「豌豆公主(ワンドウ)」が見せるインバウンド、アウトバウンド双方における需要の掘り起こし方

ECのミカタ編集部

 中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営する、Inagora株式会社(東京都港区 以下「インアゴーラ」)は、訪日中国人観光客向けインバウンド事業として、「豌豆公主(ワンドウ)」日本国内オンライン販売モードの提供、免税店の営業及びフリーペーパーの発行を開始した。

 「豌豆公主(ワンドウ)」は中国ユーザー向け唯一の日本商品特化型ショッピングアプリとして、中国で既に人気のアイテムから中国ユーザーの認知度が低い商品まで約27,500商品(2017年6月現在)と、多岐にわたるカテゴリの商品を取り揃えている。

 その「豌豆公主(ワンドウ)」に新機能として「日本国内オンライン販売モード」が追加された。普段ワンドウのアプリを利用しているユーザーが来日するとGPS自動判定により「日本国内オンライン販売モード」に切り替わり(言語は中国語のまま)、旅行期間中の移動中やホテルでの滞在時間にお土産や自分用の消耗品などを購入できるというもの。

 また、「豌豆公主(ワンドウ)」ユーザーが来日した際に「実際に商品を見てみたい」という要望や「買い物の時間を短縮したい」というユーザーのために「豌豆公主」で人気の商品や、日本でもなかなか店頭で入手できない商品約500商品を厳選し、東京赤坂に実店舗を開店した。

 自然流入による来店に依存はせず、訪日中国人観光客のうち約1割が利用するという日本在住の中国人プライベートガイドサービスを展開する企業と提携している。訪日中国人観光客がアプリで旅程を設定すると日本在住の中国人ガイドが案内してくれるというこのサービスの中で、ガイドが免税店に誘導を行うという新しい取り組みを行っていくとした。

 今後は順次30~50か所を目標に免税店を展開するほか、免税店来店の観光客を「豌豆公主」に誘導し、国内で購入した商品を消費したのち、旅行後でもアプリで購入しやすくするような仕組みの構築を目指している。

 また、新たに上述のプライベートガイドや中国大手WIFIレンタル企業、国内ホテル、飲食店などと連携し、訪日中国人観光客に人気な厳選された日本商品と中国人目線での日本の楽しみ方(ガイド)のコンテンツが充実したフリーペーパー10,000部を発行するとした。

 それを手に取った訪日中国人観光客は「豌豆公主」の「日本モード」や、免税店(実店舗)での購入、プライベートガイドからの購入も可能となっている。

インバウンドにもアウトバウンドにも対応するインアゴーラの網羅性

 海を越えても可能になってきたオムニチャネル的な動き。GPS自動判定によるモードの切り替わりなど、先端技術を駆使したり、実店舗やフリーペーパーのようなクラシカルな形態の施策まで、幅広いユーザー層に対応した展開を見せている「豌豆公主」。

 インバウンド熱はさらに加速しており、多くの観光客が日本製品に触れる機会が増えた。その機会を「豌豆公主」などの越境ECプラットフォームなどを利用してアウトバウンド需要に変えていくことが重要だと思う。

 インアゴーラは外の需要にも、中の需要にも対応しており、その手腕はさすがだと言わざるをえない。今後も増える需要に対してインアゴーラがどういった施策を展開していくのか、引き続き追いかけていきたい。

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