SaaS型業務自動化サービス「RoboRobo」が「複数ECモール一元管理サービス」の提供を開始、「Crossma」の統合で

ECのミカタ編集部

SaaS型業務自動化サービス「RoboRobo」を展開するオープンアソシエイツ株式会社(東京都港区、代表取締役執行役員社長:高橋知道)は、複数ECモールの煩雑な業務を自動化するSaaS型複数ECモール一元管理システム「Crossma」と連結し、EC市場領域へサービス提供を開始すると発表した。

成長を続けるEC市場を取り巻く社会課題

BtoCのEC市場流通額は、2021年の22兆2,000億円から2026年までに29兆4,000億円まで拡大することが予測されている。また、2020年度には、全世帯のうち50%にまでEC利用が普及した。

10年以上にわたり堅調な成長を続けるEC市場だが、一方で毎年約60万人のペースで減少を続ける生産年齢人口の不足による業務オペレーション負荷は深刻な社会課題となっている。

こうしたEC事業の障壁を取り除くことは、新規参入や既存EC事業者の発展を後押しし、EC市場全体の活性化、生産性向上につながる。

EC事業の効率化やサービス品質の向上へ

同社は、今回のサービス提供開始を足がかりに、業務自動化を実現する種々テクノロジー基盤を活用しながら連携可能なECモールの拡充、連携可能な物流倉庫の拡充などを通じてバックオフィス業務全体の効率化を加速していくという。

また、フロントオフィス業務(商品企画、商品撮影、文書作成、仕入れ、集客(広告企画/広告運用)など)で発生する面倒で煩雑な業務も対象に、知識や経験を問わず誰にでも使いやすい業務自動化サービスの拡充、付加価値向上を図っていく。

さらに、同社のセキュリティ基盤を通じて、サービス提供品質(可用性、信頼性、性能、拡張性)向上の強化にも取り組む構えだ。

3つの特許を取得したSaaS型システム

3つの特許を取得したSaaS型システム

SaaS型複数ECモール一元管理システム「Crossma」は、煩雑になりがちな複数ECモール運営管理を楽にしたいというEC事業者の要望に応えるために開発されたSaaS型システム。

「Crossma」の活用を通じて、24時間クラウド上で、面倒で複雑なノンコア業務を自動化し、これまで通りEC事業者はECモールでの販売管理に集中しながら販路拡大を可能にする。

「Crossma」の特徴は、一つのシステムで商品登録、受注管理、在庫管理、発送管理までを自動化したオールインワン設計、複数ECモールの運営管理コストを徹底的に省くことができる点で、3つの特許を取得している。

多くのEC事業者はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの複数のECモールに出店しており、複数モール出店は売上向上につながる反面、管理が煩雑になるという課題がある。

すべて手作業で3つのモールに出店すると単純計算で3倍の工数がかかるが、「Crossma」を導入することで3分の1程度にまで工数を削減できる。市場の競争が激化する今、多店舗展開をするEC事業者には、システム活用によって自動化できる部分は自動化し、より付加価値のある業務に人的コストを振り分けていくことが、ますます求められているのではないだろうか。

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