LINEが内閣府と握手。マイナポータルと連携で高市早苗 総務大臣登場
LINE株式会社は、マイナポータルとも連携することを発表した。マイナポータルとは、全国の自治体が提供するサービスで、税金の支払いができるとか、各種書類を受け取れるものだ。これが連携するということはどういうことか。
例えば、子供の予防接種、自分の健康診断などが、これらがLINEのプッシュ通知でアナウンスすることで、このマイナポータルへと誘導して、必要なサービスを電子申請できる、というものだ。
総務大臣の高市早苗さん、LINEとの連携を語る
カンファレンスに現れた、総務大臣の高市早苗さんは、「マイナポータルを利用者目線で考えました。マイナポータルは、パソコンから書類申請などもできますが、よく考えてみると、そこまでパソコン起動するのかな、と思いました。せっかくスタートするのだから、スマホでもできるようにと考え、その延長線上で、LINEがあった」と話しており、国内でも有数のユーザーを抱えるLINEと連携することは、行政の窓口との距離感を埋めていく上で、効果があると考えたようだ。
LINEから子供の予防接種について、プッシュ通知が来て、電子申請用のURLが表示され、マイナポータルのサイトに飛ぶというわけだ。個人情報はLINEの中で扱うわけではなく、マイナポータル内でやるので、そこに対する心配は未然に防いでいるようだ。
日常業務、行動のインフラになったときに、通販EC企業として、そのインフラにどう関わっていくかは、新たなビジネスチャンスを考える上では重要だ。