LINEが内閣府と握手。マイナポータルと連携で高市早苗 総務大臣登場

石郷“145”マナブ

 LINE株式会社は、マイナポータルとも連携することを発表した。マイナポータルとは、全国の自治体が提供するサービスで、税金の支払いができるとか、各種書類を受け取れるものだ。これが連携するということはどういうことか。

 例えば、子供の予防接種、自分の健康診断などが、これらがLINEのプッシュ通知でアナウンスすることで、このマイナポータルへと誘導して、必要なサービスを電子申請できる、というものだ。

総務大臣の高市早苗さん、LINEとの連携を語る

 カンファレンスに現れた、総務大臣の高市早苗さんは、「マイナポータルを利用者目線で考えました。マイナポータルは、パソコンから書類申請などもできますが、よく考えてみると、そこまでパソコン起動するのかな、と思いました。せっかくスタートするのだから、スマホでもできるようにと考え、その延長線上で、LINEがあった」と話しており、国内でも有数のユーザーを抱えるLINEと連携することは、行政の窓口との距離感を埋めていく上で、効果があると考えたようだ。
 
 LINEから子供の予防接種について、プッシュ通知が来て、電子申請用のURLが表示され、マイナポータルのサイトに飛ぶというわけだ。個人情報はLINEの中で扱うわけではなく、マイナポータル内でやるので、そこに対する心配は未然に防いでいるようだ。

 日常業務、行動のインフラになったときに、通販EC企業として、そのインフラにどう関わっていくかは、新たなビジネスチャンスを考える上では重要だ。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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