イーベイが越境EC参入支援のため公認コンサルタント・プログラム『eBay University』をスタートさせる

ECのミカタ編集部

世界最大級のオンライン・マーケットプレイスeBay(イーベイ)への出店を通じ、日本企業の「越境EC」を支援するイーベイ・ジャパン株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤 丈彦、以下イーベイ・ジャパン)は、公認コンサルタント・プログラム「eBay University」を2018年10月23日(火)よりスタートさせることを公表した。

厳しい条件のコンサルタント認定

イーベイ・ジャパンが認定した公認コンサルタントは現在2名とのことだ。その認定条件は、eBayでの販売実績はもちろん、多くの輸出在庫を保有し、取引を行っていることが認められた、いずれも優良企業の法人セラーで、今夏、開催された「eBay University」におけるトレーニングプログラムを3日間にわたり受講すること、さらに、認定書授与にあたり、実際の法人向けアカウント登録の支援、出店サポートを想定したロールプレイ形式や筆記などの一連の認定試験をし、見事合格した人のみ公認コンサルタントとして認定される。

スピーディーに越境ECなどビジネス成長に寄与

スピーディーに越境ECなどビジネス成長に寄与

公認コンサルタント・プログラム「eBay University」では、新規出店や売上拡大に関わる知識を習得できるカリキュラムを受講後、筆記および面接形式による試験が行われ、合格すると公認コンサルタントとして認定される。公認コンサルタントに認定されたセラーは、新規出店企業への出店支援や売上拡大へのサポートができるようになる。

公認コンサルタントによる新規出店企業の支援を可能にすることで、イーベイを通じ、多くの国内企業がよりスピーディーに越境ECビジネスへ参画、また、ビジネス成長機会の獲得を可能にする。

今後も成長が見込まれる越境EC市場に対応

同社によれば、経済産業省「日本・米国・中国の3か国間における越境ECの市場規模」を引用し、平成29年の中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額1兆2,978億円(前年比25.2%増)、米国消費者による日本事業者からの越境EC購入額7,128億円(前年比15.8%増)となっていると指摘する。

消費者向け越境EC(BtoC-EC)ビジネスが増加していることが考えられ、国内の消費者向けECは、16.5兆円(前年比9.1%増)となっていることからも、越境ECの増加傾向が高いことがうかがえる。

イーベイ・ジャパンでは、こうして、国内企業において越境ECへの関心が高まる中、越境ECの理解促進のためのセミナー開催やポータルサイトでのECトレンドなどを提供するとともに、イーベイへの出店や売上拡大への支援を強化しているが、一方で「必要な手続きがわからない」「最適な売り場がわからない」などの問い合わせやサポートを望む声が後を絶たないという。

そこで、これから越境ECをスタートする新規企業に対し、法人向けアカウント登録から出店支援、売上拡大のサポートまでを公認コンサルタントが支援するプログラムを開始したのだ。

まさに高まるニーズを見すえた今回の施策によって、イーベイの持つプラットフォームとしての価値をさらに高めることになりそうだ。

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