株式会社Virtusize（代表取締役：上野オラウソン・アンドレアス、本社：東京都港区）は、2022年2月17日より新サービス「FittingRoom」の提供を正式に開始したと発表した。

「FittingRoom」は先行して、株式会社丸井（代表取締役：青野 真博、本社：東京都中野区）が運営する「マルイのネット通販　マルイウェブチャネル」に提供されているという。

「ピッタリなサイズ」から商品を絞り込み

「FittingRoom」は、新たなオンライン上のファッション探しをサポートするサービスを実現するため、「すべての人に自分らしいファッションと出会えるチャンスを提供する」という理念を軸に開発。ユーザーによって異なる「洋服選びの基準」に合わせて最適なレコメンデーションを提供し、より納得のいくファッションディスカバリー体験を提供する。

オンライン試着ソリューション「バーチャサイズ」は、FittingRoom内でも引き続きユーザーの満足のいくオンラインサイズ選びをサポートする。「バーチャサイズ」を活用したFittingRoom内の「マイサイズ」機能では、パーソナライズ化されたシルエットに合ったサイズを絞り込み条件にすることで、ユーザーはより体型にフィットする商品の提案を受けることができる。

さらに、「バーチャサイズ」の既存ユーザーであれば、ユーザーが過去にクローゼットに登録した商品に似たサイズ感のアイテムも表示される。

バラエティ豊かなこだわり条件

ユーザーが閲覧している商品に近いラインアップからバーチャサイズ登録情報・データに基づくおすすめ商品を表示するだけでなく、バラエティ豊かなこだわり条件から最大約2万通りの絞り込みパターンを用意している。

割引率別でのセール商品の絞り込み、好みのカラー、トレンドやアイテム使用シーンなど、多様なニーズに合わせてレコメンドを行うことで、ユーザーが求めるファッションとの出会いを提供する。

6割がオンラインで欲しいファッションアイテムを見つけるのに苦労

同社によれば、オンラインでファッションアイテムを購入するユーザーの10人中6人は本当に欲しい商品を見つけるのに苦労しているという。この課題を解決するために生まれたのがFittingRoomだ。

独自のオンラインフィッティングサービスで蓄積したデータを活用した、同社だからこそ開発できた高度な検索エンジン機能で、ユーザーの希望に合ったサイズ、スタイル、価格の商品が瞬時に見つかる商品ページを実現する。

リアル店舗とは違い、オンラインには物理的な販売スペースに限界がないため、ひとつのショップに無数の商品を置くことができる。それは「選択肢が増える」という意味では望ましいことだが、同時にユーザーが自分の欲しい商品を見つけるために何度もページ遷移を繰り返さならないといった「苦労」にもつながる。

体型や好みのシルエット、細かなこだわり条件などから瞬時に自分に合った商品を絞り込めるFittingRoomは、ユーザーのファッションオンラインショッピングのストレスを軽減することで、コンバージョン率の向上やクロスセル率の向上にも貢献しそうだ。