離脱を防ぐ「VePlatform」が進化!電話応対が鍵に
離脱行動を止め、購買行動に繋ぐ
ECにおけるサイト離脱問題は深刻だ。一度はサイトに訪問してくれたものの、何かがあるとサイトから離れてしまう。例えば、それが商品の価格が高かったり、お目当ての商品が見つからなかったりと様々な離脱の理由が考えられる。その離脱問題を解決する存在がVe Japan株式会社(以下、Ve Japan)が提供する「VePlatform」である。
「VePlatform」とは、オンラインのコンバージョン改善を提供する離脱ユーザーに特化したプラットフォームだ。成果報酬型という分かりやすい料金体系と数行のタグを埋め込むだけのシンプルな導入方法により、世界43ヶ国で1.2万社以上に採用されている。
Ve Japanが扱うデータ量は、世界中のECサイトの約15%の購入情報、1日あたりにして延べ1.2億人以上の購買行動データを扱うボリュームとなっている。サービスは、1種類のタグコードの設定で、複数の効果的な離脱防止やリマーケティングのアプリケーションの利用や、リターゲティングや行動ターゲティングのディスプレイ広告を配信することができ、コンバージョン効果を高めることができる。なお、提供機能は以下の通りだ。
VeContact
購入や登録手続き途中でサイトを離脱したユーザーに、カートに入っている商品情報のリマインドや、手続きのサポートを案内するメールを自動で配信する。
VePrompt
ユーザーがサイトを離脱した際に、キャンペーンや割引情報を告知するクリエイティブを提出し、サイトへの滞在を促しコンバージョンへ導く。
VePanel
VeContactやVePromptなどの機能を統合したパネル型メッセージングソリューションである。ユーザー行動と関連性が強い情報を表示することで、サイトへの離脱を促す。
これらの機能がユーザーの離脱行動を止め、さらには「ここで買おう」という風に背中を押してくれる。特に、購入を決めて、登録手続きをするときに難しいと方法が分からないことが離脱をする場合も考えられる。その際に手続きをサポートするようなメールが送られてきたら便利だ。このようなユーザーのニーズにも応えている。
アドゲイナーと連携し、可能になったこと
今回、上記で紹介した「VePlatform」は、ADgainer Inc.(以下、アドゲイナー)が提供するコールトラッキングサービスと連携した。アドゲイナーは、電話でのトラッキングを可視化するコールトラッキングサービスを提供しており、日本でのアカウント数は既に2,500件以上まで増えている。
従来の「VePlatform」においては、電話対応による成果をオンライン上で測定できなかったため、クリエイティブ内への電話番号の掲載要望には成果報酬ではなく、固定費用を設定していた。しかし、アドゲイナーのコールトラッキングの機能を連携させることにより、電話応対時の成果測定が可能となる。なお、スマートフォン(モバイル)用クリエイティブにも対応している。
今回の連携により、電話の問い合わせが多いサイトにも、従来通り成果報酬型でのサービスを提供できるようになるだけでなく、ユーザーにとってもよりサービス側企業に問い合わせをしやすい体験を提供する。
成果報酬は、周知の通り、成果が出た時に費用を支払う仕組みであり、だからこそ、資金が少ない中小店舗には、歓迎されるだろう。以前までは、固定費ということがネックでサービスを利用することができなかった人も居るだろう。しかし、アドゲイナーにより、成果報酬となり、利用しやすいのではないだろうか。さらに、ユーザーにとって問い合わせしやすい環境となるため、今以上に気軽に問い合わせすることができ、商品の購買行動に繋げることができるかもしれない。