ABCマートの公式アプリをフューチャーアーキテクトがリニューアル。ポイントの共通化をはかる

ECのミカタ編集部

 フューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区)は、株式会社エービーシー・マート(本社:東京都渋谷区、以下ABCマート)のスマートフォン向け公式アプリをリニューアルし、全店リリースしたと発表した。

 国内939店舗、海外264店舗(2018年2月末時点)を展開するABCマートは、顧客の利便性をより一層向上させるために、店舗とECのポイントを統一し共通で利用できるようにした。従来は店舗で利用できる紙のスタンプカードによるポイントサービスとECサイト独自のポイントサービスをそれぞれに提供していたが、公式アプリに切り替えることによりポイントが共通化され、店舗・EC相互の利便性を大きく向上させる。

 フューチャーアーキテクトは、独自の小売事業者向け顧客ロイヤリティサービス「Future Pay」をベースとしてABCマートの新ポイント管理システムを開発した。新システムでは、顧客は公式アプリからシンプルな操作で必要情報を入力するだけで店舗・EC共通の会員登録ができ、すぐに店舗で使える会員証として機能することはもとより、店舗・ECのどちらのチャネルからでも商品を購入しやすくなる。

 ABCマートは、店舗での高品質な接客サービスと強い販売力をベースに、顧客にとってより便利なサービスを提供することで顧客満足度のさらなる向上を目指していくとした。また、フューチャーアーキテクトは、充実したロイヤリティプログラムを提供することで、ABCマートの顧客ロイヤリティのさらなる向上をサポートしていく。ABCマートのIT全般の戦略パートナーとして、ABCマートの成長戦略の実現に向けてビジネスとITの両輪で尽力するとしている。

ユーザー目線に立つことで、とるべき戦略が見えてくる

 オンラインとオフラインを行き来できるようにすべきなのは商品だけではない。ポイントサービスもユーザーにとって見れば「あの店で買う」という理由につながる。しかし、WEBと紙で分離されていたり、店舗によって分けられていたりすると、ユーザーの使い勝手やポイントを集める意欲は一気にそがれる。

 そこをアプリの力で統合することによって、ユーザーメリットとともに、企業のスケールメリットも活かされる。ユーザー目線に立って動いていくことで、おのずと生き残っていくための戦略は見えてくるのではないだろうか。


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