バナーやLPの修正指示を圧倒的に時短! アカウント登録不要の「AUN」がEC運営のスピードを加速させる
ECサイトの運営において、商品ページの更新やキャンペーンバナーの差し替えは、売上拡大に欠かせない日常業務だ。しかし、制作会社やデザイナーへ修正指示を出す際、画面をキャプチャし、画像編集ソフトで赤字を入れ、メールやチャットで送る――。こうした煩雑な作業に時間を奪われていないだろうか。
こうした修正指示の手間を大幅に軽減するのが、株式会社フォノグラムが提供するビジュアルコミュニケーションツール「AUN(あうん)」だ。延べ300万人以上が利用し、Webの修正指示にかかる手間を従来の6分の1に短縮できるという。具体的な機能やEC業界での活用法について、同社の山崎博行氏に話を聞いた
「誰でもすぐ使える」シンプルさが強み
――まずは「AUN」がどのようなツールなのか、概要を教えてください。
「AUN」は、アカウント登録不要で今すぐ使える、無料のビジュアルコミュニケーションツールです。Webサイトのキャプチャや画像、PDF、動画を読み込み、指定した場所に「ふせん」を貼るような感覚で修正依頼や指示を書き込めます。保存後に発行されるURLを共有すれば、相手もアカウント登録なしで、ブラウザ上から内容の確認や編集、返信が可能です。
――非常に便利なツールですが、どのような経緯で開発されたのでしょうか。
当社はWeb制作会社ですが、以前からクライアントとのやり取りにおいて、文章主体のコミュニケーションによる認識のズレや手戻りに課題を抱えていました。例えば、指示書を作成するために画面をキャプチャし、ペイントツールで修正案を書き込み、それをExcelに貼り付けてメールで送るといった作業です。こうしたやり取りは、双方に大きな時間的負担とストレスをかけていました。
そこで、自社で提供していたプロジェクト管理ツールに、画面上にふせんを貼るように視覚的な指示を出せるメモ機能を追加したのが始まりです。
これによってクライアントとのやり取りが大幅にスムーズになったことから、この機能を単体のサービスとして切り出し、2015年に「AUN」として一般提供を開始しました。外部パートナーとの協業やリモートワークが広がる中、EC業界をはじめ幅広い業種でご利用いただいています。

――他の修正指示ツールと比較して、「AUN」ならではの特徴はありますか。
他社ツールが多機能化する中、「AUN」が最もこだわってきたのは“圧倒的なシンプルさ”です。あえて機能を絞り込み、「誰でも、迷わず、今すぐ使えること」を何よりも大切にしています。
どれほど機能が豊富でも、使いこなすために学習コストがかかってしまっては、気軽なコミュニケーションツールとして活用できません。そのため、ITツールに不慣れな方でも、マニュアルなしで直感的に使える設計を追求しました。
名称の由来でもある「あうんの呼吸」のように、画面を見ただけで瞬時に意思疎通できるUIに徹底してこだわりました。会員登録も不要で、URLを一つ共有するだけでビジュアルコミュニケーションを始められる点が大きな強みです。
修正指示から確認までブラウザで完結
――具体的な使い方を教えてください。
使い方は非常にシンプルです。まず、修正したいWebサイトのURLを入力するか、画像やPDFなどのファイルをアップロードして画面を取り込みます。次に、修正する箇所を指定し、付箋を貼る感覚で指示を書き込みます。最後に、保存時に発行された専用URLをメールやチャットで相手に送れば完了です。
受け取った相手も、登録することなくURLを開くだけで、すぐに指示内容を確認できます。指示へのコメントや返信、ステータスの変更などもブラウザ上で完結するため、ファイルを何度も送り合う必要がありません。
――ECサイト運営やクリエイティブの現場では、どのように活用されることが多いですか。
ECサイトの運営はスピード勝負です。季節ごとのキャンペーンバナーの差し替え、新商品のLP公開、商品情報の更新など、短期間で対応すべき業務が頻繁に発生するため、「AUN」を活用いただく機会が増えています。
また、外部の制作会社やフリーランスのデザイナーとのやり取りにも効果的です。相手にアカウント登録を求めることなく、URLを共有するだけでスピーディーに作業が始められます。さらに、大容量データ転送サービスを使わなくても、「AUN」内に差し替え用のデータを添付して一元管理できるため、関連する情報や作業が分散しにくい点も高い評価をいただいています。
――どのような導入効果が報告されていますか。
最も多く寄せられるのが、修正指示にかかる時間の短縮です。「指示書の作成時間が従来の6分の1程度になった」という声を多くいただいています。Webページだけでなく、電子カタログやPDF、SNS向けの動画など、多様なビジュアル素材に対して修正箇所を視覚的に示せるため、「この指示はどういう意味か」といった確認のやり取りも減らせます。
その結果、一つひとつのタスクが完了するまでのリードタイムが短縮され、プロジェクト全体のスピードアップにつながります。価格やスペックなど、誤りが許されない情報を扱うECの現場では、指示や進捗を一つのURLに集約できることも大きなメリットです。「言った/言わない」のトラブルや、修正内容の反映漏れも防ぎやすくなります。
「使いやすさ」を武器に新たな領域へ
――基本は無料ですが、有料プランもあるそうですね。
はい。無料版でも十分にご利用いただけますが、保存期間は最大7日間です。ビジネスでの継続的な利用には、有料プラン「AUNプレミアム」がおすすめです。
プランは、個人向けの「プロ(月額3300円/1人)」、複数人で利用できる「チーム(月額1万5400円/5人)」、組織向けの「ビジネス(月額3万3000円/11人)」の3種類です。
有料版の大きな特徴は、ファイルの保存期間を1年間から最長50年間まで延長できることです。さらに、一度に5~10ページを一括でキャプチャできる機能や、画像内の文字を読み取る「文字スキャン(OCR)」、パスワード保護などの機能も利用できます。
特にEC業務では、発売前の商品ページやキャンペーン、広告クリエイティブなど、社外にはまだ公開できない情報を扱う場面も少なくありません。AUNなら、パスワードを設定してファイルの閲覧を制限できるほか、チームプラン以上ではIPアドレス制限にも対応。指定したネットワーク以外からのアクセスを制限できるため、社内で管理したい制作物や機密性の高い情報を扱う際にも活用できます。
こうした「業務効率化」と「情報管理」の両面をカバーできる点も、AUNの有料版ならではの特徴です。

――リリースから10年以上が経過していますが、「AUN」が長く利用されている理由は何だと思いますか。
最大の理由は、誰でもマニュアルなしで使えるシンプルなUIと操作性だと思います。初めて使う方でも直感的に操作できるため、利用方法を説明する側の負担と、使う側の心理的なハードルの双方を下げることができます。
また、第三者機関による定期的な脆弱性診断を実施し、「ISMS認証(ISO/IEC 27001)」や「Pマーク」も取得しています。大企業や官公庁の厳しいセキュリティ要件にも対応できる体制を整えている点も、ツールの愛用者が多い理由の一つです。
こうした信頼性やユーザー満足度が評価され、「ITreview Grid Award」のデザイン修正指示ツール部門では、最高位の「Leader」を11期連続で受賞しています。
――今後の計画や将来の展望について教えてください。
今後はWeb制作の領域を超え、より幅広い業務での活用を提案していきたいと考えています。さらに、生成AIとの連携にも力を入れ、「AIフレンドリーなツール」としての価値を高めていきます。
すでに、「AUN」の共有URLの末尾に「.md」を追加するだけで、指示内容をAIが読み込みやすいマークダウン形式に変換する機能を提供しています。これを生成AIに読み込ませることで、大量の指示内容の優先順位を整理したり、指示に基づいてプログラムコードの修正案を作成したりすることが可能になります。
人間が最初に指示を出し、最後に成果物を確認する。その間の実務の一部をAIが担う――。そんな新しいワークフローの実現を目指しています。

――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
「AUN」では、有料プランの全機能を試せる15日間の無料トライアルをご用意しています。保存期間の延長や複数ページの一括キャプチャ、画像からの文字スキャン(OCR)など、有料版ならではの機能を実際の業務で検証していただけます。
トライアルのご利用にはクレジットカード情報の登録が必要ですが、15日以内に解約すれば、請求は発生しません。年間契約の縛りも一切なく、いつでも解約できます。
まずは日々のバナーやLPの修正業務などで、「AUN」がもたらす業務スピードやコミュニケーションの変化を、気軽に体験していただければと思います。


