Amazon知育・学習玩具大賞を発表!特設ストアも開設

石郷“145”マナブ

型番商品以外のジャンルにもAmazonが新たな切り口

 会場はあたたかな優しい空気に包まれていた。写真は、受賞を受ける学研ステイフルの脇田誠社長だ。アマゾンジャパン合同会社は先ほど、Amazon初の「知育・学習玩具大賞」を開催し、その受賞者を発表するとともに、あわせて、数十万の知育学習玩具を国内外から集めた特設ストア「知育学習玩具ストア」を開設した。

 まず「知育・学習玩具大賞」は、Amazonの商品カタログに蓄積された莫大なカスタマーレビューの中でも、4件以上4点以上のもの抽出、その中で、専門家(育児保育専門家 駒崎弘樹氏、教育心理学者 秋田喜代美氏、脳科学者 池谷裕二氏)の意見をもとに選定したもので、下記の商品などが受賞を受け、各メーカーの代表者が壇上に上がると、記念品を手渡された。
受賞商品の一部を披露する。

知育玩具部門 大賞 カプラ 200 KAPLA 社
学習玩具部門 大賞 世界の国旗かるた 株式会社学研ステイフル
審査員特別賞(秋田喜代美氏) アソブロック BASIC シリーズ スペシャルパック ドラゴン 株式会社マーゼンプロダクツ
審査員特別賞(池谷裕二氏) サボテンバランスゲーム プラントイジャパン株式会社
審査員特別賞(駒崎弘樹氏) ニューブロック たっぷりセット 株式会社学研ステイフル
アイデア賞 わごむパターンボード 株式会社くもん出版
Amazon 特別賞  プログラミングロボ コード・A・ピラー マテル・インターナショナル株式会社
Amazon 特別賞  ローリーズ・ストーリー・キューブス The Creativity Hub

 また、この受賞式と合わせる形で、特設ストアの開設の説明もあった。これにあたっては、Amazonは、事前に今年6月に未就学の子供を持つ方々を対象に、インターネット調査を行った。中でも、注目すべき点は、購入頻度について問いだ。最も多かったのは、半年に一回程度という結果で、それほど多く購入していないことが分かったのだ。そこで、Amazonは、こうした結果を受け、根本的に、お客様の間で、知育学習玩具の情報が不足しているのではないか、とサイトの見直しを検討した。これまでの姿勢通り、商品の充実に加え、揃えた商品をいかに便利に、かつ適切な情報を提供できるか、という部分に重きを置いたページが必要と判断し、今回の特設ストアはまさにそれを反映したものとなる。

 具体的には、知育玩具メーカーがどんな工夫をしているのかというところに焦点を当てた内容にし、購入時、育てたい能力から選べるようにできることに注力している。それを使うと、コミュニケーション力が養われるなど、子供にとってどのような点がプラスになるのか、という具合に、子供達の未来を思い浮かべて購入できるのが特徴だ。

 Amazonにとっては、商品単体にも力を入れてきたが、知育玩具の動きは、ある種、テーマやシーンに重きを置いた姿勢を見せたということであり、今後、こうした姿勢により、新たな顧客の獲得を狙っていくものと思える。Amazonのあたたかなカラーと思いやりに期待をしたい。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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