洋服をECで購入時に「サイズ感」を確認する人が5割超【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムは、20~49歳の女性666名を対象に「ファッション情報の収集に関する調査」を実施した。ECで洋服を購入する女性は、どういった情報を確認しているのだろうか。

ファッション情報を得るために利用するSNSは「Instagram」

 調査結果によると、ファッション情報の収集先として最も多かった回答は「実店舗」(41.0%)であり、次いで「ファッション誌(電子版を含む)」(40.0%)、「テレビ番組」(31.4%)と続いた。特に「ファッション誌(電子版を含む)」の年代別は、20代が48.7%、30代が40.7%、40代が30.3%となった。また、20代は「SNS(企業や有名人などのアカウント)」「ファッションコーディネートアプリ」など、スマートフォンからアクセスしやすい情報源を活用する人が目立った。

 「企業や有名人などのSNSアカウント」からファッション情報を得る20代は31.2%であり、収集に利用するSNSは「Instagram」(82.9%)、「Twitter」(72.9%)、「LINE」(55.7%)であった。20代の女性が「Instagram」で収集する理由には、「おしゃれな写真や動画がたくさん投稿されている」(77.6%)、「コーディネートやメイクの参考になる投稿が多い」(72.4%)が挙がった。また「Twitter」に関しては、「毎日使うので、自然に情報収集できる」(62.7%)、「好きな芸能人・有名人のファッション情報が入手しやすい」(56.9%)が理由として最も多かった。

 さらに、20代女性の20.1%がファッションコーディネートアプリを利用しており、その内42.2%が1日1回以上利用していた。最も利用しているアプリが「WEAR」(77.8%)であり、「投稿者の着回し術が参考になるから」(60.0%)が理由として挙がった。

全ての女性が分かるような表現でサイズ表記を

 直近1年間にECサイトやアプリでファッションアイテムを購入する人が、価格やデザイン以外に必ずチェックする情報は、「サイズ感のコメント(例:普段Mサイズの私で、ゆったり着られるなど)」(58.8%)が最も多かった。次いで「サイズの詳細表記(身幅や丈など)」(56.6%)と続いた。

 また、ファッション情報を積極的に入手している人が2017年に注目しているファッションは、「ピンク系カラー」(35.3%)、「アビスカラー」(29.8%)、「袖コンシャス」(25.6%)であった。

 今回明らかとなった、情報収集に「Instagram」を利用する人が多いことを踏まえると、SNS広告を出す時は「Instagram」が効果的と言えるだろう。もしかしたら、洋服やコーディネートをInstagramで閲覧している際に、アパレルECサイトの広告が流れてきたら、そのままECを訪問する可能性もあり、集客に繋がる。

 また、ECサイトでは「サイズが分からない」という不安があるため、サイズに関してより詳しく記載する必要があるだろう。ただ、サイズを記載するのではなく、全ての女性がきちんとサイズを把握することができるよう、今回の調査にもあったように「Mサイズでゆったり着られる」など分かりやすく表現することがサイズ不安を解消するために大切なのではないだろうか。

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