【G20大阪サミット】日本郵便・佐川急便・ヤマト運輸の配送遅延アナウンスまとめ
日本郵便および佐川急便は、2019年6月27日からの国際会議であるG20大阪サミットの開催による関西地方での交通規制にともない、配送への影響についてそれぞれアナウンスを発表した。
先立ってヤマト運輸についても同様のアナウンスを出されたが、本記事では3社のアナウンス情報をまとめる。
日本郵便
日本郵便の配送への影響は次の通りだ。
G20大阪サミットの開催に伴い、6/27(木)~30(日)の期間(以下「当該期間)、大阪市内を中心に大規模な交通規制が実施されるため、次の郵便物・ゆうパックなど(以下「郵便物等」)の届けに1~2日程度の遅れが生じることが見込まれるとしている。なお郵便物には速達郵便物・レターパックを含む。
◆【配送への影響見込みのあるもの】
[1]
当該期間に近畿地方で差出または届けとなる郵便物等
[2]
当該期間に大阪府を通過する郵便物等
これにともない日本郵便では利用者に対し、あらかじめ余裕をもって郵便物等を差し出すよう協力を求めている。
また特に次の郵便物等は差出しについてでも控えるよう協力を求めている。
◆【差出を控えるよう要請】
[1]
当該期間に近畿地方で差出または届けとなる保冷ゆうパック
[2]
当該期間に届けとなる関西空港宛の空港ゆうパック
[3]
当該期間に近畿地方で差出または届けとなる配達日時を指定した郵便物等
佐川急便
佐川急便の配送への影響は次の通りだ。
◆【対象期間】
6月27日(木)から30日(日)
この期間中、対象地域に到着予定の荷物(預かり日時は地域によって異なる)。
◆【中止対象商品・サービスおよび該当地域】
対象期間中は下記対象地域宛に送られる荷物に対して以下商品・サービスの取り扱いが中止される。
[大阪市内]
飛脚ジャストタイム便
指定日配達サービス
時間帯指定サービス
[大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県]
飛脚クール便
◆【飛脚クール便の対象地域からの発送を中止】
飛脚クール便については対象地域から全国向けの取り扱いも対象期間中は中止される。
その他、7月1日(月)~3日(水)の期間においても荷物の集荷・配達に遅れが生じる可能性があり、その他の地域についても交通状況等により、集荷・配達に遅れが生じる可能性があるともしている。
ヤマト運輸
ヤマト運輸の配送とサービスへの影響は以下の通りだ。
◆【対象期間】
6月27日(木)から30日(日)
◆【対象地域】
大阪府(全域)、兵庫県(芦屋市、尼崎市、伊丹市、西宮市)
◆【全国から対象地域宛ての荷物】
(1)宅急便の「お届け日指定」ならびに「時間帯お届けサービス」の中止
対象地域宛てで、お届け予定日が6月27日(木)から7月2日(火)までの荷物は、届け日指定ならびに届け時間帯の指定の受付中止。
(2)荷受けを中止するサービス
全国から対象地域宛ての「クール宅急便」「宅急便タイムサービス」は、一時的に荷受けを中止する。対象となる期間は、発送する地域によって異なる。
[1]
東北地方(岩手県、山形県、宮城県、福島県)、関東地方、北信越地方、中部地方、関西地方、中国地方、四国地方、九州地方からの発送
6月26日(水)から6月29日(土)まで、荷受けを中止。
[2]
北海道、東北地方(青森県、秋田県)、沖縄県からの発送
6月25日(火)から6月28日(金)まで、荷受けを中止。
◆【対象地域からの発送の荷物】
(1)宅急便の「お届け日指定」ならびに「時間帯お届けサービス」の中止
対象地域から全国宛てで、6月27日(木)から6月30日(日)の間に発送される荷物は、届け日指定ならびにお届け時間帯の指定の受付を中止。
(2)荷受けを中止するサービス
対象地域から全国宛ての「クール宅急便」「宅急便タイムサービス」は、6月27日(木)から6月30日(日)まで、一時的に荷受けを停止。
その他の詳細はこちら
→https://ecnomikata.com/ecnews/22706/
EC事業者において注意と確認を
G20大阪サミットの開催にともなう交通規制の影響は、宅配業界全体に及んでいる。
日本・アメリカなど先進7ヶ国に加えて新興国11ヶ国を加えた首脳が一堂に会するG20大阪サミット。それだけにテロ攻撃の防止などの必要から、大阪市を中心に各所で交通規制が行われることになる。
基本的に物流全体に影響があることから、該当地域と該当期間について、EC事業者としても確認の上、一定の備えが必要となりそうだ。