商売のデジタル化を支援するhey グループ企業の吸収合併で連携を強化

ECのミカタ編集部

商売のデジタル化を支援するヘイ株式会社(以下、hey)は、グループ企業であるストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社、コイニー株式会社、クービック株式会社の3社を統合し、EC/決済/予約などの各機能の連携を強化することを発表した。

コロナ禍で急速に普及したデジタル化

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの企業が打撃を受け、「オンライン」や「非接触」などが求められる一年となった。
ネットショップ開設・運営を行う「STORES」では、2020年4月以降、食品関連の新規開設が相次ぎ、前年同時期対比は約13倍に増加した。

また、オンライン予約システム「STORES予約」では、ビデオ会議サービス「Zoom」を利用したオンラインレッスンやオンライン接客などのサービス提供が急増し、これまでは対面でサービスを提供していた事業者のサービスの多角化や事業転換がうかがえる結果となった。

さらに、キャッシュレス決済の「STORES決済」では売上金の入金サイクルを月6回から最短翌々日入金へと短縮し、コロナ禍における事業者の資金繰り改善に寄与してきた。

これまでは各サービス運営会社にて開発や改善を行なっていた。今後はサービス運営会社をheyに一本化することで、さらにサービス間連携を強化するとともに、「STORESデジタルストアプラットフォーム」の展開を加速し、事業者を支援していく。

商材のデジタル化を支援

今回の合併にあたり、CEOの佐藤裕介氏は以下のようにコメントしている。
「先んじて『STORES』にサービスブランドを統合し、個人、中小事業者のみなさまのデジタル化を支援する「STORES デジタルストアプラットフォーム」を運営してまいりましたが、運営組織もそれにあわせて統合することとなりました。ネットショップ開設サービス、店舗向けキャッシュレス決済サービス、オンライン予約システムとして個別に運営されてきたサービス群を、本統合を通して技術的/組織的に連携していきます。「おみせのデジタル化ならまるっと」 STORES にお任せいただけるプラットフォームとしてコロナでお困りのみなさまに微力ながらもお力添えできればと思います。」

感染拡大が止まらないコロナ禍において、今後もネットショップやオンライン決済などが需要を伸ばしていくであろう。3社の統合によるさらなるサービス向上に注目である。

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