【徹底解説】Amazon出品 クーポン作成方法と効果的な3つの活用術①【前編】

アグザルファ株式会社

こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!

今回のテーマは「クーポン」です。
2023年10月14日(土)~2023年10月15日(日)にAmazonプライム会員限定のセール「プライム感謝祭」が開催されましたね!日本では今回が初めての開催となるため、Amazonユーザーからも注目が集まる大きなイベントになったかと思います。

さらに11月にはブラックフライデー、12月には年末商戦と、Amazon全体でも集客増加が見込まれる時期が続きました!ここで売上を最大化させるためには、セール施策が重要となってきます。数多くの商品が出品されているAmazonの中で、自社の商品を購入してもらうために外せないのが「セール」の施策です。

Amazonで利用できるセールにはいくつか種類がありますが、「クーポン」を活用されたことはありますか?

・クーポンが作成できる条件が知りたい!
・クーポンの設定方法がよくわからない…
・どんなとき、どんな商品にクーポンを設定すると効果的なの?
と、実は少し不安なAmazon出品者様もいるかと思います。

そこで今回は、2023年時点の最新仕様も踏まえた「クーポンの作成方法と効果的な3つの活用術」について解説いたします!

「クーポン」をうまく活用することで、ビッグセールでの売上アップや、新商品発売のスタートダッシュなどにも役立てられるので、ぜひ最後までお読みください。

今回は、【前編】として、Amazonクーポンの概要、クーポンの作成方法についてです!
【後編】につきましては、Amazonクーポン作成時の注意点やおすすめのクーポン活用術について解説いたしますので、下記を併せてご覧ください。
【徹底解説】Amazon出品クーポン作成方法と効果的な3つの活用術②【後編】
https://ecnomikata.com/column/41865/

「Amazonクーポン」についてより詳しく聞きたい場合は、
お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
https://bit.ly/2omhn4b

Amazon クーポンの概要

Amazonのクーポンは付与したい商品や期間を出品者自身で設定が可能で、セラーセントラルより出品者自身で作成することができるセール施策です。

セール価格の設定や、各種タイムセールなどと同様に、クーポンの作成にあたってもメリット・デメリットや利用条件があります。

ここではそれぞれを簡単に解説いたします。

クーポンの表示例
メリット・デメリットの解説に入る前に、Amazonにおけるクーポンとは一体どういうものを指しているのか、クーポンの対象となっている商品はユーザーからどのように見えているのか確認してみましょう。

設定されているクーポンは以下のページ上で表示されます。

・検索結果一覧

・商品ページ

・クーポン特集ページ

タイムセールやセール価格、ポイントなどと同様に、ユーザーにとって目立ちやすく訴求されていることがわかりますね。

クーポンのメリット・デメリット
次に、クーポンを作成した場合には以下のようなメリット・デメリットがあります。

■メリット
・アクセス数の増加
・購入率の向上

前述したとおり、検索結果一覧やクーポンの特集ページで目立って表示されるため、通常時よりもアクセス数が増加するメリットが挙げられます。

さらに、商品ページ上でも専用のバッジが表示されているので、購入率の向上も期待できます。

■デメリット
・引換手数料が発生

タイムセールにおいても「参加手数料」が発生するものがありますが、クーポンでは「引換手数料」が発生します。
クーポンの引換手数料とは、ユーザーがクーポンを利用して商品を購入するごとに発生する手数料で、1回のクーポン利用で購入ごとに「60円」がかかります。クーポンを取得した時点では手数料が発生しないため、あくまでクーポン利用による購入時の「引換」手数料となっています。

これらのメリット・デメリットを正しく理解したうえで、戦略的に活用していくことがクーポンを活用するカギとなります。

クーポン作成の条件
クーポンを作成するためには、アカウント全体と対象商品それぞれで以下の条件を満たしている必要があります。

<アカウントの条件>
・大口出品者アカウントを所有していること
・出品者評価で3.5以上またはまだ評価を受けていない

<対象商品の条件>
・商品レビューがついていない商品
・商品レビューがついている商品の場合は、レビュー件数によって以下の基準となる
(1)レビューが1〜4件の商品の場合、評価の星の数が平均2.5以上
(2)レビューが5件以上の商品の場合、評価の星の数が平均3以上
・商品のコンディションが「新品」である

※以下の商品はクーポンの対象外となっているのでご注意ください。
・中古品、コレクター商品、認定再生品(整備済み品)
・本、ミュージック、ビデオ・DVD
・デジタルPCソフト
・不快感や嫌悪感を与えるような不適切なコンテンツが商品詳細ページに掲載されている商品

参照:セラーセントラル ヘルプページ「クーポンの利用資格」

Amazon クーポンの作成方法

クーポン作成にあたっての利用資格や条件が確認できたところで、クーポンの作成手順について解説いたします。

クーポンの作成方法は以下2通りの方法があります。

・セラーセントラル上で入力する方法
・専用テンプレートから一括作成する方法

・セラーセントラル上で入力する方法

(1)セラーセントラルトップ>広告>クーポンを選択します

(2)「新しいクーポンを作成」をクリック

(3)対象となる商品を選択し、「次へ」をクリック

・推奨商品:Amazonが自動的に推奨する商品を表示されるので、その中から選択
・カタログを検索:商品名かASINで検索し、商品を選択※一つのクーポンには、最大200個のASINを登録できます。

(4)詳細な項目を入力

■スケジュール
開始日と終了日を選択します。
入力している当日からクーポンを有効にしたい場合は、当日の日付を選択できます。
ただし、クーポンが商品ページへ表示されるまでは最長6時間程度かかる場合があるので注意が必要です。
また、2か月以上先の期間を開始日に設定することはできません。

※ヘルプページでは「6か月」と記載されていますが、2023年9月時点では2か月以上先の日付が選択できなくなっています。

■割引を設定
割引金額か割引率を選択します。
割引金額:クーポンによる割引金額を入力
割引率:クーポンによる割引率(%)を入力 ※最低5%~最大50%の範囲

■必要に応じて「利用回数を購入者1人につき1回に制限します」にチェック
チェックを入れない場合は、同一購入者が繰り返しクーポンを利用することができます。
初回購入限定とする場合や、予算に限りがある場合はチェックを入れましょう。

■予算を設定
予算は、「クーポンによる割引金額」と前述した「引換手数料」の合計が該当します。
※下限¥10,000と上限¥1,000,000,000

詳しい内容は、「クーポン作成時の注意点」で注意点を踏まえて解説しているのでご確認ください。

■クーポン名を入力
商品ページやカートでクーポンの規約をクリックした際に、ユーザーへ表示されます。

なお、ガイドライン上では不快感を与えるような語句、割引率の入力が禁止されているほか、プライムデーやブラックフライデーなどイベントに関する語句の入力も禁止されています。

■ターゲティング
「すべての購入者」か「Amazonプライム会員」のいずれかを選択します。
基本的には「すべての購入者」で問題ないですが、セールの実施をあまり公にしたくない場合や、限られた予算でクーポンを作成したい場合などは、「Amazonプライム会員」を選択すると良いでしょう。

(5)「確認」から各項目の内容を確認し、内容に誤りが無ければ画面右上の「送信」をクリック

専用テンプレートから一括作成する方法
(1)セラーセントラルトップ>広告>クーポンを選択します。

(2)「一括作成する」をクリック

(3)「テンプレートをダウンロード」をクリック

(4)ダウンロードしたテンプレートに必要項目を入力
■A列~D列

A列:ASINリスト
クーポンの対象とする子ASINをセミコロン(;)で区切って入力します。(上限2,900件の子ASIN)
※2023年8月頃から、一つのセル内には最低でも15件の子ASINが含まれていないと一括作成ができなくなっています。

B列:割引のタイプ( 割引額または割引率を選択)
C列:クーポンの割引率 ※B列で「割引率」を選択した場合に入力
D列:クーポンの割引額 ※B列で「割引額」を選択した場合に入力

■E列~J列

E列:クーポン名
F列:クーポンの予算
G列:クーポンの開始日
H列:クーポンの終了日
I列:利用回数を購入者1人につき1回に制限する
「はい」か「いいえ」を選択
J列:対象区分
「すべての購入者」か「Amazonプライム会員」を選択

(5)「ファイルを選択」から入力したテンプレートを選択し、アップロードをクリック
アップロード後、最近のアップロードからステータスを確認しましょう。

※アップロードしたファイルにエラーがあった場合
ステータスファイルをダウンロードして記載されている内容のとおり修正を行い、再度アップロードしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、【前編】として、Amazonクーポンの概要、クーポンの作成方法について解説いたしました。

【後編】につきましては、Amazonクーポン作成後のエラー対処方法や注意点、おすすめのクーポン活用術について解説いたしますので、下記を併せてご覧ください。
【徹底解説】Amazon出品クーポン作成方法と効果的な3つの活用術②【後編】
https://ecnomikata.com/column/41865/

以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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著者

アグザルファ株式会社

【Amazonコンサルティングのパイオニア企業】
アグザルファは、2011年より国内初となるAmazonコンサルティングを開始いたしました。Amazonコンサルティングのパイオニア企業として長年にわたり多くのクライアントの売上拡大を実現してきた確かな実績や知見があります。

【元Amazon社員が設立、Amazon内の受賞実績も多数】
代表は元Amazon社員でAmazon在籍時には入社してから退社に至るまで5期連続のトップセールスを獲得。ベンダーや海外販売のサポートを含め、中小企業から大手企業まで多くのクライアントのサポート実績を持ち、「Amazonランキング大賞」や「Amazonマケプレアワード」、「Amazon.co.jp販売事業者アワード2022」、「Amazon.co.jp販売事業者アワード2023」など数々の賞を受賞しています。

【アグザルファ独自の戦略 "Amazonに最適な施策"】
アグザルファの「Amazon専門コンサルティング」は目先の一時的な売上を追い求めるたけではなく、長期視点で安定した売上最大化を図る戦略を重視し、各カテゴリや商材ごとに"Amazonに最適な施策" を実施しています。弊社独自のAmazonシステム調査やAmazon社との連携を活かした早期の情報反映を含め、多くのクライアントから高い信頼を獲得しています。


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