Amazonアソシエイトのメリット・デメリット!審査は実際どうなの?

インターネットニュースやまとめサイトを見ていると、Amazonの広告が挿入されていることに気が付きませんか。それはAmazonアソシエイトというサービスであり、アフィリエイト広告のようにブログなどの閲覧者が商品を購入した場合に収入が得られるものです。ここではAmazonアソシエイトの仕組みや使いやすさ、導入する際に行われる審査など、Amazonアソシエイトの導入を検討している方の疑問を解決できるよう、詳しく紹介します。

「Amazonアソシエイト」とは?その仕組み

Amazonアソシエイトとは、自分の運営するブログなどにAmazonの商品を紹介する広告を埋め込むという形で導入することが出来るものです。もしブログを訪れた読者がそのAmazonの広告をクリックし、その商品を購入した場合にAmazonアソシエイトが貼付されたブログの管理者に報酬が支払われます。紹介利率、という割合と売り上げた商品の単価を計算して報酬が支払われる仕組みになっているため、より高価な商品を読者が購入してくれた場合にはより多くの報酬を手にすることが出来るのです。導入を行うための手続きは、インターネットでAmazonに申し込みを行うことだけです。審査を通過すれば自由にAmazonアソシエイトのリンクをブログに貼れるようになるので、非常に手軽な準備で始められることも人気です。

Amazonアソシエイトのメリット

アフィリエイト広告など、他にもブログなどにリンクを貼付することによって収入を得られるようになるサービスは様々存在しています。そんな中でもAmazonアソシエイトを導入することによってどのような利点があるのでしょうか。ここではAmazonアソシエイトならではの魅力やメリットを紹介します。

すでに会員になっている人が多く購入されやすい

Amazonと言えばオンラインショップとしては世界有数の規模を誇る企業であり、会員となっているユーザーも非常に多いことが知られています。そんなAmazonの広告であるAmazonアソシエイトを自身のブログなどに貼付するメリットとしては、Amazonが多くのユーザーに利用され使い慣れたサービスであることから、新規会員登録などの手間がなくログインするだけで利用できる点が挙げられます。また多くのユーザーが使っていることによる安心感があり、クリックすることにも抵抗を抱きにくいという特徴もあります。手間と心理面の双方で購入に至るまでのハードルが低く、比較的多くのユーザーがクリックすることが期待できる広告なのだと言えます。



もし会員登録をしていないユーザーであっても、多くのユーザーが利用しているAmazonというブランドに安心感を抱いて、そのAmazonアソシエイトをクリックしたことを機に会員登録するかもしれません。あまりメジャーではないECサイトだとクレジットカードの情報や住所などの個人情報を登録する時に抵抗を感じるユーザーも少なくありませんが、Amazonであればそのような心理的なハードルを感じずにいられるでしょう。他のアフィリエイト広告などのサービスに比べて、Amazonアソシエイトはユーザーにとって気軽にクリックすることの出来るメディアだと言えるでしょう。その分、購入もされやすいと考えられるのです。

商品の数が非常に豊富

Amazonは1億以上の商品ラインナップがあり、食品や日用品だけでなく、書籍、動画配信サービスなど非常に幅広いバリエーションを持っていることも魅力のひとつであり、そのブログやサイトの記事テーマとあう商品も必ず存在しているはずです。Amazonアソシエイトでは広告を貼付するサイトが紹介したい商品を選ぶことも出来るため、記事に関連した商品を紹介するよう設定すれば読者の目も留まりやすくなるのではないでしょうか。ある分野に特化したブログを作ったとすれば、その分野に関連した商品が豊富にあるAmazonは目を引きやすく、統一感あるページ作りという観点でも非常に使い勝手が良いはずです。

離脱してもcookieが残るため報酬が入る

Amazonアソシエイトの収入は、ブログやサイトの読者がクリックしてすぐ購入した、という場合以外にも反映されることがあります。というのもAmazonはcookieというサイトを訪れた記録が24時間残るため、一度サイトから離脱したユーザーによる購入もカウントされ、その分もブログやサイトの管理者の報酬となるのです。例えば、サイトで映画の紹介をしてAmazonのDVDの広告を貼ったとしましょう。ブログやサイトの読者がその記事のAmazonアソシエイトをクリックしたものの商品ページを離脱し、24時間以内にAmazonに戻ってDVDとそのついでに書籍を買った場合、DVDと書籍の両方の価格に応じた報酬が入ることになります。



読者の全てがAmazonアソシエイトで紹介されている商品を即決して購入する、とは限りません。中には購入を迷ったり、カートに商品を入れておく、という形で欲しいものを残しておく人もいます。そういった即決しなかったケースについても24時間以内であれば、自分のページに貼ったAmazonアソシエイトからその商品ページにアクセスした読者の分だけ報酬が入る、というのはブログやサイトの運営者としては非常に魅力的ではないでしょうか。しかし、Amazonアソシエイトをクリックした読者が他のアフィリエイターのリンクをクリックすると、後からクリックしたほうにcookieが上書きされることになります。出来れば、即決で購入してもらうというのが一番だと言えるでしょう。

リンク方法が豊富

Amazonアソシエイトのメリットは、様々な形式でブログやサイトにAmazonアソシエイトを埋め込むことが出来るという点が挙げられます。バナーやウィジェットの種類が豊富であり、ページのレイアウトを崩さないように広告を入れたい、というニーズにも応えることが出来ます。むしろ、いかにも広告というように存在感を出させるのではなく、ページ内にさりげなく組み込むのが上手なAmazonアソシエイト活用法だと言えるでしょう。どのようにAmazonアソシエイトを表示するか、吟味するのもページ作成の上で欠かせない点です。見栄えが良くなるよう、カスタマイズツールなどを使って編集するのもおすすめです。

Amazonアソシエイトのデメリット・注意点

ユーザーにとっても信頼できるブランドであり、ブログの運営者にとっても使いやすいAmazonアソシエイトですが、メリットばかりではありません。運用する上でどのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは、Amazonアソシエイトを導入した場合に注意すべき点について紹介します。

紹介料率が低い

一般に、他のアフィリエイト広告などのサービスに比べてAmazonアソシエイトの紹介料率は低く、件数を稼がなければ大きな収入に結びつかないと言われています。商品によって紹介料率は異なり、特に料率が低いのが本やCDだと言われています。本であれば1000円の本を読者がAmazonで購入しても、30円しか入ってこないのです。しかも最低振込額という制限があり、月ごとのAmazonアソシエイトの収入額が5,000円に満たない場合は全く振り込みがされません。1件あたり数十円の収入、ということも少なくは無いので、5,000円以上の売り上げを上げるための壁はとても高いと言えます。

審査が厳しい

実は、Amazonアソシエイトを始めたい人の全てがAmazonアソシエイトを利用できるわけではありません。Amazonアソシエイトに申し込みを行って、審査をパスすることが出来た場合に限って利用することが出来るようになります。Amazonアソシエイトは審査が厳しいと言われており、ネット上には「Amazonアソシエイトに合格する方法」という対策法を纏めた記事が多く存在しています。実際に審査に落ちた失敗談を投稿している人もいるため、それらを参考に自身のブログやサイトが審査をパスすることが出来るものなのかをセルフチェックしてみてはいかがでしょうか。Amazon公式ページも「プログラム参加申請をお断りするサイト例」を公開しているので、これに目を通し、当てはまっていないかを確認することも必要です。

広告を貼ったからといってすぐ収入が入るわけではない

Amazonアソシエイトを導入したとしても、当然ながら広告を貼っただけでは収入には繋がりません。広告をクリックした読者に商品が売れなければ、収益は発生しないのです。そのため、どれだけクリックされやすいアソシエイト広告の貼り方、デザインを実現できるか、というレイアウトの面を工夫することはもちろん、読者が興味を持って買ってくれる商品の選定や、広告に誘導できる内容の記事を作成することも収入を伸ばしていくためには必要なことなのです。



厳しい審査をパスして、広告を貼ることが出来たとしても収益が発生して手元にお金が振り込まれるようになるのは、しばらく先になってしまうかもしれません。しかし、レイアウトを工夫して見やすいページを作成し、魅力的な記事を書いて広告も記事に適したものを選ぶという一連の作業は、ネットビジネスをする上では欠かせないスキルであるため、身に着けておくべきでしょう。

Amazonアソシエイトの登録と審査

ここでは、Amazonアソシエイトに登録するまでの手順を紹介します。登録は登録ページにアクセスするところから始まり、手持ちのAmazonアカウントでサインインすることになります。報酬の受取人の設定を行い、Amazonアソシエイトを掲載したいサイト情報の登録をしてから電話番号の登録、認証を行ったところで一旦、審査の結果が出るまで待機することとなるのです。審査に通るには、上記で紹介した「プログラム参加申請をお断りするサイト例」に当てはまっていないことを確認しておくといいでしょう。記事数は10記事ほどあれば良いと言われていますが、場合によってはコンテンツ不足と判断されることもあります。また、他のASPの広告があると審査に落ちると言われているため、ページに載せていないか今一度確認しましょう。

まずは申請してみよう

Amazonアソシエイトは審査が厳しいと言われていますが、仮に落ちたとしても再審査を受けることは可能であり、何度でもチャレンジすることが出来ます。Amazonが公開している基準を満たせているページが出来て、読者にとっても魅力のあるコンテンツを掲載したページを作れたと感じるのであれば、審査にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。