[BASE] 2020年12月期第4四半期および通期決算を公表 BASE事業の通期GMVは+121.8% 連結営業利益で黒字を達成

ECのミカタ編集部

BASE社は、最新となる2020年12月期第4四半期および通期決算について取りまとめ、その内容を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

決算概況

決算概況

2020年12月期 業績は次の通りだ。まず通期では、連結売上高は、BASE事業の成長により前期比+115.3%と大きく成長した。BASE事業のGMVは、COVID-19の感染拡大を機とした、ネットショップ開設への需要の増加及び消費者のEC移行により、同+121.8%とこちらも大きく成長し、売上総利益が大きく増加した。 BASE事業の持続的な成長を目的としたプロモーションへの先行投資を強化が功を奏したようだ。

また四半期の連結売上高は、BASE事業の成長により、前年同四半期比+104.8%と大きく成長。BASE事業のGMVは月間売店数の伸長により、同+115.4%と依然高い成長率を維持し、前四半期比でも増加した。

2020年12月期 通期業績ハイライト

連結では、BASE事業のGMVの増加により、売上高は前期比+115.3%の8,288百万円、売上総利益は同+123.8%の4,992百万円と大きく増加した。プロモーション費の増加により販管費は前期比+56.7%増加も、GMVの成長により営業利益は803百万円(前期-441百万円)と黒字を達成。売上高、売上総利益、営業利益のいずれも通期予想の上限を上回って着地した。

BASE事業は、COVID-19の感染拡大を機とした、ネットショップ開設への需要の増加及び消費者のEC移行により、GMVは前期比+121.8%と大きく成長。GMVの増加により、売上高は同+128.9%、売上総利益は同+126.0%となった。

PAY事業は、稼働加盟店数及び加盟店単価の増加により、GMVは前期比+50.8%と成長。GMVの増加により、売上高は同+45.9%、売上総利益は同+36.7%となった。

2020年12月期 第4四半期業績ハイライト

連結では、BASE事業のGMVの増加により、売上高は前年同四半期比+104.8%の2,291百万円、売上総利益は同+108.4%の1,342百万円と大きく増加した。プロモーション費の増加により、販管費は同+109.3%増加し、営業損益は-343百万円(前年同四半期は-161百万円)で赤字となった。

BASE事業では、GMVは月間売店数の成長により、前年同四半期比+115.4%と依然高い成長率を維持し、前四半期比でも増加した。GMVの増加により、売上高は同+113.0%、売上総利益は同+110.5%となった。

PAY事業では、GoToキャンペーンの大型案件等により、GMVは前年同四半期比+70.5%と大きく成長。GMVの増加により、売上高は同+63.2%、売上総利益は同+44.8%となった。

同期の各種施策

同期の各種施策

来期は、連結売上高+17.6%~+27.1%、売上総利益+12.5%~+22.6%を目指す

中期の経営方針及び2021年12月期業績予想としては、引き続きBASE事業に注力し、短期的な利益ではなく、中長期の利益成長を目指していくための先行投資を継続し、連結売上高は前期比+17.6%~+27.1%、売上総利益は同+12.5%~+22.6%成長を目指すとしている。

BASE事業のGMVは、2020年に新型コロナウイルスの影響で非連続的な成長を遂げたことを背景に、同+20.7%~+31.2%成長を見込んでおり、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響もあり、好調な今期からのさらなる成長を企図している。

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