花束ならぬ「かに束」プレゼント!?「Wowma!」の計算されたカテゴリー戦略

ECのミカタ編集部

 KDDI株式会社(本社:東京都千代田区)、KDDIコマースフォワード株式会社(本社:東京都渋谷区)の提供する総合ショッピングモール「Wowma!(ワウマ)」は、11月7日の「立冬」「鍋の日」にちなみ「2017年冬に食べたい高級鍋」の人気調査を実施した。

 今回「Wowma!(ワウマ)」は、「冬に食べたい鍋食材」をテーマに「かに」だけでなく、「牡蠣」や「アンコウ」など、鍋の人気食材をメインに20代、30代、40代、50代の男女合計500人に対して調査を実施した。

食べたい食材としても貰ってうれしいと思う食材でも第1位は「かに」という結果になったという。

魚介を中心にした海鮮鍋で一番食べたいと思う鍋、第1位も「かに」となっている。

「かに」に愛を込めて「かに束プレゼントキャンペーン」を実施

「かに」に愛を込めて「かに束プレゼントキャンペーン」を実施

 そこで「Wowma!」では、1位を獲得した「かに」に愛を込めて、プレゼントの定番「花束」に見立てた「かに束」を作成し、キャンペーン期間中、抽選で50名のユーザーに「かに束」をプレゼントする「かに束プレゼントキャンペーン」を実施すると発表した。

 さらに、「超かに祭」と題して、鍋や刺身にぴったりのズワイやタラバ、毛ガニなど、信頼と実績のある名店が自信を持って紹介する特集企画も同時に開催し、話題を呼んでいる。

魅せ方や訴求方法を、徹底的に深掘りし追求する

魅せ方や訴求方法を、徹底的に深掘りし追求する

 企画として、ユーザーリサーチに基づいた「必要とされている」企画だなと感じる。「Wowma!」は、カテゴリーごとに、カテゴリーマスターという専門者をつけており、カテゴリーの特徴に合わせた「カテゴリー戦略」という売り方をしている。これはDeNA時代から行っている戦略だ。

 今回の企画に関しても、メディア記事などで「商品が欲しくなる場」を用意したり、日々の食卓でも、特別な時間でも、ユーザーに目一杯「食」を楽しんでもらおうという姿勢が伺える。価格競争を訴求するのではなく、店舗の商材の魅力がユーザーに伝わる企画を打ち出している。

 「食」を目当てにサイトを訪れたユーザーが目移りして迷ってしまうような企画・魅せ方で訴求力を高めている。それはファッションにおいても家具・家電などに関しても同じだ。現にその施策による効果が現れているとしている。

 同じ商品を売るにしても、魅せ方や訴求方法によって大きく売上は変動する。「Wowma!」のカテゴリー戦略はEC事業者にとって参考になる展開の方法だと感じる。EC事業で生き残っていくためには「ユーザーが何を欲しているか」そして「どうすれば楽しんでもらえるか」を徹底的に深掘りし、追求していかなければならないのだ。

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