電通デジタルとワイヤードビーンズが業務提携し、新たなECソリューション提供の仕組みを構築

株式会社電通デジタル（本社：東京都港区、代表取締役CEO：山口 修治）は、株式会社ワイヤードビーンズ（本社：仙台市青葉区、代表取締役：三輪 寛）と、「Salesforce Commerce Cloud」の事業強化に向けた業務提携契約（以下：本提携）を締結した。

クラウド型コマースソリューションで実績豊富なワイヤードビーンズ社

電通デジタルは今回の提携に際して、株式会社電通イノベーションパートナーズ（本社：東京都港区、代表取締役：大久保 克彦）が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合（電通デジタル・ファンド）」を通じ、ワイヤードビーンズに出資することでも合意している。

ワイヤードビーンズは、セールスフォース・ドットコム（日本法人：東京都千代田区、代表取締役会長兼社長：小出 伸一）が提供するクラウド型コマースソリューション「Salesforce Commerce Cloud（以下、Commerce Cloud）」のソリューションパートナーとして日本とアジア太平洋地域（APAC）でトップクラスの開発実績を有する。

Eコマース構築と総合プロデュースを融合

Commerce Cloudは、Web、モバイル、ソーシャル、店舗など、さまざまなチャネルで買い物をする各利用者に最適化されたショッピング体験を、ブランドが提供することを可能にするエンタープライズ向けのクラウド型コマースソリューションだ。

今回の提携に基づき、両社は顧客企業に、Commerce Cloudの導入時における新たなECソリューションサービスの提供と、Commerce Cloudを活用したオウンド型である自社ECサイトの開発を提供する方針だ。

また同提携により、ワイヤードビーンズが持つグローバルブランドへのCommerce Cloudを活用した豊富なECサイト構築経験およびスピード感のある開発力と、当社の強みであるECソリューション、Eコマースブランディング、運用業務に関する総合プロデュース力を組み合わせることで、Commerce CloudをベースとしたEコマースの構築をスピーディーに実現していくとしている。

ECビジネスを生み出す強力なエンジン

電通グループの一角としてコンサルティングや開発運用までカバーしたデジタルマーケティングのリーディングカンパニーとして実力を有する電通デジタル。そしてクラウド型コマースソリューションの面で日本とアジア太平洋地域でトップクラスの開発実績を有するワイヤードビーンズ。その両社のアドバンテージが融合することで、新たなEコマースを生み出す強力なエンジンが生まれることになりそうだ。

なお、電通デジタルは、当該提携に先駆けて、2018年7月1日付で「デジタルコマース事業部」を立ち上げている。Commerce Cloudの活用をはじめとした自社ECサイトおよび大手ECモール出店、オムニチャネルなど、デジタルを通したコマース事業の戦略・構築・運用を支援するビジネスの強化・拡充に向け、顧客企業のコマース事業における収益の拡大を目指す計画だ。