アジア4カ国の日本製品の購入方法を発表!越境ECのヒントに

ECのミカタ編集部

株式会社Fun Japan Communications(本社:東京都港区/代表:藤井大輔、以下「Fun Japan Communications」)が、台湾・香港・マレーシア・ベトナムのアジア4カ国で日本製品を購入するときによく利用される方法を発表した。

【台湾】日系企業のショップやECサイト、買い物代行業者などを幅広く利用し、最新の日本製品もこまめにチェック

【台湾】日系企業のショップやECサイト、買い物代行業者などを幅広く利用し、最新の日本製品もこまめにチェック

台湾は、2019年に訪日旅行者数が史上最多となる489万600人を達成した。
そのうち訪日旅行のリピーターが80%以上と「日本好き」が非常に多い国であり、当然のことながら日本の商品も人気だ。

日本商品を購入する方法としては、下記の4つが代表的だ。

1)新光三越や大葉高島屋などの現地の日系店舗​で購入する
2)ECサイトなどでのオンラインショッピング
3)SNS(FB, Instagram)​や買い物代行サービスを利用する
4)訪日旅行中や住んでいる友達・知人に購入してもらう

特に人気が高いのがECサイト「PChome​」を利用したオンラインショッピングだ。
PChomeは、100万件以上にものぼる豊富な取扱商品と、配送の早さが人気の台湾版「Amazon」のようなサイトで、代表的なサービス「PChome24h購物」では購入した商品を24時間以内に配送してくれる。

​自宅配送だけでなくコンビニでの受け取りにも対応しており、利便性の高さが台湾人の心を掴んでいるようだ。

【香港】いたるところにある日系のショップやドラッグストアに負けないメリットで越境EC

世界有数の買い物天国ともいわれる香港には日系企業も多く進出しているため、街中のリアル店舗でも日本の商品が簡単に手に入る。

日本の商品を購入する際によく利用されるのは、女性向けの人気ファッションブランドが集う日系の総合百貨店や日本の食材、衣料品を多く揃えたショップだ。
また、化粧品や薬などの需要も高く、大手ドラックストアチェーン店で日本製品を買い求める人もいる。

香港の国土面積は東京都のおよそ半分ほどの面積しかなく、狭いエリアの中にショップが充実しているため、オンラインショッピングはそこまで普及していない。

最近はインターネットショッピングの利用者も少しずつ増え、HKTVmallや楽天、Amazonなどが利用されている。
ただ、個人情報の流出や、​配送される商品の品質を心配し、ECサイト​の利用に消極的な層もいる。
店頭で購入するより安く購入できる、配送が早いなど、ECサイトならではのメリットをユーザーに感じさせることが、香港での越境ECの成功の秘訣と言えるだろう。

【マレーシア】日本の中古品が新品同様の人気

【マレーシア】日本の中古品が新品同様の人気

親日の国として知られ、日本企業の海外進出先としても人気のマレーシアには、グローバル企業以外にも日本の大手百貨店や量販店も進出している。

大手百貨店や量販店など実店舗での購入以外に、オンラインショップや買い物代行の利用なども盛んだ。
特に買い物代行業者は日用品や衣料品中心のページや男性向け、女性向け、書籍など、様々な種類がある。

中古品の需要も高く、日本のおもちゃや服を扱う業者もある。
日本の中古品は品質管理がしっかりしているため、マレーシアでは新品と同様、信頼されているようだ。

買い物代行業者が良く取引する商品としては、女性にはバッグや化粧品、サプリメント、男性にはG-SHOCKなどの日本製の時計や釣具が特に人気です。その他、携帯用扇風機や魔法瓶、タンブラーなどの家電や日用品も、コンパクトで軽くて高品質と好評で、よく購入されているという。

【ベトナム】医薬品から家電まで、日本製品を高品質なブランドとして認知

2019年のGDP成長率が7%と、急速な経済成長を遂げているベトナム。2019年7月時点でベトナムに進出している日系企業は1848社にものぼり、日本の有名な小売業も増えている。

総合百貨店や日系コンビニチェーン店になじみがある他、首都ハノイの日本人街キムマーエリアにも日本の食料品や雑貨を扱う個人商店が多くあり、よく利用されているようだ。

ベトナムでは、日本の商品に対して、耐久性が優れている、多機能、安心安全、おしゃれ、など、ポジティブなイメージが強く、“Made in Japan”が高級ブランドとして認知されている。

現地でとくに人気の商品としては、化粧品や医薬品、サプリメントをはじめとする健康食品や、調味料、食品やベビー用品(粉ミルクなど)、バイクや自動車、電子機器、家電などで、日本の商品はジャンルを問わず幅広く受け入れられていることがわかる。

Fun Japan Communicationsは、アジア地域No.1規模の"日本好き"コミュニティ『FUN! JAPAN』を運営。
100社以上のお客様に対して訪日や海外商品の売上拡大をサポートしている。

近年世界各国で注目されている“Made in Japan”の商品。訪日リピート率の高い台湾をはじめアジア各国では日本製であることに信頼性があり、いまだに日本の商品は不動の人気がある。

観光庁が発表した2019年の訪日旅行者の消費動向を見てみても、 一般客の1人当たり旅行支出の金額15万円のうち、費目別の内訳は買い物代が5万3円、とダントツだ。
宿泊費より買い物代が上回るほどで、旅行中は日本でしか買えない商品やおみやげなどのショッピングが人気であることがわかる。
FUN! JAPANでは、インバウンド支援、海外展開支援の両方に対応し、香港と台湾向けの越境ECサービスも展開開始した。

インバウンドを狙う場合でも海外売上を強化したい場合でも、各国での日本製品の評判や売れ筋、購入方法などを知り、各国にあった施策を展開することが大切だ。


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