2019春節のEC売上高は昨年比42.7%増、20~30代が消費の主力に

ECのミカタ編集部

中国市場を牽引するECサイト「京東商城(ジンドンしょうじょう)(JD.com)」を運営する中国・小売業No.1の大手EC&小売インフラカンパニー京東集団(ジンドンしゅうだん)(代表:劉強東 本社:中華人民共和国 北京市 NASDAQ:JD)は、今年の春節期間(2019年2月3~8日)における京東集団の各小売プラットフォームでの消費状況報告を公表した。

20~30代が消費の主力

春節(旧正月)は中国で最も盛り上がる大型連休であり、この期間中では消費活動が積極的に行われる。京東が春節期間で開催した「春節キャンペーン」の累計売上高は、昨年比で42.7%増加したそうだ。

年齢・世代別での消費傾向は、80~90年代生まれの20~30代の年齢層が消費の主力であり、売上高も昨年比で70%以上増加した。男女別での消費傾向について、男性消費者で特に人気があったのは「自動車用品(男性消費者全体の約83%)」「酒類(男性消費者全体の約76%)」「デジタル製品(男性消費者全体の約72%)」という結果となった。

また女性消費者では、「ベビー・マタニティ製品(女性消費者全体の約60%)」「コスメ・スキンケア(女性消費者全体の約58%)」「生鮮食品(女性消費者全体の約55%)」という結果だった。

「学習参考書」の売行は昨年比710%

春節期間の特徴として親戚に贈り物をする習慣から、贈答品の売れ行きもよく、「学習参考書」や「高齢者向けの健康関連商品」、縁起物として「貴金属製品」などが人気となったようだ。「学習参考書」の売行は昨年比710%、「貴金属製品」は126%まで伸びており、「高齢者向けの粉ミルクやカルシウム、ビタミン剤などのサプリメント」は売上高が128%まで伸びた。

また、家族団らんで過ごす習慣から春節期間中の食品・飲料の消費は非常に多く、最も売上高の伸びが良かった品目は、「冷凍食品」「家禽製品とたまご」「海鮮」となった。「冷凍食品」では団子や火鍋具材、水餃子が人気で、果物で最も人気となったのはオレンジやリンゴ、海鮮では魚類、エビ・貝類だった。

消費者の選択は多様化し品質を重視する傾向に

同社によれば、今回の結果を総合すると消費者の選択は多様化し、より品質を重視する傾向になっているとしている。また地域別の売上高ランキングでは、広東省、北京市、四川省、山東省、上海市、河北省、河南省、浙江省、遼寧省の10地域がランクインしている。

消費が集中していた地域は男女で異なり、男性消費者が比較的集中していた地域は、チベット自治区、浙江省、甘粛省、江西省、青海省だった。一方女性消費者の集中した地域は北京市、天津市、遼寧省、黒竜江省、吉林省だった。

春節という伝統的な行事であり、かつ中国国内でも屈指の買い物イベント。EC先進国である中国の同市場を牽引する京東集団における春節での消費動向は、そのまま同国のECの今を反映する映し鏡とも言えそうだ。

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