墨田区商店街、約300店舗にPayPayが導入 インバウンド対策にも一役買うことに
ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の共同出資会社であるPayPay株式会社は、2018年12月4日より「すみだキャッシュレス実証実験プロジェクト」を開始すると発表した。
今回のプロジェクトでは、墨田区の後援を受け、「錦糸町商店街」「おしなり商店街」「向島橘銀座商店街(キラキラ橋商店街)」「イーストコア曳舟商店会」の4商店街を中心に、合計約300店舗にキャッシュレス決済サービスPayPayを導入し、消費者の利便性を向上などを目指す取り組みである。
PayPayは世界最大規模のスマホ決済「Alipay」と連携しているため、訪日中国人を中心にインバウンド消費に対応した決済サービスである。
地域を巻き込みキャッシュレス化を促進
墨田区にはスカイツリー、浅草寺など人気観光スポットが多く点在しており、キャッシュレス対応は急を要するものだった。
伝統的な文化を残す墨田区で、最先端の決済サービス「PayPay」とのプロジェクトが始まったことには大きな意味がある。その地域の商店街の多くの人がキャッシュレス対応が必要だという表れでもある。地域を巻き込みキャッシュレスの動きを行うPayPay。また一つ、新しい取り組みを行った。次の動向にも注目が集まるのは必須だろう。