独身の日の販促支援をデジタルで!中国大手ECに対応した「種草(zhongcao) W11」

ECのミカタ編集部

株式会社イーライフ(本社:東京都渋谷区/代表:藤原誠一郎、以下「イーライフ」)は、このたび中国最大のEC商戦「ダブル・イレブン(独身の日)、以下「W11」におけるデジタル販促施策「種草 W11(ゾンツァオ・ダブル・イレブン)」の提供を開始する。
また、2019年11月11日に開催されるW11商戦に向け、10社限定で本施策への参加ブランドを2019年9月25日(水)まで募集する。

中国の大手ECサイトに対応している「種草(zhongcao) W11」

「種草(zhongcao) W11」は、中国の最大手ECサイトである「Tmall(天猫)」と、中国2位のECサイト「JD.com(京東商城)」に対応している。

インバウンド需要はもちろん、上記の両サイトへ出店している日本企業や、中国のECで販売している日本商品のメーカーに向けて販促支援をおこなう。

サービス名である「種草(种草・zhongcao) 」は、「草を植える、種をまく」という意味に由来している。

「自分の好きな商品や体験を紹介・おすすめすることで、相手の心の中に購買意欲の種をまく」行動を意味するとして、マーケティング用語として広く知られる一方、中国でホットなネット用語のひとつとなっている。

中国相手に出店したものの、競えない?日本企業の課題

W11は今や春節と並ぶ中国次第の商戦となっている。

アリババ社が提供していることで有名な「Tmall」では、2018年には18万ブランドが商戦に参加、同日の流通総額は日本円にして3兆1,546億円に達した。

そのうち国際ブランドの割合は4割を超えたこともあり、ECにおける企業間の垣根はなくなりつつある。

EC商戦が盛り上がる一方で、TmallやJD.comに出店している日本企業の課題も浮き彫りになってきた。

早期申込みや審査があるため、W11への参加ハードルが依然として高いことや、競争相手が多い中国市場においては、W11期間のECモール内広告費が高騰、広告を出しても埋没してしまうなどの課題がある。

従来はKOLを活用したマーケティングが主流となっていたが、昨今の中国人消費者はKOLに対する信頼意識が薄れているという実態が、消費者に対するインタビューによって明らかにされている。

KOLに頼らない消費者コミュニケーションが求められつつあるのが、今後の中国市場の課題だ。

そうした課題解決の一助として、「種草(zhongcao) W11」は影響力の高い日本人消費者の口コミコンテンツを活用、TmallやJD.comをはじめとする中国ECで販売している全ブランドへの参加を可能とする。

「種草(zhongcao) W11」の概要

「種草(zhongcao) W11」の概要

「種草(zhongcao) W11」の主な特長は下記の4点だ。

1)中国のECで販売している全ブランドが参加可能
2)「W11で購買する」ターゲット層に対する、精確かつコスト効率の高いモール外広告を実施
3)影響力の高い日本人クチコミコンテンツを、拡散力の高いWeiboプラットフォーム上で展開
4)1ヶ月前から当日まで中国人消費者への情報接点を設置

イーライフの施策としては、中国最新のAI技術を用いたきめ細やかなセグメンテーションで、ターゲット層に確実にリーチする点、一般消費者の信頼性の高いクチコミを強みとしている点だ。

今年の春節や夏季休暇における施策では、コンテンツビュー1.5億、クチコミ投稿数6.9万コメント、キャンペーンweibo公式フォロワー30万人、という実績を持つ。

今後の日本企業の中国での活躍を後押しすることになるだろう。


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