佐川GLがシェアリング・フルフィルメントサービスの提供開始 コストを抑えたビジネス展開が可能に

ECのミカタ編集部

佐川グローバルロジスティクス株式会社は、東京都江東区で順次稼働を予定している国内最大規模の物流センターにて、EC事業者向けのプラットフォームセンターを新設することを決定した。

複数のEC事業者がスペースを共同利用!

佐川グローバルロジスティクス株式会社は、東京都江東区に国内最大規模の物流センターを開設中。2020年2月を目処に竣工、順次稼働を予定している。

この物流センターを核として推進する「X(エックス)フロンティアプロジェクト」において、複数のEC事業者がスペースを共同利用できるサービス「シェアリング・フルフィルメントサービス」を展開する。

多額の費用を要する各種設備やシステムを共同利用することで、少しでもEC事業者の費用負担を削減しビジネス展開しやすくすることが目的だ。

当物流センターは、その立地の良さから首都圏と国内各地を結ぶハブセンターのような役割を持つ。

佐川急便株式会社の各拠点やSGHグローバル・ジャパン株式会社との連携を深め、当日配達やコンビニ配送などのよりスムーズな配達を可能とすることを目標としている。

将来的に越境ECへの対応も

将来的に越境ECへの対応も

当物流センターの具体的な機能は以下の通りだ。

1)シェアリング・フルフィルメントサービス
「荷物の保管」「梱包」「搬送」の各業務において、業界最先端のロボットやIT機器を導入し、作業効率を従来のロジスティクス業務と比べて約20%向上を実現する。作業効率の向上に伴い、現場での約20%の省人化が可能となるほか、作業時間の短縮にも貢献。

2)極限まで高い輸送品質の安定度を追求したシステム
上記の過程で仕分けした荷物は国内の佐川急便、海外のSGHグローバル・ジャパンのプラットフォームとの連携により、国内EC市場はもちろん、近い将来の拡大が予想される越境ECにも対応できる配送サービスを実現可能。

まだまだ改善の求められる配送業界において、今回の物流センターの登場が重要な役割を果たしていくことに期待したい。

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