そのデジタル広告、、、届いていないかもしれない

ECのミカタ編集部

ニールセン デジタル株式会社(本社:東京都港区/代表:宮本淳)は、デジタル広告キャンペーンで配信した総インプレッションのうち、何%が意図していた性別・年代にリーチしていたのかを表す「オンターゲット率」に関する分析結果を発表。

2017年7月~2018年9月の間に計測されたニールセン デジタル広告視聴率の1,000件以上のデジタル広告キャンペーンデータをもとに、算出した。

女性は平均的に40%程度

女性は平均的に40%程度

性別・年代別にオンターゲット率をみると、年齢の上限設定がない場合は高い値となっていたが、18-34歳の女性をターゲットとした場合では52%。

21-34歳の女性と25-54歳では、ターゲットとしている年齢範囲は倍近く違うものの、それぞれオンターゲット率は同程度の43%と42%となった。

手軽さが魅力?モバイルは強い

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配信種別のオンターゲット率をみると、アドネットワークなどを利用して複数メディアに配信する「プラットフォーム/ネットワーク」と比べて、媒体社が直接特定のメディア上に配信する「メディア/パブリッシャー」のほうが10ポイント高く、59%という結果に。

特にモバイルデバイス上のメディア/パブリッシャーのオンターゲット率が61%と高くなっていた。

エンタメ・通信・WEBサービスは多くの人が同じような情報を求めている?!

エンタメ・通信・WEBサービスは多くの人が同じような情報を求めている?!

広告主の業種別にオンターゲット率を比較すると、業種によって大きく異なり、エンターテイメントや通信、WEBサービスでは70%を超えている。

一方、消費財では食品、飲料は通信、WEBサービスよりも10ポイント低い64%、化粧品はさらに10ポイント低い54%という結果になった。

デジタル広告といえど万能ではない

デジタル広告はターゲティング配信が可能とはいえ、類推拡張による配信セグメントでのターゲティングとなるため、すべての広告を意図したターゲットに配信することはできない。

ターゲットとなる性年代や配信種別、業種によって「オンターゲット率」は大きく異なるのが実情だ。

デジタル広告の精度を上げることが求められると同時に、ポップアップストアなども利用した、広告の力に頼らないアナログなコミュニケーションも必要となってくるだろう。

 


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