アラタナが企業理念やロゴ、サイトを一新。原点に立ち返り”新たな”チャレンジを

ECのミカタ編集部

 株式会社アラタナ(本社:宮崎県宮崎市)は、2017年11月20日よりコーポレートアイデンティティ(以下CI)を一新すると発表。また同時に、コーポレートロゴ、コーポレートサイトもリニューアルした。

 アラタナはECサイト構築、WEBマーケティングをはじめとしたECに関わるすべての領域においてサービスを展開している企業だ。2007年の設立からECに関連したプロダクト、サービスの開発にフォーカスしている。2015年5月に、「ZOZOTOWN」を展開する株式会社スタートトゥデイのグループ会社となった。

 アラタナは設立10周年。創業以来ECに特化したテクノロジー企業として、4,000社を超えるパートナーにサービスを提供してきている。社員数は130名を越えた。このタイミングで、もう一度原点に立ち返り、新しく会社を作るつもりでチャレンジする決意を固めたという。

 企業理念には「世の中にあらたな価値を」創造し続けるという、社名に込められた創業当時からの想いを掲げた。「あらたな価値」には、新サービスをリリースすることだけでなく、メンバーが働きやすい環境や制度を整備すること、観光や文化面で宮崎に貢献していくことも含まれている。経営理念には「ECテクノロジーで 世界をもっと楽しく もっと笑顔に」していく決意が込められた。

行動指針(ARATANA WAY):「ハッピートライアングル」

行動指針(ARATANA WAY):「ハッピートライアングル」

 アラタナは、行動指針として、創業以来ずっと掲げ続けている「ハッピートライアングル」を大切にしていくとしている。

 「ハッピートライアングル」とは、「クライアント企業」、「消費者(エンドユーザー)」、そして「アラタナメンバー」の三者にとって、 「利益=ハッピー」となる関係を生み出すため、 技術やサービス、雇用について新たな価値を創造し続ける考え方のことだ。

 三者の関係は密接に関連しており、 良好な循環を保つことが、三者の継続な「利益=ハッピー」につながると考えているという。アラタナはこのハッピートライアングルという考え方に重点を置いている。

3つのバリュー(VALUE)

アラタナは、価値基準として以下3つの「バリュー(VALUE)」を設定した。

「なければ創る」
“ないこと”を理由に立ち止まるのではなく、新しいもの・面白いものを創造し続ける。何かが足りない状況をチャンスと捉え、自ら積極的にチャレンジしていく。

「違いを活かす」
好きなこと・得意なこと、価値観などのひとりひとりの“違い”を受け入れ、尊重する。“違い”を拒否してしまうのではなく、認めることで、1人だけでは成し得ない「あらたな価値」を目指していく。

「変化を楽しむ」
社内外で変化が起きたときに「できない理由」ではなく「どうしたらできるのか」を常に考える。日々アップデートして変化することを前提に、その変化の波を楽しみながら前進し続ける。

コーポレートロゴの変更

コーポレートロゴの変更

 アラタナという社名には「新たな〇〇をつくる」会社でありたいという想いが込められており、新しいコーポレートロゴではその想いを表現したという。企業を象徴するロゴマークとして存在するだけではなく、メンバーひとりひとりに、これからともにつくり上げていくアラタナの可能性や未来を見てほしい、という想いが込められている。

 また、aratanaというロゴのあとに(    )を続けることで、例えばaratana( miyazaki )、aratana( fashion )、aratana( shopping )というように、メンバーひとりひとりが想い描く様々な可能性を入れることができるロゴになっている。

まだまだ止まらないアラタナの進化

 宮崎に本社を置くアラタナ。地方企業ながら売上の9割を東京のクライアントが占めるという。地方にいながらにして、ここまでのクオリティと規模を確立できることを証明し続けてきた。

 大所帯になるに連れて、少しづつ色んな所がズレてくるということはよくあることだろう。そういった歪みを小さく小さく軌道修正していくことは必須で、今回のコーポレートアイデンティティやロゴの一新には、「まだまだ進化するぞ」という強い決意がにじみ出ていると感じた。

 アラタナはECの領域において最先端の取り組みを行っている企業だろう。こうした勢いと想いのある企業がEC業界を牽引してくれるということは非常に頼もしい。ここから先、10年、20年とアラタナがどういった軌跡を描いていくのか。非常に楽しみな企業である。

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