「ららぽーと」「ラゾーナ」販売員と顧客のコミュニケーションを推進させる『STAFF START』

「STAFF START（実店舗の販売スタッフを軸にオムニチャネル化を加速させるアプリケーションサービス）」を提供する株式会社バニッシュ・スタンダード(本社：東京都港区、代表取締役社長：小野里 寧晃、以下、バニッシュ・スタンダード)は、「ららぽーと」「ラゾーナ」など大型商業施設を運営する三井不動産株式会社(本社：東京都中央区、以下、三井不動産)の新ECサイト「＆mall」へのサービス提供を開始したことを発表した。

STAFF STARTの概要

店舗販売員(以下、販売員)が、コーディネートを「STAFF START」を通して、「撮影」「商品紐づけ」「ECサイトとSNSへの投稿」ができるアプリサービスだ。本サービスのメインのコンテンツとなるコーディネートをはじめ、商品レビュー、芸能人やモデルから発信されるコーディネートレビューなどを「STAFF START」から簡単で直感的な操作で投稿が可能になっている。

これにより、販売員にとって煩雑だった投稿までの工程を一気に簡略化でき、よりシームレスにインターネット上の顧客と接するポイントをつくれるようになる。そのことで販売員と顧客がコミュニケーションを深めることが期待できる。

一人一人のECサイト上の販売実績も把握可能

販売員が投稿したコーディネートが「STAFF START」経由で商品として売れた場合、売上は投稿した販売員に紐付くことになる。そのことにより、管理者側は、実店舗だけではなくECサイト上の売上も一人一人の販売員単位で把握することが可能となる。つまり新たな切り口で販売員の評価ができ、販売員のモチベーション向上に寄与することが期待できるのだ。

一方、販売員にとってもこうした売上の可視化は、コンテンツを投稿する際のクオリティ向上と投稿数の向上に対する動機付けとなり、ECサイトそのもののコンテンツの質の向上が狙える。それに加え、「STAFF START」は、投稿コンテンツ、店舗、ブランド、企業単位での売上分析機能が実装されているので、サイクル構築の上でも活用できるとの事だ。

STAFF STARTがもたらすオムニチャンネル化

前述の通り、「STAFF START」導入によって、販売員の頑張りに対するより最適な評価ができるようになり、販売員のモチベーション向上とECサイトの活性化を促すということが期待できる。

また、コーディネートの「STAFF START」への投稿によって、それぞれの販売員がECサイト上で露出が増え、ECサイト上で販売員のファンができ、そのファンに販売員目的での実店舗への来店をうながし、実店舗の売上向上につなげることができるとしている。これこそがバニッシュ・スタンダードは社が考える、実店舗とECサイトのオムニチャンネル化の具体化のひとつだ。

さまざまな業界でオムニチャンネル化を推進するための様々な取り組みがなされている。特にファッション業界では、それをいかに進めるかが事業体の生き残りに直結する大きな課題となっている。今回のバニッシュ・スタンダード社の「STAFF START」が三井不動産の新ECサイト「＆mall」に導入されたことは、同サービスが広く認められていることの証左であり、今後のさらなる展開から目が離せない。