ecbeingがAutifyを導入 Webアプリケーションのリリース速度を向上させるための課題に対応

ECのミカタ編集部

写真左から、株式会社ecbeing 執行役員 阿部 新一郎氏、WEBソリューション開発統括部 アーキテクト 高石 幸司氏、WEBソリューション開発統括部 部長代理 鈴木 盛士氏

オーティファイ株式会社は、株式会社ecbeingが、E2Eテスト自動化プラットフォーム、「Autify」を導入したことを公表した。

Webアプリケーションでの課題に対応

ソフトウェアテスト 自動化プラットフォーム「Autify」を提供するオーティファイ株式会社(代表取締役 : 近澤 良、以下「Autify」)は、2000年ごろからECサイトの構築を事業の主軸として、EC構築パッケージを提供する「EC専門」企業である、株式会社ecbeingにおいて、E2Eテスト自動化プラットフォーム、「Autify」が導入されたことを公表した。

ソフトウェアテスト 自動化プラットフォーム「Autify」」は、プログラムコードを書くことなく、Webアプリケーションの検証作業を自動化することができるソリューションだ。Webアプリケーションのリリースサイクルは、企業の強みに直結するが、このリリースサイクルの高速化を阻む品質管理との両立を解決するという。

従来のソフトウェアテストの自動化の障壁となっていた、人手不足・メンテナンスコストの高さ・技術的難易度に対し、ノーコード・AI・カスタマーサクセスの3つのアプローチで解決し、これらの業務でかかっていたコストを削減する。

品質の担保や人的コストの低減を支援

品質の担保や人的コストの低減を支援

同社によれば、導入の背景には次のような要素があったようだ。ecbeingは、複数の企業のECサイトの開発、運用、マーケティングを担う中で、案件ごとの品質レベルのばらつきや、その品質チェックにかかる人的コストに悩みを抱えていたという。

・ノーコードでの操作
・メンテナンスAI機能
・Azure DevOpsと連携したCI/CDの実現
・モバイルブラウザも含む、クロスブラウザテストの実行

Autifyを導入することで、これらの機能を活用することにより、その課題に対応するとしている。

骨太で持続的な組織づくりに寄与

株式会社ecbeing 執行役員 阿部 新一郎 氏からは次のようなコメントが出されている。

“Autifyはテスト自動化プラットフォームとして回帰テストの重要性に気づかせてくれることはもちろんのこと、業務の自動化の必要性と、そして組織に根付かせるための役割も担ってくれています。我々は、2020年のコロナ禍を受けて、改めて「骨太で持続的な組織」にしようと動いています。この先進的なサービスを活用することで、全体の品質レベルをあげるためのカルチャーづくりと、生産性の向上に繋げていきたいと考えています”

同社も述べているようにWebアプリケーションのリリース速度とその品質の担保は、企業の競争力を裏付ける重要な要素ともなる。一方で、そこで必要となる自動化とコストの削減は容易ではない。Autifyはまさにこうした課題に対応するものとなっており、ECプラットフォームとして著名なecbeingに導入されたことにより、その実力の一端が示されたとも言えそうだ。

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