SmartNewsにC CHANNELが追加、ECで動画は必要か

ECのミカタ編集部

C CHANNELの縦長動画に注目

 情報発信ツールとしての、動画の役割が大きくなってきている。スマートニュース株式会社が提供する、日本国内で購読者数2,800万人を超える「SmartNews」に、C Channel株式会社が提供する「C CHANNEL」が独自チャンネルを開設した。

 「C CHANNEL」 は、料理やヘアメイク、ネイル、DIYなど女子の知りたいを動画で紹介していくメディアであり、今年6月の動画再生数は1億7,000万回を超える規模まで成長している。

 その人気の秘密としては、ターゲットである女性のニーズに応える情報を発信していることはもちろん、クリッパーと呼ばれるタレントやモデル、そして一般ユーザーがスマートフォンを使って縦長動画を撮影し、毎日20本程度の動画クリップを更新していることがあげられる。

 また、”縦長動画”というところも大きなポイントだろう。今までの動画といえば、横長動画が一般的であったが、横長の動画であるとスマートフォンの向きを変えて閲覧する必要があるので、動画の見づらさが問題だった。

 しかし、「C CHANNEL」 のように縦長動画であれば、「SmartNews」のチャンネルとして新たに加わっても、ニュースを見た画面のままで動画を見ることができる。

 そして、新たに「C CHANNEL」 が加わるということは、「SmartNews」を閲覧する年齢層の幅も広がることだろう。幅広い年代の読者を獲得した「SmartNews」で、自社商品が取り上げられればその影響力は大きいはずだ。

 スマートフォンのアプリでニュースを配信しているアプリは「SmartNews」以外にも様々存在しているが、私は「SmartNews」を愛用しているので、今回試しに「C CHANNEL」をチャンネルに追加してみた。

試してみた、チャンネル追加でわかる動画の役割

試してみた、チャンネル追加でわかる動画の役割

 ”チャンネルを追加”というのは、 「SmartNews」 を利用していない方にはピンとこないかもしれない。「SmartNews」は、時事ニュースやまとめ記事、コラムや2ちゃんねるまで、様々なジャンルのニュース=チャンネルを自分好みにカスタマイズして閲覧することができる。

 実際に「SmartNews」 で「C CHANNEL」を閲覧してみて、その手軽さには驚いた。先にも述べたが、縦長動画であるために、スマートフォンの向きを変えることなく、すぐに動画を見ることができ、堅いニュースを読む合間に息抜きとして見ても面白いかもしれない。

 また、「C CHANNEL」では、化粧品やヘアスプレーなど、実際に商品名を明らかにしながら情報を発信している。印象として、この流れは、テレビ通販に似ているような気がした。「この商品はこうして使うんだな、じゃあ私も使ってみたい」と、使い方がわかれば購買意欲も高まる。

 そうして、映像の中で実際に商品を試している様子を流してその良さを知ってもらえる、それは動画の良さであり、商品の販売方法のひとつとしてEC業界でも学べることが大きいだろう。

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