GMOメイクショップがPayPayに対応へ 決済手段の拡充を通して高まるECショップ構築サービスとしての訴求力

ネットショップ構築ASP「MakeShop byGMO」は、ネットショップに導入できる新たな決済方法として「PayPay」を追加した。また、これに先駆けて事前申込受付を開始している。また、期間限定で決済手数料が永年2.99%になるキャンペーンも行う。

事前申込の受付を開始

GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長:向畑 憲良、以下「GMOメイクショップ」)が運営するネットショップ構築ASP「MakeShop byGMO(以下、MakeShop)」は、ネットショップに導入できる新たな決済方法として、PayPay株式会社(代表取締役社長執行役員CEO:中山一郎、以下「PayPay社」)が提供するキャッシュレス決済サービス「PayPay」を追加し、2020年11月より提供を開始する。また、これに先駆けて2020年8月4日(火)から、事前申込受付を開始している。

これにより「MakeShop」を利用中のショップ運営者は、購入者向けの新たな決済方法として「PayPay」をショップに導入することが可能となる。また8月31日(月)までの申し込みを対象に、「PayPay」の決済手数料が永年2.99%になるキャンペーンもあわせて開始している。

PayPay3,000万ユーザーに訴求できる

PayPay3,000万ユーザーに訴求できる

同社では「PayPay」の導入メリットについて、次のようにまとめている。「PayPay」導入されたショップでは、購入者は「PayPay」に登録しているクレジットカードや、登録している銀行口座の情報を用いて、より手軽に支払いが可能になる。

またネットショップ運営者においては「PayPay」を導入することで、約3,000万人のユーザーをもつ「PayPay」のユーザー(購入者)に便利な購入体験を提供できるうえ、新規の購入者の獲得を図ることができ、その結果として売上向上が期待できるとしている。

オンライン・オフライン双方の決済手段を拡充

同社では「PayPay」追加の背景として次のように述べている。

「GMOメイクショップは、ネットショップ構築ASP『MakeShop』をはじめとするEC支援サービスを提供しており、国内EC市場の活性化に取り組んでいます。昨今のEC市場では、時間や場所を問わず商品を購入できるという利便性からスマートフォン経由の取引が増えています。『MakeShop』においても、2016年以降スマートフォンユーザーに親和性が高いID決済サービスの導入やデバイスを問わず最適なページが閲覧できるレスポンシブWebデザインに対応したデザイン編集機能『クリエイターモード』を提供するなど、スマートフォンユーザー向けの機能を強化しています。こうした取り組みもあり、『MakeShop』を利用する全ネットショップにおいて、スマートフォンからの購入が増加しており、昨年2019年は前年比120%となりました。

また、近年では実店舗においてスマートフォンを使用したキャッシュレス決済が普及しつつあります。そこで『MakeShop』では、こうしたキャッシュレス決済サービスをネットショップでの購入場面でもお使いいただけるようにすることで、オンライン・オフラインを問わず利用できるという購入者の利便性を訴求でき、ひいては購入率の向上につながると考え、連携するキャッシュレス決済サービスの拡充を進めています。一方『PayPay』は、スマートフォン1つで簡単に支払いができるキャッシュレス決済サービスとして、現在登録ユーザー数は3,000万人を超えています。2019年6月からはオンラインでの決済にも対応しています。そこで、GMOメイクショップは、オンラインでもオフラインでも利用が可能な決済サービスを拡充するべく、ショップが導入できる決済方法として『PayPay』を追加し、2020年11月をめどに提供開始することといたしました」

高機能なECショップ構築・運営プラットフォームとして支持を集めているGMOメイクショップ。来るPayPayへの対応を通して、さらに多くのユーザーへの訴求が可能となり、選ばれるサービスとしての地位を底上げすることになりそうだ。

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