「pixiv」ユーザー登録数が3,000万人を突破。クリエイターが生み出す新しいECのカタチ
ピクシブ株式会社(本社:東京都渋谷区)は、2018年2月10日(運営開始から3,806日間)に「pixiv」でのユーザー登録数が3,000万人を突破したことを発表した。
pixivは、「創作活動がもっと楽しくなるための場」として、ユーザー間で投稿作品を通じたコミュニケーションを楽しむことのできるサービスだ。利用するユーザー層は10代、20代が大半を占めており、ポップカルチャーの流行が集まる場として、総7,600万作品が投稿されている。
pixivでは、ユーザーが投稿作品を通じて共通の嗜好、情熱の下に集まり、あらゆる場で共感が生まれる。そして、絵を描き続けるクリエイター、また作品を愛するファンの想いがたくさん溢れている。これらの共感と想いがあるからこそ、pixivは創作活動が楽しくなる場であり続けられるのだ。
多くの人に作品を見てもらえること、自分のファンがつくこと、好きなことが仕事に繋がること。これらは創作活動のモチベーション向上や、創作活動に専念できる環境を得るチャンスにも繋がっていく。
今後もpixivは、インスピレーションやクリエイティビティが刺激され、あらゆる可能性が溢れる場であること、また世界中の人たちが創作活動を楽しめるような場となることを目指し、日々邁進していくとしている。
pixivが未来のECに与える可能性
pixivにはクリエイターが販売している作品やグッズを購入することができる「BOOTH」という創作のためのマーケットプレイスがある。「BOOTH」を利用すればpixivユーザーはネットショップを無料で簡単に立ち上げることができる。手数料も業界最低水準だ。決済や配送も代行しているため、手間なく安心して利用することができる。
また、pixivFACTORYという誰でも簡単にグッズや同人誌をつくることができるサービスもある。画像や原稿をアップロードするだけで、オリジナルグッズを1個から制作することが可能だ。「BOOTH」など、他のサービスと併用することで、オンデマンド販売も可能になる。
pixivのような、こういったプラットフォームが活性化していくことで、いずれはライブ配信(https://www.pixiv.co.jp/news/press-release/article/5934/)などを通して、その先のECが広がる可能性を秘めている。ECの発展にとって、販売する商品の多様化は歓迎すべき事であり、それは作家のモチベーションと可能性を伸ばし、買う人の楽しみの幅が広がるということでもある。その意味で、このピクシブの動向には注目したい。