【第2回】知っておきたい!ECサイトへのUGC活用の効果とは?
UGCとはUser Generated Contentsの略です。
一般の人がブログやInstagram、Facebookなどにソーシャルネットワーキング上に投稿されたコンテンツのことを指します。
ECサイトの売上向上を狙う中で、UGCがどの様な効果をもたらしているのか、今回は「UGCの画像」という側面からその効果を考えてみたいと思います。
第1回では、そもそもECサイトにおいて、画像がユーザーにとってどの様に認識されているのか、ECサイトにおける画像の位置づけを確認しました。
▼第1回の記事はこちらから
http://www.ecnomikata.com/column/detail.php?id=16296
第2回では、一般人が投稿した画像(UGC)がユーザーにとってどの様にみられているのか、また、その画像はECサイトにどの様な効果をもたらしているのかといった観点からECサイトとUGCの関係をご紹介します。
UGCの商品購入・来店促進に対する影響力は?
上の表は、有名人のInstagram投稿を見て具体的に「商品を購入した」、あるいは「店舗を訪れた」人の割合を示したものです。投稿を見てから具体的な行動にまで移した人の割合は合計48.8%(※1)でした。
※1「商品を購入した」・「店舗を訪れた」と回答した人の割合の合計
一方、有名人ではなく一般人のInstagram投稿を見て具体的に「商品を購入した」、あるいは「店舗を訪れた」人の割合は、合計で38.3%(※2)でした。
※2 「商品を購入した」・「店舗を訪れた」と回答した人の割合の合計
一般人の投稿は、有名人の投稿ほど商品購入・来店促進に対する影響力はないものの、その影響力は全くゼロでないことが上の表から見て取れます。
ECサイト上でもInstagram投稿は見られている
上の図は、弊社サービスを使い、
Instagram上の投稿を出力したWebページのヒートマップです。
※図の下部にInstagram投稿を出力しています。
※暖色に近い場所ほどユーザーが見ている場所を表しています。
ご覧いただくと、
全体のうちページ下部にあるInstagramを出力している箇所が赤く、
暖色を帯びている様子が分かります。
Webページ全体の中で比較しても、Instagramの投稿画像を出力している箇所に暖色が集まっており、ユーザーがInstagramの投稿部分を見ていることが分かります。
この企業様ではInstagram投稿をWebページ上に表示させることでユーザーに見てもらうコンテンツをつくり、Webサイト上の直帰率を115%改善させました。
また、化粧品ブランドのRICE FORCE様にて、Instagram上の投稿をWebページに反映させた例では、数値面での効果としてWebページ上の滞在時間が約2倍に伸長し、CVRは1.6倍に向上しました。
この様に、UGCをWebページに表示させることは、Webページに、
■Webページの滞在時間の伸長と直帰率の改善
■CVRの改善
といった効果をもたらします。
その背景には、ユーザーがInstagram上の一般人の投稿(情報)を信頼できる情報源として認識し、
「表示されたコンテンツを見るうちに自然とWebサイト上での滞在時間が増加→投稿中の画像やテキストあるいはコメントから商品・サービスに関する興味関心を持つ→気になるページへと回遊するうちに商品を購入」といった行動を引き起こしていることがあげられます。
いまSNSの中でも注目を集めているInstagramは、
ハッシュタグを使うことで、一般人の方の投稿を収集・表示させることができるサービスが複数存在します。
一般人の投稿を表示させることで、上記の様な効果がWebページにもたらされるのであれば、CVRを改善する手法として一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
次回は、さらに導入事例をご紹介しUGCの活用イメージをご紹介させていただければと思います。
ご不明点がございましたらお気軽にお申し付けください。
お問いわせ:http://bit.ly/2yXfQoU