STAFF START、スタッフコーディネートのFacebook・インスタ広告配信が可能に

ECのミカタ編集部

「STAFF START(スタッフスタート)」を運営する“Staff Tech(スタッフテック)”カンパニー、株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小野里 寧晃)は、楽天グループのリンクシェア・ジャパン株式会社と連携し、「STAFF START」に投稿されたスタッフコーディネートをFacebook・Instagram広告に出稿することができるようになったと発表した。

これにより、これまで自社ECやSNSに限定されていた店舗スタッフのDX領域を、リンクシェア・ジャパンが持つソリューションと組み合わせ、広告領域にまで広げることができる。

デジタル広告を取り巻く環境変化

昨今、プライバシー規制に関する各種法整備や、各プラットフォームにおけるCookie規制等のポリシー変更により、リターゲティング広告に頼らない広告施策が求められている。

これにより、企業によっては、従来の広告費の6割以上を新たな施策に切り替える必要が生じるなど、デジタル広告を取り巻く環境は大きく変化している。

楽天会員の中から購買確率の高いユーザーへ広告配信

今回の連携により、リンクシェア・ジャパンの提供するディスプレイ広告およびSNS広告と、店舗スタッフによるコーディネート素材を活用し、1億以上の楽天会員の中から購買確率の高いユーザーへ広告配信を実施することで、広告効果の向上が期待できる。

活用するデータは、国内1億以上(2021年9月時点)の楽天会員とそれに基づく消費行動分析データであるため、推測ではない確かなデータを基にターゲティング配信が行える。

従来の配信型広告に比べCTR1.4倍・CVR1.9倍の実績

スタッフコーディネートのFacebook・Instagram広告への出稿をテスト導入しているナノ・ユニバースとストライプインターナショナルでは、従来の配信型広告と比較し、CTR1.4倍、CVR1.9倍。直帰率が減少するなど、非常に高い広告効果が見込めると評価されているという。

ナノ・ユニバースを運営する株式会社TSIは次のようなコメントを寄せている。

「既存顧客だけでなく、新規顧客へのアプローチも可能となり、加えてCTRも向上しており、店舗スタッフが日々投稿しているコーディネートの閲覧数が着実に増えています。

STAFF START経由では、コーディネート訴求によりセット売りが可能になり、客単価が上がるため、流入数の増加は売上面への寄与が非常に大きく、客単価も他広告と比較し平均120%増となります。今後はさらにターゲティングや訴求する内容の精度を高め、パフォーマンス向上に邁進していきたいと思います」

スタッフコーディネートの波及効果が拡大

これまで、STAFF STARTは自社ECサイトを自発的に訪問したユーザーに向けて、店舗スタッフのコーディネート投稿で商品をアピールできるサービスだった。

ところが今回、STAFF STARTに投稿されたスタッフコーディネートをFacebook・Instagram広告に出稿できるようになったことで、新規顧客をECサイトに呼び込む“攻め”のアプローチも可能となった。

STAFF STARTが広告領域にも役割を広げたことで、スタッフコーディネートの波及効果がさらに広がっていきそうだ。

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