ポンパレモール、今秋から「京東全球購」に旗艦店を出店
ポンパレ出店店舗は初期費用・固定費ゼロ
株式会社リクルートライフスタイル(以下、リクルートライフスタイル)が運営する「ポンパレモール」は、中国ECモール大手の京東集団傘下である海外法人向けECモール「京東全球購(JD Worldwide)」への出店、運用代行の株式会社ユニベイトと業務委託契約を締結した。
昨今、訪日外国人の増加が注目されているが、特に日本国内では「爆買」と呼ばれる中国人旅行客の旺盛な購買力に注目が集まっている。また、中国におけるジャパンブランドの人気の高まりから需要も拡大傾向にある。
一方、「京東全球購(JD Worldwide)」を運営する京東集団は、現在中国のECモールで第2位の規模を持つ直販型ネット通販会社だ。2014年の流通総額は2,602億元(約5.2兆円)、2015年の流通総額は4,627億元(約9.3兆円)と高い成長率を維持している。
「ポンパレモール」は今秋より「京東全球購(JD Worldwide)」に旗艦店を出店し、「ポンパレモール」の高品質な日本の商品を中国のユーザーへ販売する。今回の取り組みを通じて、「ポンパレモール」に出店している店舗に対し、基準をクリアした商品を初期費用や固定費を負担することなく、「京東全球購(JD Worldwide)」への出店、翻訳、決済、発送までをワンストップで代行することができるようになる。これにより、出店店舗は現地法人を設立せずに、簡単に中国での売上拡大や認知向上を図ることが可能になる。
もう一つ、今秋から開始するサービス
最近、リクルートライフスタイルは、イーベイ・ジャパン株式会社、tenso株式会社と業務提携契約を締結したことを発表した。業務提携の目的は、国内のポンパレモール出品者が「tenso」のサポートのもと、簡単に「eBay」を通じて越境ECに進出することができる環境を整えることだ。
このサービスも本格的な開始は、今秋からとなる。基準をクリアした「ポンパレモール」の出店店舗は、tensoの越境ECオペレーションノウハウを生かし、約190ヶ国と地域でサービスを展開するオンライン・マーケットプレイス「eBay」への出品が可能となる。
越境ECが進む中、「自社だけ乗り遅れないか」という不安が生じる。しかし、焦る必要はなく、絶妙なタイミングで越境ECに進出することがベストだ。その越境EC進出に手を貸すサービスが次々と誕生している。特に「ポンパレモール」の出店店舗に関しては、初期費用ゼロ、固定費ゼロで越境ECに進出することができる。まずは、「ポンパレモール」に出店することから始めて、良いタイミングが来たときに越境ECに進出してみてはいかかだろうか。