訪日観光客の決済をスムーズに!佐川フィナンシャルが『WeChat Pay 』の正規代理店に

ECのミカタ編集部

SGホールディングスグループの佐川フィナンシャル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長 中原滋、以下「佐川フィナンシャル」)は、騰訊控股有限公司(テンセントホールディングス、本社:中国深圳市 CEO 馬化騰、以下テンセント社、以下「テンセントホールディングス」)が運営する中国最大級のSNS「WeChat(微信)」の中国人向けスマートフォン決済サービス『WeChat Pay (微信支付)』の日本国内の正規代理店としてテンセント社グループの財付通支付科技有限公司(テンペイペイメントテクノロジー、以下「テンペイ」)と契約締結し、日本国内の事業者向けWeChat Pay 対応決済アプリ「SAGAWA SMART PAY」を、2017年11月1日(水)より提供を開始した。

2020年東京オリンピックを前にして増加する訪日観光客

インバウンド需要の喚起は、2020年東京オリンピックを前ににして、もはや国策とも言え大いに盛り上がりを見せている。日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2016年の訪日外国人観光客の総数は実に2,400万人を超えた。とりわけ中国人観光客の来日数は、依然として増加傾向にある。

中国で8億人以上が利用するモバイル決済サービス『WeChat Pay』

『WeChat Pay』は、『WeChat』のアカウントデータとQRコードを活用したモバイル決済サービスだ。銀行口座情報を登録したユーザーは、『WeChat Pay』を導入している店舗で、商品・サービス代金支払いや、他のユーザーへの送金等を、アプリを通じて行うことができる。ユーザーは『WeChat』アプリでQR コードを生成し、店舗に導入したタブレット端末でこのQR コードを読み取るだけで決済が完了する。中国国内の100以上の店舗で利用可能で、8億人以上がこのサービスを利用している。

スムーズな決済環境を訪日観光客に提供するため『WeChat Pay』の正規代理店に

スムーズな決済環境を訪日観光客に提供するため『WeChat Pay』の正規代理店に

そのような状況を踏まえ、佐川フィナンシャル社では、訪日中国人観光客と日本国内の小売業・サービス事業者様の双方にとって、より便利でスムーズな決済環境を提供するため、中国国内でスマートフォン決済サービス・シェア最大級の『WeChat Pay』を提供するテンペイ社の正規代理店となり、サービスを展開することとなった。

『WeChat』は、テンセント社が提供する、中国国内で13億のアカウントを有する一大のSNSアプリだ。テキストメッセージ機能の他、グループチャット機能、音声・写真・動画等の送受信機能を備えるコミュニケーションツールとなっている。また、コミュニケーション以外にも決済・タクシーの配車・フードデリバリーなど多彩な機能と連携しており、中国の日常生活に無くてはならないプラットフォームとして成長している。

決済用アプリケーション『SAGAWA SMART PAY』で手軽に導入できる

決済用アプリケーション『SAGAWA SMART PAY』で手軽に導入できる

日本国内の事業者様には決済用のQRコードを読み取るためのタブレット端末を用い、佐川フィナンシャル社が提供する専用アプリケーション『SAGAWA SMART PAY』をダウンロードすると、『WeChat Pay』を手軽に導入することが可能となっている。

2020年東京オリンピックに向け、盛り上がりをみせる訪日観光客などインバウンド需要の喚起だが、そのニーズに決済の面から対応する今回の佐川フィナンシャルの取り組みは、その盛り上がりを支え、かつさらに加速させるニュースと言えるだろう。


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