スマホ経由の顧客満足度を上げるには?商品検索に注目!

ECのミカタ編集部

 サイト内検索エンジンの研究開発・販売・ASP/SaaS提供及びソフトウェア研究開発・コンサルティングのビジネスサーチテクノロジ株式会社は、Web最適化に関するソリューションを提供する株式会社ショーケース・ティービーと販売パートナー契約を締結し、同社提供のECサイト売上向上を支援するスマートフォン専用サービス「ナビキャスト スマートリンク(以下、スマートリンク)」の提供を今年8月より開始すると発表した。

ECでは欠かせないスマホサイト対策

 スマートフォンの普及が急速に進んでいる昨今の状況において、EC事業者は、サイトを構築する上で、パソコンだけではなく、スマートフォンに向けた対策が欠かせなくなっているだろう。しかし、Monetateの調査によると、スマートフォン経由のCVR(Webサイトを訪問したユーザーに対し、実際に取引を行ったユーザーの割合のこと)は、PC(4.43%)やタブレット(3.75%)と比べ、1.53%と未だに低い傾向があるようだ。

 では、なぜスマートフォン経由のCVRが低いのかということだが、スマートフォン向けECサイトでの、画面が小さく複数の商品を比較しづらい点や、目的の商品を見つけるまでに、ページ移動やスクロール操作の繰り返しが必要な点など、ユーザーの利便性の低さが大きな課題になっているようである。

 そして、スマートフォン経由でのCVRを向上させるためには、「観覧数/サイト内滞在時間」の増加が重要である一方で、商品絞り込み後のタップ数は3回以内に減らすことが望ましいとの調査結果がCriteoとAdobeから出されている。ゆえに、スマートフォン向けサイトを運営しているEC事業者は、この点をカバーできるサービスの導入を検討する必要があるのだ。

スマホでCVRを向上させる「スマートリンク」とは?

スマホでCVRを向上させる「スマートリンク」とは?▲「スマートリンク」の操作画面

 今回、提供されるサービスである「スマートリンク」とは、専用タグを挿入するだけで、検索ワードに関連した商品画像を操作しやすい横スクロールで表示し、ページ移動をすることなく、その場でダイレクトに比較、検討を行うことができる購入促進サービスのことだ。

 「スマートリンク」を導入することで、ファーストビューで目的の商品ページへダイレクトに遷移できるナビゲーションを表示するので、「観覧商品数/滞在時間」を増やしながら、「タップ数」を減らすことができる。具体的には、導入により、観覧商品数は約3〜5倍に増加(アパレル・雑貨サイト例)。滞在時間は3分28秒から→15分42秒に(アパレルサイト例)。そして、CVRは14.5%→25.0%に向上した問いう効果事例がある(飲食料品サイト例)。ゆえに、先ほど挙げた課題を解決し、スマホ経由のCVR向上が期待できるというわけだ。

 「スマートリンク」は、昨年の8月に提供が開始されたが、今回のパートナー契約締結により、ビジネスサーチテクノロジの顧客に対してもさらなる利便性の提供が可能になったということである。

その他の商品検索サービスは?

 また、「スマートリンク」以外のサービスでも、商品検索の利便性を向上させることができるサービスがいくつかある。株式会社ゼロスタートが提供する「ZERO ZONE SEARCH 」やナビプラス株式会社が提供する「NaviPlus」は、今回紹介したサービスと同様に、ユーザーに手間を感じさせず、スムーズに商品ページへの誘導を可能にする。快適な商品検索サービスを顧客に提供し、さらなる売上拡大を目指してみてはいかがだろうか。

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