「若者の消費トレンドに関する調査」が示す「温かみ」へのニーズ

ECのミカタ編集部

 総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(東京都渋谷区、以下ネオマーケティング)では、2017年6月30日(金)~2017年7月3日(月)の4日間、全国の18歳~29歳の男女1000人を対象に「消費トレンド」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。

 近年、「若者の●●離れ」などという話題をよく目にするが、若者はどのようなことに興味があり、お金を使いたいと思うのか。ネオマーケティングの「若者の消費トレンドに関する調査(抜粋)」を通じて紐解いていく。

デジタルネイティブは 「AE消費」に夢中!

 「AE消費」とは、 アナログでエモーショナルな消費のことである。 実に 64.0% の若者が「アナログ的な要素のある商品・サービスを使ってみたい」と回答している。では具体的にどういう回答結果が出ているのか、考察してみよう(以下、抜粋)。

Q1. あなたが、1日にSNSを利用している時間をお答えください。また、SNSを利用する方は投稿している内容をお答えください。(単数回答/複数回答)

 1日にSNSを利用している時間を聞いたところ、最も多い回答は「1日に1時間未満」で31.7%となった。しかし、中には「1日に10時間以上」と回答する方も。「ほとんど利用していない」と回答した方は約2割にとどまり、女性は19.6%が回答。また、「ほとんど利用していない」と回答した方以外に、投稿内容を聞いたところ、最も多い回答は「自分の好きな体験」39.1%となった。

Q6.購入・利用したい理由と、使用・利用してみたい理由をお答えください。(複数回答)

 どの項目も「プロセスが楽しいから」、「手間を掛けることによって、味がでるから」、「温かみがあるから」などの項目が上位となった。特に手書きの手紙は「温かみ」が特筆して高くなっている。アナログらしい、手間やプロセス、温かみを求めている方が多いのかもしれない。

Q9. あなたが、今後、積極的にお金を使いたいと思うことは何ですか。(複数回答)【n=1000】

 独特の味わいがあり、温かみのある商品やサービスを求めている若者たち。今後、積極的にお金を使いたいと思うことでも、「思い出に残る体験(ライブイベントや旅行など)」が最も多く45.1%、次いで「感動的な体験(ライブイベントや旅行など)」で31.1%となった。

 思い出に残る体験や感動体験などのエモーショナルな体験にお金を使いたいと思う方が多いことがわかる。特にSNS投稿者にその傾向が強いことが、グラフから読みとれる。

若者に増える「温かみ」へのニーズ

 調査結果を見ると、SNSを一日に「ほとんど利用していない」若者は23.2%となっている。つまり、それ以外の76.8%の若者は毎日SNSを利用していると言える。その一方で、アナログらしい、手間やプロセス・温かみを求めており、 特にSNS投稿者にその傾向が強い。

 この結果をふまえて、ECサイトでは「AE消費」(アナログでエモーショナルな消費 )をもっと重視していくべきである。AE的な商品を売るのか、売り方をAE的なものにするのか。手段は様々だが、デジタルネイティブとも呼ばれる若者世代をターゲットとするECサイトは特に、「ほどよく面倒で心揺さぶられる消費」を強く打ち出していくべきであろう。

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