win-winを目指して。東急電鉄のネットワークが生み出すEC。
東京急行電鉄株式会社(本社:東京都渋谷区/代表:野本弘文、以下「東急電鉄」)は、ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」において、2019年1月下旬から「地域特化型総合ECサービス」がコンセプトの新たなインターネット通販サービスの開始を発表した。
東急のネットワークを生かしたEC
本サービスは、東急電鉄の中期3か年経営計画におけるリテール事業、EC戦略の柱である。
遠方から商品を購入できることを強みとするグローバルECとは異なり、東急線沿線に根差すさまざまな事業を展開するからこそ得られる情報、配送ネットワークを生かした「地域特化型」のローカルECサービスだ。
従来、東急ベルが担っていた、東急ストアのネットスーパー「東急ストア/プレッセネットスーパー」に加え、新たに東急線沿線の魅力的な店舗紹介や商品販売など、沿線ならではのライフスタイルを提案する「SALUS ONLINE MARKET」、東急ストア、東急百貨店2社のギフトを一括購入できる「ギフト日和 by TOKYU BELL」をオープンさせ、3ショップで構成する。
「日本一住みたい沿線」を実現する5つのポイント
「日本一住みたい沿線」を目指す東急電鉄のビジョン。
それを実現する一環としての今回のECサービスのポイントは5つにまとめられる。
①東急線沿線ライフスタイル提案型通販サイト「SALUS ONLINE MARKET」
②リアル拠点を活用した“五感ショールーミングスタイル”の確立
③自社物流モデル「ベルキャスト」の強化
④シェアリングエコノミー型配送モデルによる短時間配送の実現
⑤統合CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)構築による最適なカスタマーサポートの実現
新サービスの1つ「SALUS ONLINE MARKET」は、月間23万部発行で過去に約2,500店の魅力的な店舗を紹介してきた沿線情報誌「SALUS」ブランドを掲げた通販サイトで、過去掲載商品の販売に加え、各ショップとタイアップをしたオリジナル商品開発を推進することにより、地産地消のライフスタイルを提案する。
沿線生活者と地方の隠れた特産品・生産者を繋ぐ「地域応援プロジェクト(仮称)」も立ち上げ、コラボレート企画なども推進。
顧客、沿線の店舗、東急の3者にとってwin-winな関係を構築し、さらに持続的な沿線の活性化を目指す。
ECはwin-winを実現する
顧客にとっては、幅広い商材をワンストップで購入できる気軽さ、グローバルECにはないオリジナル品に出会えるという特別感、短時間配送などの利点。
沿線の店舗には、配送を東急ベルが担うことでより多くの顧客と繋がり、新たなビジネスチャンスが拡大するなどの利点。
東急には顧客の利用シーンを増やし、その情報を統合することで、LTVを最大化するなどの利点がある。
それぞれにとってプラスになるサービスが、今回のECサービス。常に顧客とともにあり、かかわるすべての人をwin-winの関係に導く可能性を持っている。