eBay、ブラック・フライデー/サイバー・マンデーの人気商品を発表

　イーベイ・ジャパン株式会社は、世界最大級のオンライン・マーケットプレイス「eBay」の2016年11月の取引データを基に、「ブラック・フライデー」（11月第4週金曜日）と「サイバー・マンデー」（ブラック・フライデーの翌週の月曜日）にeBay上で多く販売された商品を発表した。

両日で腕時計やポケモン関連商品等が人気

　「ブラック・フライデー」では、「xBox Liveゴールドメンバーシップ 12月」（通常59.99ドルのところ48.5ドル）が6秒に1点、「エクソン・モービルのギフトカード100ドル分」（91ドル）が8秒に1点ペースで購入された。次いで、「ノーティカの男性用香水3.4オンス」（通常49.99ドルのところ7.99ドル）が28秒に1点、「クルーシャル 内蔵用SSD MX300 750GB SATA 2.5 Inch」（169.99ドル）が29秒に1点と続いた。

　一方、「サイバー・マンデー」では、女性向けの衣類の購入者の約半数がモバイル・プラットフォーム上で購入されており、スマートフォンを通しての購入が目立った。スマートフォンからの購入に絞ると、女性用・男性用の靴が5秒に1点、携帯電話は6秒に1点、フィギュア類は10秒に1点のペースで購入された。

　両日における消費者の行動特性をまとめると、モバイル（スマートフォン）からの購入が引き続き成長しており、特にブラック・フライデーにおけるモバイルからの購入金額の比率は前年に比べ15％伸張した。さらに、サイバー・マンデーにおいて購入がピークとなった時間帯は、PCが正午だったのに対し、モバイルでは午後7時という違いが見られた。

午後7時の通勤時間はスマホ経由の購入が多発

　両日における消費者の行動特性は、モバイル（スマートフォン）からの購入は引き続き成長しており、ブラック・フライデーにおけるモバイルからの購入金額の比率は前年に比べ15％伸張した。さらに、サイバー・マンデーで購入がピークとなった時間帯は、PCが正午だったことに対し、モバイルでは午後7時であった。

　前述の時間帯による消費者の行動特性は、ブラック・フライデーやサイバー・マンデーに限らず、EC全体においても言えることではないだろうか。「午後7時」というのは、退勤する人が多い時間で、電車でスマートフォンを操作しながらネットショッピングを楽しむ場面が想像できる。しかし、この時間帯はEC店舗の営業時間外である可能性も高く、ユーザーが問い合わせをしてもすぐに対応されない場合がある。

　せっかく購入意欲があったのに、問い合わせに応対がなかったため、購入をやめてしまう。そういった事態を防ぐために、近頃ではAIやチャットを利用してWeb接客に力を入れるECが増加してきた。やはり、確実に購買行動に繋げるためには、ユーザーの質問に直ちに答え、問題を解決することが大切なのだ。今後、クリスマスや年末年始と繁忙期に入る前に、営業時間外の接客方法を今一度見直してみてはいかがだろうか。

国内でも流行の兆しアイテム

　ブラック・フライデーおよびサイバー・マンデーは、世界的な流行をつかみ、国内で流行前の商品をチェックするチャンスでもある。今年は以下のような商品に注目が集まっている。

●『Fitbit』
　アクティブトラッカー・スマートフォンで活動量、運動、食事、体重、睡眠をトラックすることで健康を改善しモチベーションを上げるフィットネス製品。

●『Speak Out』
　家族や友達と楽しめるボードゲーム。口を閉じられないマウスピースを着用し、引いたガードに記載されたフレーズを読み上げて、それを参加者が当てるゲーム。

●『Hatchmal』
　光ったり、鳴いたり、まるで生きている様な不思議なタマゴをお世話していると、タマゴから不思議な動物(Hatchmal)が孵る。生まれたHatchmalは3段階に成長。