った理由! 売上拡大には業界の流れの把握が効果的

ECのミカタ編集部

ECのミカタではこの度、「EC業務フロー図」をリリースいたしました。これは2023年6月末にリリースした「EC業界相関図2023」を、より有効に活用していただくためのホワイトペーパーであり、「EC業界全体を理解することで、事業をより効率的・効果的に発展させていただきたい」という思いで作成したものです。この記事では改めて「EC業務フロー図」の狙いと活用方法について、お伝えいたします。

EC事業・EC業界に発展させるためには何が必要かの議論を重ねた

ECのミカタではこれまで、EC業界の発展を目指すべく、さまざまなホワイトペーパーを作ってきました。年数を重ねるうちに、EC業界全体が急速に変化し、いつの間にか新しい流れが生まれる速度もどんどん上がってきているのを感じています。

一方で、根幹的な部分──例えばエンドユーザー(顧客)を中心に考えるなど──は不変です。

こうした中、「EC事業者の皆様が事業を発展させるためには何が必要か」「EC事業をサポートする企業の皆様が開発した新たなソリューションを有効活用していただくにはどうしたらいいか」「業界全体を盛り上げていくため、エンドユーザーの皆様にはどのようにECの利用価値を届けていけばいいのか」を若手中心に考えるに至りました。

議論を重ね、「まずはEC業界全体を理解することが、重要なのではないか」という一つの結論に至りました。一見「当たり前」のように思えることですが、コロナ禍を経て、EC業界は確実に変わってきています。「なんとなく」ではなく、「現在地」を知ることは、とても重要なことと思いました。

他にどんなサービスが必要か、自社に何が欠けているのか

他にどんなサービスが必要か、自社に何が欠けているのかhttps://ecnomikata.com/knowhow/39899/

そこでまず、「EC事業を行う上で、どのような連携が発生するのか」を、一目見てわかる形にしたいと考え、作成したのが今回のフロー図です。EC初心者の方、詳しくない方でもぱっと見て理解していただけるようにすることを強く意識しました。

またもう一つの狙いとして「EC業界相関図掲載企業がどのような場面で役立つサービスを展開されているのか」の理解が少しでも進むようなものにしたいという思いがありました。

今後、これらの内容を解説する記事やサイトも企画していますが、まずは視覚的に捉えていただければと思います。

ECのミカタで「EC業務フロー図」を実際に作成してみてわかったことがあります。それは、「サービスに関しては、一つひとつを調べることで理解ができても、なぜそれが必要になるのかまでは、これまでの記事では説明しきれていなかった可能性がある」ということ。あるいは、「他にどんなサービスが必要か、自社に何が欠けているのかを理解してもらいにくい」ということでした。

一つの業務が何のために発生するのか、それが売上にどうつながっていくのか、事業成長にどうつながるのかが理解できるようになれば、間違いなくEC業界全体の発展につながると考えています。

逆を言えば、「どんなサービスがあるかが分からなければ、どのような業務が発生するのかが理解できない」わけで、その意味では「EC業界相関図2023」が役立つものと思います。

「EC業務フロー図」活用方法のまとめ


1.サービスの連携を把握する
 EC業務全体が見えない、企業規模によっては部署割になっていてマーケや販促は分かるけれど物流、バックオフィスは分からない、ということが起きるかと思います。でも、ECは全体感を持ってそれぞれの業務がどこに影響を与えているのか、それを理解することが、「自分たちが目指したい事業の在り方」につなげられるものと思います。まずは連携を把握してみてください。

2.組織体制、人員配置を決める
 全体の連携が把握できると、自分たちが現在どういう組織体制なのかも整理されてくるものと思います。その際、「どういう配置をしなければならないのか」を決めていただき、アウトソースするのか、社員が担当するのか、アルバイト・パートを採用するのかなどまで決めていくことができれば、すばやく変化に対応できると思います。その結果、人件費にしても組織の作り方にしても、力の入れどころが変わってくるでしょう。


今後はより詳細がわかる記事も展開予定です。

EC業務フロー図


著者

ECのミカタ編集部 (EC no Mikata Editorial department)

ECのミカタ編集部。
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日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。