第1回『日本サブスクリプションビジネス大賞2019』が決定!グランプリに輝いたサービスとは?

ECのミカタ編集部

一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会(東京都渋谷区、代表理事:佐川隼人)は、“サブスク”サービスの認知拡大・産業振興を目的に今年1月に発足し、賛同会員社は現在140社になった。

振興会では、“サブスク”ビジネスのさらなる活性化を目指してより優れたサービスに対する表彰制度を設け、12月9日(月)に記念すべき第一回の「日本サブスクリプションビジネス大賞2019」(東京都、ベルサール六本木)の表彰式を開催、グランブリを決定した。

表彰式の概要

[日時]
2019年12月9日(月)15:30〜16:30

[会場]
ベルサール六本木 ホールA /B (1F)  〒106-0032東京都港区六本木7-18-18

[内容]
振興会紹介、サブスク 大賞説明・発表、受賞サービス紹介、フォトセッション、トークセッション、質疑応答

[主催]
一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会

サブスクリプションビジネスとは、定額制商品販売・サービス提供を行うビジネスモデルのことだ。アメリカ・シリコンバレーを中心に世界中で『サブスクリプション』ビジネスモデルが浸透しており、日本でもモノ消費からコト消費へ、所有から利用へと、消費者意識が移行する中、衣食住関連のサブスクリプションやエンタメのサブスクリプションなど多岐にわたる業界でサブスクリプション・ビジネスモデルが採用され、収益の増加と安定化に寄与している。

日本サブスクリプションビジネス大賞2019 受賞一覧

◆グランプリ:「トイサブ!」

「トイサブ!」というサブスクリプションサービスを行う株式会社トラーナ(代表者:志田典道、所在地:東京都中野区)では、月額3,340円(税抜き)で子どもの成長と月齢に合わせたおもちゃや知育玩具を隔月で届けるレンタルサービスを提供。2015年から開始したサービスで、現在の利用家庭は2200世帯を超えている。

◆シルバー賞:「MEZON」

「MEZON」は美容室のサブスクリプションサービスを行う株式会社Jocy(代表取締役:鈴木みずほ、所在地:東京都港区)のサービスだ。月額16,000円から、シャンプー・ブロー・ヘアケアに特化したメニューで提携約400の美容室に通い放題というサービスを提供。2018年から開始したサービスで、現在利用者は25,000名を超えている。

◆ブロンズ賞:「Optune」

「Optune」は資生堂ジャパン株式会社(代表取締役社長:杉山繁和、所在地:東京都港区)のパーソナライズ・スキンケア・ブランドで、毎日その時々で変わる肌と肌環境に合わせたケアを自宅のIoTマシンを通じて、月額1万円(税抜)で提供するサブスクリプションサービスだ。2019年7月より本格展開を開始した。

◆さくらインターネット賞:「GooPass」

「GooPass」というサブスクリプションサービスを行うカメラブ株式会社(代表取締役:高坂 勲、所在地:東京都渋谷区)では、月額5,800円(税抜き)からおよそ750種類のカメラ機材が入れ替え交換利用し放題というサービスを提供。2018年から開始したサービスで、現在ユーザー数は10,000名を超えている。

◆GMOペイメントゲートウェイ賞:「ダイソンテクノロジープラス」

「ダイソンテクノロジープラスは、ダイソン株式会社(代表取締役:ロイック レトレ、所在地:東京都千代田区)の最新技術による機能の高い製品を自分の生活空間で使用できるサービスだ。掃除機、ヘアードライヤーや空調家電など「試す。実感する。続ける。」をキーワードに実施。サポートも含み月額1,100円(税込)より利用できる。

◆Paidy賞:「ネット宅配クリーニング『リネット』」

「ネット宅配クリーニング『リネット』」というサブスクリプションサービスを行う株式会社ホワイトプラス(代表取締役社長:井下孝之、所在地:東京都品川区)では、月額390円(税抜き)で早朝・深夜集配や毛玉取り・毛取りが利用し放題というサービスを提供。2009年から開始したサービスで、現在登録会員数は350,000名を超えている。

◆優秀賞:5社(50音順)

「安否確認サービス」(トヨクモ株式会社)
「URIHO」(株式会社ラクーンフィナンシャル)
「every pass」(株式会社JR東日本ウォータービジネス)
「OFFICE PASS」(株式会社日本経済新聞社)
「レターパックダイレクト」(株式会社JPメディアダイレクト)

「すごく良い、すぐにでも利用したい」

表彰式では、サブスク・アンバサダーのロザン宇治原史規氏から、グランプリ他各賞にトロフィーと賞金100万円他が授与された。宇治原氏は次のようにコメントしている。

「(今回の日本サブスクリプションビジネス大賞2019のグランプリについて)僕も小さな子どもがいますのでね。おもちゃってすごくお金がかかるじゃないですか、お金ばっかり増えていくんで、どこで(買うことを)やめたらいいかもわからへん。それで定額のサブスクがあったら、親からしたら本当にすごくいいなと思ったので、すぐにでも利用したいなと思っています」

ECの世界でも着実に浸透しつつあるサブスクリプション・サービス。サービスとしてはもちろん、サブスク・ビジネスを構築するためのプラットフォームの提供も充実しつつある。伝統的に新品を購入して使うことが根付いてきた日本市場だが、ここへきてサブスクの浸透により「モノの所有」の概念も大きく変化してきているようだ。そして今回、記念すべき一回目を迎えた同グランプリが、今後も日本でのサブスク・ビジネス発展を盛り上げることに一役買うことにもなりそうだ。


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