はるやま商事が『Bodygram』を導入 安全かつ効率的な非接触採寸を実現

ECのミカタ編集部

Bodygram Japan 株式会社(本社:東京都渋谷区、CEO:Jin Koh)は、はるやま商事株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:中村 宏明)が展開するブランド「はるやま」、「PerfectSuitFActory」(以下、「P.S.FA」)、「フォーエル」の店舗において、AI 技術を用いたデジタル採寸ツール「Bodygram」が採用されたことを公表した。

パーソナライズされた顧客体験を創出

今回の導入により、各店舗に設置されたタブレット端末で「Bodygram APP」を使用し、新しく搭載された店舗スタッフモードを使用することで、非接触で安全且つ効率的な接客が可能となるという。

店舗スタッフモードで採寸した結果は「Bodygram マーチャントダッシュボード」へデータ連携できることから、マーケティングや商品開発にも活用できる。同社では、Z 世代やデジタルネイティブ層を中心に新しいショッピングエクスペリエンスも提供出来ることから、これまでにないパーソナライズされた顧客体験の創造につながるとしている。

はるやま商事は全国に450店舗以上を抱え、メンズ・レディース、フォーマルからカジュアルまで幅広い商品を提供し、ビジネスパーソンの健康を応援・サポートしている。

今回、ビジネスウェアを中心に全国で展開する「はるやま」と20~30代のビジネスパーソンをメインターゲットとする「P.S.FA」、大きいサイズの洋服を取り扱う「フォーエル」の全国10店舗において、スマートフォンをはじめとするスマートデバイスで撮影した写真2枚で全身24ヶ所の推定採寸が可能となる「Bodygram」が導入される。

今回の導入に際し、以前より展開していたBtoB採寸データ閲覧サービス「Bodygram マーチャントダッシュボード」が改良され、より店舗での接客に使い易い仕様へと生まれ変わった。

従来は顧客の端末で「Bodygram」アプリをダウンロードしてもらい、店頭設置のQRコードを読み取ることで採寸したデータを店舗スタッフが受け取っていた。今回の取り組みでは、店頭の端末でスタッフが撮影し、計測した顧客の採寸データをダッシュボードへ直接共有できるようになり、顧客に手間をとらせず、よりスマートな購買フローを生みやすい設計となっている。

店舗をカスタマーエクスペリエンスの場に

店舗をカスタマーエクスペリエンスの場に

実店舗での購買に「Bodygram」が付加価値を追加する と共に、採寸データの収集によりマーケティングや商品開発への活用も視野に身体へのフィット感や着用した際のシルエットが重要な紳士服アイテムを取り扱う「はるやま」「P.S.FA」の接客において、顧客のサイズ計測は非常に重要な工程の1つとなる。

しかし、コロナ禍では接触そのものを避ける必要があるため、従来の採寸方法は安全性の観点から課題となっていきた。今回、「Bodygram」の最先端AIを駆使した採寸技術を店舗に導入することで、接触機会を回避し感染リスクを最小限に抑えた、顧客と店舗スタッフ双方にとって安心・安全な接客が可能になるのだ。

さらに、最新のテクノロジーを活用したデジタル採寸はそのスマートさから“新しい顧客体験”を生むことができ、顧客とスタッフ間におけるコミュニケーションにも役立つなど、店舗での対面接客ならではのショッピングの楽しさを創出し、満足度向上にもつながる。

◆「Bodygram」導入店舗

【はるやま】対象店舗:5店舗
吉祥寺店
五反田店
江戸川葛西駅前店
大阪梅田本店
岡山大安寺店

【P.S.FA】対象店舗:3店舗
川崎ダイス店
渋谷公園通り店
ヨドバシ横浜店

【フォーエル】対象店舗:2店舗
岡山西長瀬店
つくば店

安心と体験を両立させる

ボディグラム・ジャパン株式会社COOのRei Aiba氏は、今回の公表に際して次のように述べている。

「本技術開発の原点とも言えるアパレル領域において、はるやま様のような老舗紳士服メーカーに『Bodygram』を導入いただけ たことを大変嬉しく思うと同時に『Bodygram』が提供できる付加価値が認められ大変光栄なことと感じています。ワクチン接種 が進みつつあるとは言え、依然として感染リスクと隣り合わせの生活が続く中、ショッピングの形や消費者の購買行動はこの1年半で大きく変わりました。

アパレルにおいても、コロナ禍における EC の急加速もあり、多くの消費者は革新的で便利なテクノロ ジーを積極的に取り入れるなど順応を始めており、店舗型ショッピングにおいても新たな『エクスペリエンス』の提供を各社が取 組んでいると思います。『Bodygram』がお買い物をよりスムーズで、安心安全に楽しめるものへと変える付加価値をご提供し、 スマートな購買フローを生める足がかりとなれば、大変嬉しく思います」

Bodygram Japanでは、採寸データをマーケティングや商品開発に活かすなど、接客シーンにとどまらないビヨンドコロナを見据えた取組みも視野に、テクノロジーの活用でZ世代やデジタルネイティブ層へのアプローチにも活用できるとしている。

Bodygramは、スマートデバイスで撮影した写真2枚で一瞬にして全身のサイズが分かるなど最先端のAI技術を日々進化させている。今後も様々な生活シーンで活用できる機会を創出していくことで、新しい“ワクワク”体験を企業、そしてユーザーへ提供するとしており、これからの展開にも注目と言えそうだ。

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